OPENING BELL ・ 2026.08.19
半導体総崩れで大幅安発進か、夜間先物1480円安
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は66,060円。前日比は-1,480円です。
- 02
本日の予想レンジは65,500~66,900円。重要な価格帯を確認。
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WTI先物は0.52%高の1バレル=85ドル台で、米大統領がイランとの交渉は進んでいないと述べたことから、中東への警戒が解けませんでした。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
01
市場の見通し
2026年8月19日の東京株式市場は、前日の大幅安に続けて売りが先行して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月限は、前日の清算値比1480円安の6万6060円で取引を終えました。18日の日経平均株価の終値6万7460円73銭に対して1400円ほど下の水準です。シカゴ市場の円建て先物も6万6215円と、大取の日中終値を1325円下回りました。米国市場でSOX指数が4.98%下げたことが直接の重荷です。本日の予想レンジは6万5500円~6万6900円と想定します。
今朝いちばん重いのは、株価より債券の方です。米30年物国債の利回りは18日、取引時間中に2007年以来の高さまで上がりました。フランスやドイツの国債利回りも2008年、2011年以来の水準にあり、長期金利の上昇は一つの国の事情ではありません。国内でも10年物国債の利回りは17日に2.930%まで上がったままで、金利が上がるほど、遠い将来の利益を先に織り込んだ銘柄は値段の根拠が薄くなります。為替はドル円が1ドル=159円70銭前後で、18日朝の159円36銭からは30銭あまりの円安です。輸出企業には追い風ですが、WTI先物が1バレル=85ドル台に高止まりする今は、輸入代金がふくらむ逆の作用も働きます。
02
長期金利の上昇と原油高が重なり、半導体株が総崩れになりました
18日の米国市場は、主要な株価指数がそろって下げました。ダウ工業株30種平均は前営業日比116ドル38セント安の5万3343ドル40セントと3日続落、S&P500種株価指数は53.30ポイント安の7691.76、ナスダック総合指数は355.20ポイント安の2万6289.71で2日続落です。10年物国債の利回りは0.018%ポイント低下して4.704%で終えましたが、取引時間中には4.75%と19カ月ぶりの高さまで上がる場面がありました。30年債は5.282%で、債券を売る圧力は日中続きました。WTI先物は0.52%高の1バレル=85ドル台で、米大統領がイランとの交渉は進んでいないと述べたことから、中東への警戒が解けませんでした。
下げを引っ張ったのは半導体です。SOX指数は4.98%安の1万1922.46で、構成する30銘柄すべてが下げました。中でも売られたのはメモリー関連で、SKハイニックスが9.20%安、サンディスクが9.01%安、マイクロン・テクノロジーが7.02%安です。17日にメモリー株を押し上げた材料は、翌日にはそっくり反対向きの値動きになりました。マーベル・テクノロジーの7.82%安など、装置や設計の側も同じです。一方でエヌビディアは2.34%安、アップルは1.45%高と、大型ハイテク株では痛みの大きさに差が出ました。東京市場では、17日に15%高となったキオクシアホールディングスをはじめ、メモリー価格を理由に買われた銘柄の戻りが剥がれやすくなります。
03
本日の投資戦略
8時50分に、6月の機械受注と7月の貿易統計が同時に発表されます。機械受注は設備投資の先行指標で、AI関連の投資が国内メーカーにどこまで届いたかを測れます。貿易統計は原油高が輸入額をどれだけ押し上げたかが焦点で、結果は為替を通じて指数に効きます。海外では15時に英国とユーロ圏の7月の消費者物価指数、20日午前3時に7月28〜29日のFOMCの議事要旨が出ます。議事要旨は東京市場が閉まったあとに出ますから、本日は結果を見ないまま持ち高を決めることになります。国内の決算発表は数えるほどで、指数を動かす材料は朝の2つでほぼ出尽くします。
信用取引の買い残高は、日経平均が5日続けて上がっていた週に、むしろ減っていました。東証が18日に発表した14日申し込み時点の買い残高は6兆2006億円で、1週間で673億円減り、5月22日以来3カ月ぶりの低さです。逆に売り残高は1146億円増えて8930億円、信用倍率は6.94倍まで下がりました。指数が6万9000円台まで戻る過程で、信用取引を使う投資家は買いを外して売りを積んでいたわけです。これは18日の1759円52銭安を受け止めるうえで悪い話ばかりではありません。買い残が3カ月ぶりの低さなら、値下がりで追加の担保を求められて投げ売りを迫られる建玉も、7月より少ないからです。下げの初日に売り物が続かず途中から切り返す日があるとすれば、この需給が理由になります。
昨日の夕方に私が挙げた6万8098円54銭という水準は、今朝の先物の値段から2000円あまり上にあります。その水準を回復できるかどうかで下げの性格を見分けるつもりでしたが、物差しは寄り付き前に使えなくなりました。基準を下へ置き直します。まず見るのは、夜間先物の6万6060円とシカゴ先物の6万6215円に挟まれた150円ほどの帯を、寄り付いた現物が上に抜けるか下に沈むかです。上へ抜ければ夜間の売りは行き過ぎで、13日の夜間につけた6万8520円までの戻りを数え直せます。下に沈んだままなら次は6万6000円の大台で、割り込むと8月上旬の安値圏まで支えが薄くなります。6万6215円というシカゴ先物の値段を上回るまでは、売り手の言い分が正しいという前提で本日の売買を組み立てます。
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8時50分に、6月の機械受注と7月の貿易統計が同時に発表されます。
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信用取引の買い残高は、日経平均が5日続けて上がっていた週に、むしろ減っていました。
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昨日の夕方に私が挙げた6万8098円54銭という水準は、今朝の先物の値段から2000円あまり上にあります。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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