OPENING BELL ・ 2026.08.20
米財務省の買い戻しで金利低下、シカゴ先物480円高
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は65,960円。前日比は+480円です。
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本日の予想レンジは65,300~66,600円。重要な価格帯を確認。
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2026年8月20日の東京株式市場は、反発して始まりそうです。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
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市場の見通し
2026年8月20日の東京株式市場は、反発して始まりそうです。19日の米国市場でダウ平均が4日ぶりに上昇し、シカゴ市場の日経平均先物の円建て清算値は6万5960円と、大阪取引所の日中終値6万5480円を480円上回りました。19日の日経平均株価の終値は6万5326円42銭ですから、そこから600円ほど上での寄り付きが見込まれます。買い戻しの理由は株式ではなく債券の側にあります。米財務省が長期国債の買い戻しオペについて1回あたりの上限を20億ドルから少なくとも40億ドルへ引き上げると発表し、米10年物国債の利回りは0.059%ポイント低下して4.647%となりました。本日の予想レンジは6万5300円~6万6600円と想定します。
ただし、金利が下がった分は為替に出ています。ドル円は20日午前8時時点で1ドル=158円19銭と、19日午後5時の159円16銭から97銭の円高です。輸出企業の採算にはそのまま逆風で、朝の買い戻しが自動車や機械にまで広がりにくい理由になります。一方でユーロ円は1ユーロ=184円69銭と、同じ時点からはわずかに円安で、円が全面的に買われているわけではありません。もう一つの重石は半導体で、米国市場では医薬品やバイオが買われた反面、半導体と同製造装置は下げており、指数の上昇と中身は一致していません。
02
財務省の買い戻し増額で長期金利が下がり、ダウ平均は4日ぶりに上昇しました
19日の米国市場は、主要な株価指数がそろって上げました。ダウ工業株30種平均は前営業日比119ドル65セント高の5万3463ドル05セントと4日ぶりに反発、S&P500種株価指数は16.22ポイント高の7707.98、ナスダック総合指数は41.38ポイント高の2万6331.09で、上げ幅はいずれも0.2%前後です。相場を支えたのは財務省の発表で、長期国債を対象とした流動性支援の買い戻しオペについて、1回あたりの規模を現在の上限20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増させるとしています。世界的な利回り上昇への対応策とみられ、10年物国債の利回りは4.647%まで下がりました。WTI先物は1バレル=84ドル21セントと小幅続伸です。
上がった銘柄と下がった銘柄の顔ぶれは分かれました。買われたのは医薬品とバイオで、悪性黒色腫のワクチン試験が目標を達成したモデルナが176.97%高、共同開発するメルクが12.60%高です。半導体は逆で、インテルが4.02%安、AMDが3.71%安、サンディスクが3.50%安と売られました。オープンAIの4〜6月期の決算が投資家の期待を下回ったと報じられ、売上高は1〜3月期から18%増えたものの赤字は拡大したと伝わったことが背景です。取引の終盤に公表された7月のFOMCの議事要旨では、多くの参加者がインフレの低下が進まなければ追加の引き締めが必要になるとの認識を示していました。ウォーシュ議長が会合の開催回数を年8回から年6回へ減らす案を提示していたことも明らかになっています。東京市場は、指数の反発と半導体株の弱さを同時に受け取ります。
03
本日の投資戦略
昨日下がった日本の長期金利がどこまで戻るかを試す場面が、本日は昼すぎに来ます。20年物国債の入札です。19日の10年物国債の利回りは2.879%と、17日につけた2.930%から下がりましたが、理由は国内の材料ではなく世界的な金利上昇の一服です。入札の需要が弱ければ超長期の利回りが上がり、銀行株には追い風、内需のディフェンシブ銘柄には逆風という、前日と反対向きの物色になります。海外では中国の8月の最優遇貸出金利、夜に米国の新規失業保険申請件数と8月のフィラデルフィア連銀景況指数、ウォルマートの決算が控えます。
夜間取引の日経平均先物は、シカゴ市場の円建て清算値でみると大取の日中終値比480円高の6万5960円で朝を迎えました。ただし道のりは平坦ではありません。大阪取引所の夜間取引で9月限は、午後7時に前日清算値を730円上回る6万6210円、午後10時には1250円上回る6万6730円まで買われていました。ところが日本時間20日午前3時にFOMCの議事要旨が公表されると勢いは続かず、午前4時半のシカゴ先物は6万5965円まで下がります。高値の6万6730円からは770円下で、そこまでに積み上げた上げ幅の6割強を戻したことになります。夜間に先物を買った側は、議事要旨の中身を読んだうえで持ち高を減らしたわけです。
反発が続くかどうかは、寄り付きから前場の終わりまでの2時間半でおおよその見当がつきます。上の目安は昨夜の先物がつけた高値6万6730円で、ここまで戻れば議事要旨を受けた売りは一日で消えたことになります。下は昨日の終値6万5326円42銭です。これを日中に割り込むようなら、昨日の2134円31銭安は一過性ではなかったということですから、半導体関連の買い直しは見送ります。6万6000円は昨日の朝に9日ぶりに割り込んだ大台で、今朝の先物はその40円下の6万5960円にあります。この40円を寄り付きで埋めたうえで、引けまで保てるかどうかに本日の判断を絞ります。
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昨日下がった日本の長期金利がどこまで戻るかを試す場面が、本日は昼すぎに来ます。
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夜間取引の日経平均先物は、シカゴ市場の円建て清算値でみると大取の日中終値比480円高の6万5960円で朝を迎えました。
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反発が続くかどうかは、寄り付きから前場の終わりまでの2時間半でおおよその見当がつきます。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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