OPENING BELL ・ 2026.08.26
原油安と金利低下で堅調発進か、夜間先物は30円高
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
- 01
夜間先物は65,970円。前日比は+30円です。
- 02
本日の予想レンジは65,500~66,500円。重要な価格帯を確認。
- 03
物価への警戒が薄れたことで10年物国債の利回りは0.050%低い4.647%へ下がり、株式の割高感が緩みました。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
01
市場の見通し
2026年8月26日の東京株式市場は、前日の終値をやや上回って始まりそうです。25日の米国市場ではダウ工業株30種平均が160ドル高と3日続伸し、ナスダック総合指数も171ポイント高と反発しました。夜間取引の日経平均先物(9月限)は大阪取引所の日中終値比30円高の6万5970円、シカゴ市場の円建て清算値は120円高の6万6060円で朝を迎えています。25日の日経平均株価の終値は6万5856円43銭ですから、寄り付きは6万5900円台から6万6000円台が見込まれます。本日の予想レンジは6万5500円〜6万6500円と想定します。
値動きを狭くしそうなのが、日本時間27日早朝に控えるエヌビディアの決算です。指数への影響が大きい半導体とAI関連は、結果を読むまで新しい買いが入りにくく、上値を追う場面は限られます。為替は、26日午前8時時点のドル円が1ドル=159円20銭前後で、前日25日午後5時時点の159円44銭前後に比べて24銭の円高です。ユーロ円は1ユーロ=185円89銭前後と、前日夕方とほぼ同じ水準にとどまりました。どちらも動いた幅は小さく、輸出関連の重荷になるほどではありません。
02
原油安と金利低下が重なり、25日の米国市場は3指数そろって上昇しました
25日の米国市場は、主要な3つの指数がそろって上げました。ダウ工業株30種平均は前営業日比160ドル24セント高の5万3577ドル40セントと3日続伸、S&P500種株価指数は22.68ポイント高の7675.54、ナスダック総合指数は171.10ポイント高の2万6151.29です。買いの土台になったのは原油の下落でした。米国務省が中東から退避させていた大使館職員を戻す準備を進めていると伝えられ、イランとの緊張が和らぐとの見方からWTI先物は3ドル01セント安の1バレル=82ドル00セントまで売られています。物価への警戒が薄れたことで10年物国債の利回りは0.050%低い4.647%へ下がり、株式の割高感が緩みました。
半導体も戻っています。SOX指数は1.4%高で終え、決算発表を翌日に控えるエヌビディアが8日ぶりに反発、AMDも投資判断の引き上げを受けて上値を伸ばしました。一方で8月の消費者信頼感指数と7月の新築住宅販売件数はいずれも市場予想を下回り、ディックス・スポーティング・グッズが通期見通しの引き下げで急落、ウォルマートも1.04%安と冴えません。米国の消費は弱いけれども、金利と原油は株式に味方している。この組み合わせがそのまま東京市場に持ち込まれます。半導体や輸出関連には追い風が吹く一方、小売や外食に連なる銘柄には慎重な目が向きやすくなります。
03
本日の投資戦略
きょうの東京市場を動かす材料は、その大半が大引けのあとに出てきます。国内では午前8時50分に7月の企業向けサービス価格指数が発表されますが、指数を大きく振らせる性質のものではありません。海外の日程は今夜21時30分に集中し、7月の米個人消費支出とPCEデフレーター、4〜6月期の実質GDP改定値、7月の耐久財受注が同時に出ます。同じ夜に米5年物国債の入札もあり、その結果しだいで長期金利の向きは変わります。25日に4.647%まで下がった利回りが再び上を向けば、きのう緩んだ割高感はそのまま戻ってきます。そのうえで日本時間27日早朝がエヌビディアの決算、同じ日にセールスフォースの決算も控えています。日中の東京市場は、これらを待つ時間帯そのものになります。
きょうの先物は、6万5500円と6万6500円というオプションの権利行使価格に挟まれた場所から動き始めます。その内側に25日移動平均線の6万5660円と75日移動平均線の6万6490円が収まっており、上下の目印がきれいに重なった形です。25日の米VIX指数は15.45と、24日の15.85から低下しました。一時16.30まで上げる場面はありましたが、そこで抑えられています。NT倍率は先物中心限月で16.12倍と、24日の16.05倍から上昇しました。朝方に15.88倍まで下げたあと戻しており、値がさ半導体を売っていた側が買い戻しに回った跡です。指数を押し上げるのも押し下げるのも値がさ半導体、という構図はまだ変わっていません。
寄り付きから前場にかけては、25日移動平均線の6万5660円が支えとして働くかどうかを見ます。ここを割らずに推移するなら押し目を拾う側でよく、逆に明確に下回るようなら、次に支えらしい支えが現れるのはボリンジャーバンドのマイナス1シグマ、6万3770円までありません。上は75日移動平均線の6万6490円で、ここに近づいた場面では利益確定を先に済ませます。決算をまたいで持つかどうかは、後場に夜間取引の高値6万6370円を試しに行くかどうかで決めます。試さないまま引けるようなら、今夜21時30分のPCEデフレーターは手元を軽くして迎えます。
- 1
きょうの東京市場を動かす材料は、その大半が大引けのあとに出てきます。
- 2
きょうの先物は、6万5500円と6万6500円というオプションの権利行使価格に挟まれた場所から動き始めます。
- 3
寄り付きから前場にかけては、25日移動平均線の6万5660円が支えとして働くかどうかを見ます。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
TBL AI INVESTMENT COMMUNITY
分析を、毎日の判断につなげる。
日経225、米国個別株オプション、先物デイトレとAI分析ツールを体系的に学べます。
上げ・下げ・停滞。
どんな相場でも利益を狙う。
- 日経225+米国個別株オプションまで完全網羅した日本一の講座
- ボラティリティ予測AIで複雑な戦略立案を大幅に効率化
- 先物デイトレ(週1・ジョン直接指導)とAI分析ツールも込み
主宰・ジョン シュウギョウ | TBL AI投資コミュニティ

