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ダウ517ドル高も半導体は安、夜間先物80円安で横ばい発進か|日経平均の見通し【8月24日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

OPENING BELL ・ 2026.08.24

ダウ517ドル高も半導体は安、夜間先物80円安で横ばい発進か

日経平均の見通し

8月24日 8:00更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    夜間先物は66,010円。前日比は-80円です。

  2. 02

    本日の予想レンジは65,400~66,600円。重要な価格帯を確認。

  3. 03

    2026年8月24日の東京株式市場は、前週末の終値を挟んだ水準で始まりそうです。

夜間先物66,010円-80円
米10年債4.730%+0.028
S&P5007,674.37+0.43%

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安66,600円上側の判断水準
中心価格66,000円値動きの分岐点
下値の目安65,400円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の見通し
  2. 02ダウ平均は517ドル高と反発、その中でSOX指数だけが0.51%安と取り残されました
  3. 03本日の投資戦略

01

市場の見通し

2026年8月24日の東京株式市場は、前週末の終値を挟んだ水準で始まりそうです。21日の米国市場ではダウ工業株30種平均が517ドル高と反発した一方、SOX指数は0.51%安と逆に売られました。夜間取引の日経平均先物は大阪取引所の清算値比80円安の6万6010円、シカゴ市場の円建て清算値は175円安の6万5915円で朝を迎えています。21日の日経平均株価の終値は6万6016円36銭ですから、寄り付きは前週末とほぼ同じ水準が見込まれます。向きの違う材料が同時に届いた形で、本日の予想レンジは6万5400円〜6万6600円と想定します。

本日いちばんの留意点は、原油です。米財務長官が24日に対イランの追加制裁を発表するとの予定が伝えられており、内容次第では21日に1バレル=87ドル83セントまで上げたWTI先物が、さらに上を試す展開もあり得ます。原油高は指数全体には輸送費と物価の両方から重しになります。為替は、21日のニューヨーク市場でドル円が158円62銭から159円13銭まで上昇して引け、21日朝の159円00銭と比べると13銭の円安です。ユーロ円は1ユーロ=185円台後半で、前週末朝からほぼ横ばいでした。円安は輸出企業の採算を支える側ですが、原油高と重なると輸入コストの押し上げが効いてきます。

02

ダウ平均は517ドル高と反発、その中でSOX指数だけが0.51%安と取り残されました

21日の米国市場は、主要3指数がそろって上げました。ダウ工業株30種平均は前日比517ドル80セント高の5万3277ドル01セント、S&P500種株価指数は33.21ポイント高の7674.37、ナスダック総合指数は113.29ポイント高の2万6180.45です。上昇率はダウが0.98%、S&P500とナスダック総合はいずれも0.43%で、18日から20日にかけての下げに対する買い戻しが入った格好です。買いを支えたのは景気の強さで、8月の総合購買担当者景気指数(PMI)の速報値は2022年以来の高い水準でした。一方で10年物国債の利回りは一時4.7399%まで上昇し、前日の4.702%から4.73%台へ切り上がっています。19日に米財務省が国債の買い戻し増額を発表して下がった分は、これで元へ戻りました。

もっとも、指数の中身は日本にとって都合のよい並びではありませんでした。SOX指数は59.65ポイント安の1万1740.37と、0.51%下げています。20日に61.79ポイント上げて反発した分を、ほぼそのまま吐き出した形です。26日のエヌビディアの決算を控え、AI関連には持ち高を軽くする動きが出ています。景気指標が強く、それが長期金利を押し上げるという組み合わせは、今の利益で評価される金融や資源には追い風でも、将来の利益で評価される半導体には向かい風です。ダウが上げてSOX指数が下げたのは、この線引きの結果でした。東京市場でも、値がさ半導体とそれ以外の銘柄とで受け止め方が割れやすくなります。

03

本日の投資戦略

米財務長官が対イランの制裁を24日に発表すると伝えられています。原油に直接効く材料が、東京市場の取引時間中に出てくる可能性があります。21日の東京市場では海運業が4.92%、鉱業が2.18%、石油石炭製品が2.09%上げており、原油が一段と上がればこの3業種は続きます。逆に電力・ガスや空運、化学は費用の側から押されます。今週は26日に米個人消費支出(PCE)価格指数とエヌビディアの決算、27日から29日にジャクソンホール会合が控えます。本日は材料の少ない日というより、週後半へ向けて持ち高を整える日です。

原油の上がり方が、この2週間で変わっています。WTI先物は8月7日に1バレル=77ドル台でしたが、17日に84ドル50セント、21日には87ドル83セントと、2週間で13%上がりました。同じ期間に米10年物国債の利回りも、14日の4.639%から4.73%台へ上がっています。原油が上がると物価の見通しが切り上がり、それが長期金利を押し上げて株式の評価を下げる。この順番でつながっているため、原油だけを見て資源株を買うと金利の側から足をすくわれます。18日と19日の日経平均は2日で3893円83銭下げましたが、その引き金は原油そのものではなく、日米同時の金利上昇でした。本日も、WTI先物が90ドルに近づいたときに10年物国債の利回りが4.75%を超えるかどうかが分かれ目になります。

本日は、前週末の終値6万6016円36銭を挟んだ攻防から入ります。ここを上回って推移できるなら、20日の高値6万6325円前後までは戻りを試す余地があります。ただしここは20日と21日の2日続けて上値を抑えられた水準です。下は予想レンジの下限にあたる6万5400円で、21日夕方に私が挙げた6万5724円をさらに300円あまり下回る位置です。半導体関連は、26日の決算を通過するまで新しい買いを入れる場面ではないと考えています。WTI先物が90ドルに乗るか、85ドル台へ押し戻されるか。この一点で、21日に4.92%上げた海運株を持ち越すかどうかを決めます。

  1. 1

    米財務長官が対イランの制裁を24日に発表すると伝えられています。

  2. 2

    原油の上がり方が、この2週間で変わっています。

  3. 3

    本日は、前週末の終値6万6016円36銭を挟んだ攻防から入ります。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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