CLOSING BELL ・ 2026.08.21
日経200円安もTOPIX続伸、海運4.92%高で資源に資金
日経平均の概況
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日経平均株価は200円43銭安の6万6016円36銭と反落しました。下げ幅の大半はファーストリテイリングとソフトバンクグループの2銘柄です。
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TOPIXは7.56ポイント高で続伸。プライムの56.7%が上昇し、海運業4.92%高など資源関連が買われました。
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10年物国債の利回りは2.852%へ再上昇。来週のPCEとエヌビディア決算まで、条件を決めて動きます。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
21日の日経平均株価は前日比200円43銭安の6万6016円36銭と反落しました。TOPIXは7.56ポイント高の4067.29と続伸、東証グロース市場250指数は8.51ポイント安の768.47と反落しています。東証プライムの売買高は22億859万株、売買代金は7兆9134億円でした。値上がり銘柄は全体の56.7%、値下がりは39.9%で、上げた銘柄のほうが多い一日です。日中は6万5652円25銭まで下げたあと、6万6325円32銭まで戻す場面がありました。10年物国債の利回りは前日比0.022%ポイント高い2.852%で引け、日中には2.885%を付けています。
寄り付きは6万5732円79銭と、前日終値から484円ほど安い水準でした。20日の米国株安を引き継ぐ売りが先行しましたが、下値では買いが入りました。8時30分に公表された7月の全国消費者物価指数は、生鮮食品を除くコア指数が前年同月比1.8%の上昇と、6月の1.6%から伸びが拡大しています。今回から2025年基準へ改定されましたが、日銀が目標とする2%は7カ月連続で下回りました。円は売られ、ドル円は17時時点で1ドル=158円82銭と、20日の158円63銭から19銭の円安です。業種別では海運業が4.92%高、鉱業が2.18%高、石油・石炭製品が2.09%高と資源関連が上位を占め、その他製品、医薬品、精密機器が下げました。指数寄与ではアドバンテストが130円33銭分、キオクシアホールディングスが32円15銭分を押し上げた一方、ファーストリテイリングとソフトバンクグループの2銘柄で約329円分を押し下げています。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
20日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が1.32%安の5万2759ドル21セント、S&P500種株価指数が0.87%安の7641.16、ナスダック総合指数が1.01%安の2万6067.16とそろって下げました。米国の10年債利回りが4.702%へ再び上昇したことと、ウォルマートの決算で消費の弱さが意識されたことが重なった一方、SOX指数だけは0.53%高の1万1800.02と3日ぶりに反発しています。
今晩の米国は指標が少なく、日本時間22時45分の8月購買担当者景気指数(PMI)速報値が唯一の材料です。製造業は53.9、サービス業は54.0が事前予想です。相場の重心は来週にあります。26日21時30分に7月の個人消費支出(PCE)と4〜6月期GDP改定値、27日朝5時20分ごろにエヌビディアの決算、27日から29日までジャクソンホール会議が続きます。エヌビディアの会社見通しは売上高910億ドル、市場予想は872億ドル。ジャクソンホールではウォーシュFRB議長が就任後初めて講演します。米長期金利とハイテク株の向きは、この3日間で決まります。足元では米国の10年債利回りが時間外で4.69%台へ低下し、WTI先物は1バレル=86ドル前半です。
03
今後の投資戦略
海運業の株価指数が本日、4.92%上げました。鉱業が2.18%高、石油・石炭製品が2.09%高で、上位3業種はすべて原油と資源につながっています。WTI先物が1バレル=86ドル前半まで上げてきたことが、そのまま業種の並びに出た形です。見落としたくないのは、この動きが指数の数字に現れないことです。日経平均は200円43銭安ですが、225銘柄の内訳は値上がり135、値下がり86、変わらず4で、上げた銘柄のほうが5割以上多くなっています。TOPIXが続伸し、NT倍率が20日の16.31倍から16.23倍へ下がったのも同じことを示しています。指数を押し下げたのはファーストリテイリングとソフトバンクグループの2銘柄であって、市場全体が売られたわけではありません。本日いちばん資金が動いたのは、原油に連なる業種でした。
資源と海運に乗るなら、確かめる数字は株価ではなく原油です。WTI先物は8月7日には77ドル台でしたから、そこから9ドルほど上げてきた計算になります。上げの理由は米国とイランの対立が長引くという見立てであって、需要が増えたからではありません。交渉の姿勢が変われば、海運と資源の買いは根拠を失います。もう一つの重石は国内金利です。10年物国債の利回りは本日2.852%へ戻し、日中には2.885%を付けました。18日に付けた2.945%へ近づけば、資源関連も金利の話から逃げられません。日経平均の位置は、20日時点の25日移動平均である6万5724円のすぐ上、75日移動平均の6万6154円のすぐ下で、この600円ほどの幅に挟まれたまま週をまたぎます。週明けは、この6万5724円を下回って始まるようなら海運も資源も見送り、上で始まるなら6万6154円までを追いかける範囲とします。
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海運業の株価指数が本日、4.92%上げました。
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資源と海運に乗るなら、確かめる数字は株価ではなく原油です。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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