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【2026/10/05~10/09】週間にっけい

きみは今日、どのフロアから読む?

どこから入っても、各フロアの最初に「1分おさらい」があるよ

週刊にっけいWEEKLY NIKKEI ── みんなでよめる統合版

2026年10月5日(月)〜10月9日(金)
① 今週のひとこと
☀→🌧月火は7万円へ、
水木で下げ
今週の日経の天気

月曜はアメリカの雇用こようの数字をきっかけに1,637円高、火曜は3か月ぶりに7万円台で終わりました。でも水曜・木曜は半導体の株が売られて7万円を割り、金曜はほぼ横ばい。週間ではおよそ721円(1.06%)の値上がり

日経平均にっけいへいきんは、日本を代表する225の会社の株の「クラスの平均点」のようなもの。今週は、アメリカで働く人の数がふえ方が少なかったという発表をきっかけに、月曜に1,637円高。火曜も上がって、7月1日以来、3か月ぶりに7万円台で一日を終えました。ところが水曜は、それまで大きく上がっていた半導体の株を「いったん売っておこう」という人がふえて648円安。木曜は台湾の大きな半導体の会社の売り上げが前の月より少し減ったことなどで994円安となり、7万円を割りこみました。金曜はほとんど動かず11円安。1週間の合計でおよそ721円(1.06%)値上がりしました。もうひとつの物差ものさし「TOPIX」も週間で値上がりしています。

先週の終わり(10/2)
68,309円
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今週の終わり(10/9)
69,031円
△ 721円あがった(約1.06%)
② 今週のグラフ

👇グラフの日づけの まるを タップしてみてね!その日に なにが あったのか、お話が でてくるよ

71,00070,00069,000 先週末 月 ☀ 火 ☀ 水 ☁ 木 🌧 金 🌤
まだ なにも えらんでいないよ
上のグラフの まる(先週末・月・火…)を タップすると、ここに その日のお話が でてくるよ。

💡 前の日より上がった日はあか、下がった日はあおのまるだよ。

③ なにがあったの?

月アメリカの雇用の数字をきっかけに1,637円高!一時7万円に

前の週の金曜日に、アメリカで仕事についている人がどれだけふえたかを表す「雇用統計こようとうけい」が発表されました。ふえた人数は2万9000人で、予想の8万4000人よりずっと少なめ。アメリカの金利きんり(お金を借りるときのお礼の割合)が続けて上がるかもしれない、という心配がへりました。アメリカの株が上がり、日本でも半導体の株に買いが集まって、日経平均は一時7万円をこえました。ただし上がった分のうち1,084円分は、アドバンテストなど4つの会社だけで生まれたものでした。
アメリカの雇用の
ふえ方が予想より少ない
➜
金利が上がる心配がへり、
半導体の株に買い
➜
日経平均
▲1,637円、一時7万円台

火3か月ぶりに7万円台で終わった!多くの業種が上昇

前の日のアメリカで、ハイテクの会社が多い「ナスダック」という指数が過去いちばんの高さになりました。その流れで日本でも買いが広がり、日経平均は737円高の7万0684円。7万円台で一日を終えたのは7月1日以来、3か月ぶりです。この日は33業種のうち30業種が上がり、東証プライムの74%の銘柄が値上がりする「みんなで上がる日」でした。
アメリカの
ナスダックが過去最高
➜
日本でも買いが広がり
30業種が上昇
➜
日経平均
▲737円、3か月ぶり7万円台

水木半導体の株が売られて2日つづけて値下がり、7万円を割った

水曜は、朝のうちTOPIXが一時、過去いちばんの高さをこえました。でも半導体の株は前の5日間で大きく上がっていたので、「もうけが出たから売っておこう」という人がふえて648円安。木曜は、台湾の大きな半導体の会社TSMCの9月の売り上げが、前の年よりは大きくふえたものの、前の月よりは少しへったことがわかり、半導体の株がまた売られました。アメリカの金利が高くなったことも重荷になり、994円安の6万9042円。7万円を割りこみました。
半導体の株は
上がりすぎていた
➜
TSMCの売り上げが
前の月より少しへる
➜
日経平均
▼648円と▼994円、7万円割れ

金11円だけ値下がり。でも7割をこえる株が上がった

朝は、前の日にアメリカの半導体の株が大きく下がった流れで、日経平均は一時900円近く下がりました。でも午後になると、アドバンテストや東京エレクトロンに買いが入って、ほとんど取りもどしました。終わってみれば11円安。ところが東証プライムでは1194の銘柄が上がり、7割をこえる株が値上がりしていました。日経平均を大きく下げたのは、前の日に決算けっさんを発表したファーストリテイリング(ユニクロの会社)で、1社だけで約244円分のおし下げでした。
朝は半導体安で
900円近い下げ
➜
午後は半導体が買い戻され、
多くの株が上昇
➜
日経平均
▼11円、TOPIXは0.33%上昇
④ 今週のことば
大台おおだい

7万円や6万円のように、きりのよい大きな数字の目じるしのことです。「7万円の大台にのった」「7万円の大台を割った」のように使います。きりのよい数字は多くの人が気にするので、その上か下かで、気分が大きく変わることがあります。

🔎 今週の日経平均は、月曜に取引のとちゅうで7万円の大台をこえ、火曜には7万0684円で一日を終えました。終わりの値段で7万円台になったのは7月1日以来、3か月ぶり。でも木曜には6万9042円となり、また大台を割りこみました。
⑤ クイズにちょうせん!

今週のできごとQ. 金曜日、日経平均は11円下がったのに、東証プライムでは7割をこえる株が上がりました。その理由は?

こたえ:1株の値段が高いファーストリテイリングなどが大きく下がったから! 日経平均は、1株の値段が高い会社の動きが大きくひびくしくみなんだ。この日はファーストリテイリングが1社だけで約244円分、ソフトバンクグループが約192円分も日経平均をおし下げたから、ほかの多くの株が上がっても、日経平均は少しの値下がりになったんだよ。

○×クイズ:正しいと思ったら○、ちがうと思ったら×!

今週のできごと1. 火曜日、日経平均は3か月ぶりに7万円台で一日を終えた。 こたえは○。火曜日の終わりの値段は7万0684円。7万円台で一日を終えたのは7月1日以来、3か月ぶりだったよ。
市場動向2. 台湾の半導体の会社TSMCの9月の売り上げは、前の年の同じ月よりへった。 こたえは×。前の年の同じ月とくらべると54.6%もふえていたよ。へったのは前の月(8月)とくらべたときで、0.6%の減少。それでも「勢いが弱まったかも」と受け止められて、株が売られたんだ。
DEEP DIVE

金曜日、日経平均は11円下がったのに、TOPIXは0.33%上がった。同じ日なのに、どうして向きがちがったの?

▶ 雇用統計とTSMC、半導体を上下させた2つの数字▶ 金曜に日経平均とTOPIXが逆向きになったわけ

ここから先は漢字がふえるよ(むずかしい漢字にはふりがな付き)

STEP 2 ── ふかよみ

7万円の大台に乗って、また割った1週間
半導体を動かした「2つの数字」

ここから漢字が増えます(難読語なんどくご・専門用語にはふりがな)。同じ1週間を、一段深いところから見直します。

1分おさらい ── ここまでの話 今週(10/5〜10/9)の日経平均は、月曜が米雇用統計をきっかけに1,637円高、火曜は737円高で3か月ぶりに終値7万円台。水曜は半導体株の利益確定売りで648円安、木曜はTSMCの月次売上高などで994円安となり7万円割れ。金曜は11円安。週間でおよそ721円(1.06%)の値上がりでした。TOPIXも週間で13.81ポイント(0.34%)上昇しています。
DEEP-1 半導体株を上げた数字、下げた数字

今週の日経平均は、半導体関連の株の動きでほぼ説明できる1週間でした。上げのきっかけは、前週末に出た米国の9月の雇用統計こようとうけいです。非農業部門の雇用者数は2万9000人増と、予想の8万4000人増を大きく下回りました。景気の過熱がおさまれば、米国の利上げは続かないかもしれない――そう受け止められ、半導体株に資金が集まりました。月曜の上げ1,637円のうち、アドバンテスト(約360円分)、東京エレクトロン(約336円分)など4銘柄だけで1,084円分です。

下げのきっかけになったのは、台湾積体電路製造せきたいでんろせいぞう(TSMC)が8日に発表した9月の売上高でした。前年同月比では54.6%増と大きく伸びた一方、前月比では0.6%減。AI向け半導体の「先高観」に水を差す数字として受け止められました。

?54.6%も増えたのに、なぜ株は下がったの?

株価は「今の成績」よりも「これからの期待」で動きます。日経平均は水曜までの5営業日で5000円以上も水準を切り上げ、その中心にいたのがAI・半導体関連の株でした。先の成長がすでに株価にかなり織り込まれていました。そこへ前月比のマイナスが出たことで、「伸びの勢いが鈍ってきたのでは」という見方が広がったのです。さらに米国の10年物国債の利回りが7日に一時5.36%と2002年4月以来の高さを付けたことも、成長株の重荷になりました。同じ数字でも、市場がそれまでに何を期待していたかによって、受け止め方は変わります。

DEEP-2 もうひとつの"ものさし"TOPIXとの比べっこ

日経平均のほかに、プロが必ず見る指数しすう(平均点)がもうひとつあります。TOPIX(トピックス)――東証プライムのほぼ全銘柄ぜんめいがらを、時価総額じかそうがくで重みづけした指数です。今週の成績を比べてみましょう。

日経平均(週間)
+1.06%
TOPIX(週間)
+0.34%

週間ではどちらも上昇しましたが、日経平均+1.06%に対してTOPIXは+0.34%と、日経平均の方が3倍ほど大きく上がりました。差がついたのは月曜で、半導体の値がさ株が買われた日経平均+2.40%に対し、TOPIXは+1.33%。ところが金曜は向きが逆になり、日経平均-0.02%に対してTOPIXは+0.33%でした。木曜は両方とも大きく下げ、TOPIXも-1.51%と25日移動平均線を下回っています。NT倍率(日経平均÷TOPIX)は先週末の約16.70倍から、金曜には約16.82倍へ上がりました。

DEEP-3 因果の鎖を1段くわしく(金曜日)
前夜の米国でSOX指数が3.39%下落
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朝は半導体・値がさ株が売られ、一時900円近い下げ
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後場にアドバンテスト・東京エレクトロンが切り返す
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ファーストリテイリング安が約244円分を押し下げ、指数は11円安

金曜は、アドバンテストが約146円分、東京エレクトロンが約129円分と、半導体の2銘柄が指数を押し上げました。一方、前日に決算を発表したファーストリテイリングは3020円安の7万1780円まで売られて約244円分、ソフトバンクグループも約192円分を押し下げています。33業種のうち25業種が上昇し、東証プライムの値上がりは1194銘柄、値下がりは331銘柄。「日経平均の小幅安」と「市場全体の上昇」が同時に起きた日でした。

DEEP-4 今週のことば(2つ)
雇用統計(こようとうけい)

米国で働く人の数や失業率などをまとめた統計。原則として毎月第1金曜日に発表され、景気や金利の行方を占う材料として世界中が注目する。今週は9月分の雇用者数の伸びが予想を大きく下回り、利上げ観測の後退につながった。

SQ(エスキュー・特別清算指数)

株価指数の先物やオプションの取引を最終的に精算するための特別な値段。毎月第2金曜日に算出され、その日に向けて売買が膨らむことがある。今週は9日がオプションの算出日で、10月物のSQは6万8465円23銭だった。

DEEP-5 書いてみよう(50字チャレンジ)

Q. 金曜日、日経平均は下がったのに、TOPIXは上がった。この理由を50字くらいで説明してみよう。

解答例:「多くの株は上がったが、1株の値段が高いファーストリテイリングなどが大きく下がり、日経平均だけを押し下げたから。」(約55字)──「一部の値がさ株」と「市場全体」の対比が入っていればOK。ソフトバンクグループの下げにふれても正解。
FINAL DIVE

今週は日経平均とTOPIXが同じ向きに動いた日が多かった。それでも差が開いた日と縮んだ日がある。2本の線を重ねると、何が見える?

▶ 2本の線でわかる月曜と金曜の差▶ 先週の予告は当たった?答え合わせ

データとグラフで読む、いちばん深いフロアです

STEP 3 ── じっせん

指数の構造 ── 値がさ株が生んだ「上げ」と「逆向き」

最終フロア。2本の指数を重ねて描き、乖離かいりが生まれるしくみと、正解のない問いまで。学術・実務レベルの用語にはふりがなを付けています。

1分おさらい ── ここまでの結論 週間で日経平均は+1.06%、TOPIXは+0.34%と同じ方向。差は主に月曜(日経平均+2.40%、TOPIX+1.33%)に生まれ、金曜は逆向き(-0.02%と+0.33%)に動いて少し縮んだ。NT倍率は約16.70倍から約16.82倍へ上昇。ここからは、その裏にある計算構造と、先週の予告との答え合わせへ。
F-1週間チャート ── 先週末を100とした比較
日経平均TOPIX
104103102101 100 乖離 約1.2pt (火曜が最大) 101.1100.3 10/210/510/610/710/810/9

月曜は日経平均が102.4、TOPIXが101.3と、値がさの半導体株が買われた分だけ日経平均が先行しました。火曜は両指数とも上昇し(103.5と102.3)、差は約1.2ポイントで今週最大に。水曜・木曜はそろって下げ、木曜にはTOPIXが100.0とほぼ先週末の水準まで戻りました(日経平均は101.1)。金曜は日経平均が101.1で横ばい、TOPIXは100.3へ上昇し、差は約0.7ポイントまで縮んで週を終えています。

F-2仕組み ── 2つの指数の計算方法
なぜ「レンズ」で見え方が変わるのか
日経平均株価
株価平均型(225銘柄)
構成銘柄の株価を(調整のうえ)平均する。1株の値段が高い「値がさ株」の影響が大きい。月曜はアドバンテスト(約360円分)、東京エレクトロン(約336円分)、ファーストリテイリング(約236円分)、ソフトバンクグループ(約151円分)の4銘柄で1,084円を押し上げた。金曜は逆に、ファーストリテイリング(約244円分)とソフトバンクグループ(約192円分)の下げが指数を押し下げた。
TOPIX
時価総額加重型(プライム全銘柄ベース)
会社の規模(時価総額)で重みづけして平均する。市場全体のお金の動きに近い。月曜は値上がりがプライムの56%にとどまり+1.33%。金曜は値上がり1194・値下がり331と7割超が上昇し、+0.33%と日経平均(-0.02%)を上回った。

プロは両指数を見比べて、動きが一部に偏かたよっているのか市場全体に広がっているのかを診断しんだんする。今週は月曜が「偏った上げ」、火曜(33業種中30業種が上昇)が「広がった上げ」、金曜が「指数だけの下げ」の典型例だった。同じ値がさ株が、ある日は指数を持ち上げ、別の日は押し下げている点にも注目したい。

F-3先週の予告は当たった? ── 答え合わせ

前回号(9/28〜10/2)では、「2日に発表された米雇用統計を受けて米長期金利がどう動くか、原油価格(フランスの備蓄放出案)の行方、そして日経平均が金曜の高値6万8741円を上回れるか」に注目としていました。結果は、9月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が2万9000人増と予想(8万4000人増)を大きく下回り、失業率は4.2%へ上昇、7月と8月分も合わせて6万人下方修正されました。これで10月と12月の連続利上げという見方が後退しました。ただ米10年物国債の利回りは下がり続けたわけではなく、5日に5.307%、7日には一時5.36%と2002年4月以来の高さを付け、8日は5.22%でした。原油は、主要7カ国(G7)が1億バレルの石油備蓄の緊急放出を決め、WTI先物は2日に日中88.06ドルまで下落。その後は88〜91ドル前後で推移しました。日経平均は5日の寄り付きから6万9113円と前週末の高値を上回り、取引時間中には7万円を回復しています。

F-4考察問題 ── 正解のない問いへ

Q1金曜、日経平均は-0.02%、TOPIXは+0.33%と逆方向に動いた。一方、月曜はどちらも上がったが、日経平均(+2.40%)がTOPIX(+1.33%)を大きく上回った。この2日の違いを、「値がさ株」「時価総額加重型」「寄与度」という語を使って150字程度で説明せよ。

月曜はアドバンテストや東京エレクトロンなど半導体関連の値がさ株が大きく上がり、上位4銘柄の寄与度だけで1,084円と上げ幅の約3分の2を占めた一方、プライムの値上がりは56%にとどまったため、時価総額加重型のTOPIXの上昇は小さかったこと。金曜はファーストリテイリングとソフトバンクグループの下げが日経平均を約436円押し下げたが、プライムの7割超は上昇したためTOPIXは上がったこと──の2点が入っていれば合格。DEEP-2・DEEP-3・F-2の内容を膨らませればよい。

Q2火曜は長期金利の上昇が「利ざや改善」として歓迎され、銀行業は1.96%高だった。ところが水曜は、長期金利が3.105%と同水準なのに銀行業は下落率の首位だった。同じ「金利」という材料が、日によって銀行株に違う効き方をするのはなぜか、根拠とともに述べよ(正解はない)。

材料①:火曜は米国株高を受けて買いが33業種中30業種に広がる中で、10年物国債の利回り上昇(3.105%)と20年債の31年ぶりの高さが、銀行の貸し出しのもうけを増やす材料として受け止められた。材料②:水曜は相場全体が利益確定売りに傾き、東証プライムの値下がりは972銘柄。出典記事は「金利の上昇が利ざや改善として受け取られなくなった点に注意」としている。材料③:木曜(3.080%へ低下)と金曜(3.006%へ低下)は、金利の低下そのものが銀行業の下落につながった。材料④:火曜の記事は「金利上昇が歓迎される前提は、上がり方が緩やかな間だけ」とも書いている。金利の「水準」だけでなく、上がり方の速さや、その日の市場全体の気分(リスクを取りたいか、利益を確定したいか)によって効き方は変わる。「金利が上がれば銀行株高」という単純な公式に頼らず、毎日の業種の並びを確かめる姿勢が大切。
F-5市場に単一の説明はない

本紙の「因果の鎖」も理解のための整理であり、実際の相場は無数の要因が同時に働いた結果だ。今週の米雇用統計をきっかけにした急伸から、3か月ぶりの7万円台、半導体株への利益確定売り、TSMCの月次売上高を受けた7万円割れ、そして指数と市場全体が逆向きになった金曜までを一本の筋で語ることはできても、そこには米国の利上げ観測と長期金利・国内の長期金利・海外の半導体株・企業の決算・為替の変動・先物とオプションの売買という要因が複雑に絡からみ合っており、事後じごにすらすべてを説明することはできない。「もっともらしい一つの物語」を疑うたがう姿勢そのものが、市場リテラシーの核心かくしんである。市場に単一の説明はない。

本紙は金融・経済の学習を目的とした教材であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
出典:TBL Advisory「日経平均の概況と投資戦略」2026年10月5日・6日・7日・8日・9日の各号をもとに再構成。TOPIXの週間騰落率は各日の終値から算出。
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