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内需関連株を1つづつ見てみよう【医療・ヘルスケア編】

医療・ヘルスケアは

国民皆保険で充実した医療制度がある一方、高額医療制度の見直しが叫ばれつつある日本。自分の健康は自分で守る。そんな自分たちから切っても切り離せない医療業界について今回は解説しましょう。

医療・ヘルスケアの規模

経済産業省 によると、ヘルスケア業界の市場規模(2017年調査)は、2016年は約25兆円、2020年は約28兆円、2025年には約33兆円になると推計されています。近年に入って、この分野はさらに細分化され、PHR(パーソナルヘルスレコード)、ゲノム解析、医療タスクシフティング、オンライン診療などの新興分野が盛り上がりを見せています。KPMGの推計によると新興分野だけでも2030年には国内市場規模は約13.5兆円に達する見込みです。(引用元:”2030年市場展望と人材要件:医療福祉(ヘルスケア)” KPMG

今回は、少子高齢化の進行や健康意識の高まりを背景に、安定した成長が見込まれる重要なセクター、医療・ヘルスケアです

医療・ヘルスケア株

  1. 安定した需要
    医療・ヘルスケアは景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄として知られる。
  2. 少子高齢化による市場拡大
    高齢者人口の増加により、医薬品・医療機器・介護サービスの需要が増加している。
  3. 政策支援
    政府の健康寿命延伸策や医療DX推進による成長期待が持てる。

セクター

  • 製薬会社(バイオ医薬品)
    ・新薬開発には長期間と高額な費用がかかる
    承認プロセス(FDA・EMAなど)に大きく左右される
    ・特許切れによる収益リスク
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  • 医療機器メーカー
    ・画像診断装置、人工関節、心臓ペースメーカーなどの技術革新が鍵
    ・規制の影響を受けやすいが、安定した収益が期待できる

  • ヘルステック(デジタルヘルス)
    ・AI診断、遠隔医療、ウェアラブルデバイスなどの成長分野
    ・規制環境やデータセキュリティの問題を考慮する必要あり

  • 病院・クリニック運営
    ・少子高齢化により安定した需要が見込める
    ・人材確保の課題や政府の医療政策の影響を受ける

  • バイオテクノロジー
    ・遺伝子治療、再生医療などの先端技術が成長の鍵
    ・高リスク・高リターンの領域

投資のポイント

内需関連株ではありますが、成長性が高い一方で規制や技術革新の影響を受けやすいため、事前のリサーチが不可欠です。

1.市場トレンドと規制の影響を分析

    • 高齢化社会の進行
      高齢者人口の増加により、慢性疾患治療や介護関連サービスの需要が拡大。
    • 医薬品・医療機器の規制強化
      各国の規制機関(FDA、EMA、PMDAなど)の承認プロセスが投資のリスク要因となる。
    • デジタルヘルスの進化
      遠隔医療、AI診断、電子カルテの普及が加速。
    • 新興国市場の成長
      インド、中国、東南アジアなどでは医療インフラの拡充が進み、新たな投資機会が生まれる。

2.企業の財務状況と競争優位性を評価

    • 売上・利益の成長率
      過去の売上推移や利益率を分析し、安定した成長が見込めるか確認。
    • 研究開発(R&D)投資
      製薬・バイオ企業ではR&D投資の規模が成長に直結する。
    • 特許ポートフォリオ
      特許の有無が将来の収益に大きく影響する。
    • 競争環境
      業界内の競合企業と比較し、独自の技術や市場シェアを確認。

3. リスク管理

    • 規制リスク
      承認遅延や規制変更が企業業績に与える影響を考慮。
    • 特許切れリスク
      既存薬の特許が切れるとジェネリック医薬品にシェアを奪われる可能性がある。
    • 市場変動リスク
      ヘルステック分野などは技術の進化が速く、競争が激しい。
    • 経済状況・為替リスク
      医療機器や製薬会社は海外市場依存度が高く、為替変動の影響を受けやすい。
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