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世界同時不況の2023年 正しい投資戦略は?

TBL投資アカデミーのジョンです。

 

 

2022年はお世話になりました。みなさまのおかげで今年も無事に乗り切ることができました。感謝の気持ちを込めて、2023年に注目する経済の流れと投資戦略をお届けします。

もくじ

2023年の経済は正解同時不況

受け入れたくないという気持ちではありますが、2023年は世界同時不況入りが確実視されています。我々の周りを囲んでいる経済環境で認識しておくポイントをまとめます。

米国

米国のインフレは利上げにより少しずつ落ち着く様子ですが、今度は緩やかな景気後退に陥る見通しです。FRBによる利上げは3月-5月に停止すると見られますが、早速利下げに向かう動きにはならないでしょう。2024年以降に利下げがスタートすると予想、景気回復は2023年後半以降になるでしょう。

日本

12月の日銀金融政策決定会合で金融政策が修正され、実質的な利上げに大きく転換しました。実質利上げは景気を押し下げる要因になるものの、物価高は徐々に低下すると見られ、インバウンドの拡大まで加算すると景気後退は回避できると予想します。

欧州

年を通して景気が悪化すると予想され、先進国経済圏の低成長を主導するでしょう。

中国

ゼロコロナ政策は緩和に向かっているが、中央政府が発表する感染者数と地方政府の数値には大きな乖離があり、統計資料の信憑性には大きな疑問が残ります。仮に年初に大幅に緩和を続けるとしても、不動産問題、ゼロコロナ政策の影響は残り続けるでしょう。

金融市場の見通し

経済の見通しに基づいて金融市場の展開を分析してみましょう。

全体的な流れ

年前半はリスクオフ(※1)、年後半からリスクオン(※2):景気減速を折り込むことで年前半はリスク市場から安全資産の方に資産が流れます。年後半から2024年以降の景気回復見通しを先に折り込む動きが始まることでリスクオンモードに切り替わります。

※1 リスクオフ:より安全な資産に資金が向かいやすい相場状況 ※2 リスクオン:リスクを取って、リターン(収益)を追求しやすい相場状況

株式市場

上述したように世界景気減速を折り込むことで年前半はリスクオフ、株式市場は下げの圧力となります。日本は景気後退を回避できる見通しでも、大きな影響を受ける米国市場の減速により下押しを避けられなさそうです。

 

 

米国経済が利下げの思惑を織り込み始める年後半から資金は株式市場に戻る見込みです。日本市場は景気の回復期待に加え、景気配慮型の第2次補正予算の決定により歳出ベース37.6兆円の大規模な対策が実行され、その効果が現れることで回復に向かうでしょう。

為替市場

2022年初1ドル=115円から150円の歴史的な円安を経験した為替市場は、パウエル議長の発言で利上げ停止、利下げの織り込みの期待が膨らみ、円高の方に振れました。12月には日銀の金融政策修正が明らかになったことで、修正過程を織り込みながら一段と円高に向かうでしょう。

ただ、一方的な円高傾向にもなりにくくする要因は存在します。世界同時不況の見通しは安全資産と見られるドルの需要を高めるとみられ、実際に不況の進行が数値として顕在化されていくとその傾向は強まる可能性があります。この要因で円高の進行スピードは調整されると見られます。場合によっては円高要因を超えることも想定できるので、ドルの持ち直しが見られることもありえます。

 

年後半には利上げ停止、利下げ開始の見込みを折り込む過程で再び円高傾向が強まると予想します。

商品市場:原油

原油についても年前半と後半にわけて考える必要があります。前半は世界的な景気後退により原油の需要が悪化、原油価格には下押しの圧力がかかります。一方、景気回復の期待がかかる年後半から需要の回復と共に原油価格の持ち直しが見られるでしょう。

投資戦略

金融市場見通しに基づいて、個人投資家が取れる投資戦略について考えてみましょう。

 

株式市場の投資戦略

①年前半
まず、株式市場の前半はバリュー株、後半はグロース株の選定が賢明な戦略となるでしょう。景気後退中の年前半の市場では、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ業種が物色され、主要銘柄に対しても割安状態の銘柄を物色する動きが主導するとみられます。成長期待によりグロース株を物色するのは市場のリスクオフモードによりハードルが高いでしょう。よって、前半はバリュー株、業種ではディフェンシブを中心に銘柄を選定するようにしましょう。

②年後半
年後半は景気回復への期待からリスクオンになってくることから、グロース系が物色されやすくなります。新興市場の比重をあげると共にIPO銘柄も注意深く観察すると「お宝銘柄」に出会う確率も高まります。



年全体を通じて注目したい分野は
①インバウンドの拡大による小売業、空運業などインバウンド関連
②金融政策の修正によりポジティブ影響が予想される銀行・保険業
③防衛費の大幅な増額による防衛関連産業

この3分野に関しては常に関連銘柄をチェックしてフォローしていくことにしましょう。

商品先物:金(GOLD)、銅(COPPER)

年前半は金融市場の変動性が高まることで、GOLDの需要が高まる見通しです。実際、現在は底値から抜け出し上昇の準備をしているところです。前半は上げ目線、後半は下げ目線のショート戦略で挑みましょう。

逆に銅は景気回復による需要の高まりを反映して、後半からさらに強い動きになる可能性があります。年後半はCOPPERのロング戦略が有効でしょう。

終わりに

景気後退と回復への期待が混在し、機動的な投資戦略の実施と変更が求められる2023年。簡単ではありますが、わかりやすくまとめました。1人では不安を感じる、プロの助言が欲しいと思うことはありませんか?

TBL投資アカデミーは相場と向き合って20年のプロトレーダージョンが主催する、人間味あふれる投資家の拠り所です。仲間になりたい投資家のみなさまを2023年も全力でサポートします。

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