2014年7月4日日経概況の東京株式市場は反発しました。
終値は前日比88円84銭(0.58%)高の1万5437円13銭でした。
1月23日以来の5カ月半ぶりの高値でした。
前日の米国株式市場では好調な雇用統計の結果を受け、上昇
ダウ工業30種平均史上最高値を更新して17,000ドル台にのせたことで
買いが先行しました。
しかし上昇幅を伸ばすことが出来ず、15400円台にのせてくると
持ち合いの雰囲気になり、上げ幅を縮小させながらひけました。
材料は出尽くし、週末要因、米国の市場は本日休場になることなどから
買いを積極的に進めるには力不足では目先の利益を確定する
動きが優先しました。
またこのあたりは戻り待ちも多く待ち構えている場所でも
ありますので、一気に抜けるには力が足りませんでした。
膠着感を強める日経の状況を反映して
東証1部の売買代金は概算で1兆6628億円と、
2兆円を3日連続で下回っています。
売買高は19億7388万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1135、
値下がり銘柄数は507、変わらずは172でした。
来週も上値を積極的に買いポジションを取ることには限界があり、
米国の状況も17,000台を達成して、売り物が出やすい展開になっていることを
考えると、上値の思い展開になる可能性が高いです。
テクニカル的には上昇はしたものの
今週中はずっと15,400円を挟んでの展開が続いた上に、
各種指標も過熱感が消えない状況だったので、
膠着感の強い相場を演出しています。
引き続き、相場全体に積極的な買い材料がないので、
個別物色傾向が続きます。
少しは落ち着いて、個別銘柄の選別に励む姿勢が必要ですね。
余計な動きでは材料によって、不要な損失を招くことがあります。
■各市場の動き
日経:15,437.13 +88.84 4日
NYダウ(ドル): 17,068.26 +92.02 3日
ドル/円:101.96 – .00 +0.04円安 4日