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2024年9月11日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年9月11日の東京株式市場は続落しました。終値は前日比539円39銭(1.49%)安の3万5619円77銭で取引を終えました。米国市場でハイテク株が下落したや円高を受け、900円を超える下げ幅まで記録しました。

CPIの発表を前にして積極的な買い手が不在の中、円高や米国株安が同時に押し寄せてきました。ドル・円レートの安値は140円台付近で、午後から下げ幅を縮小したものの、日経は8月9日以来の安値を記録して終わりました。

||米国市場は反落と続伸でまちまちな動き

前日の米株式市場は反落して前日比92ドル63セント(0.22%)安の4万0736ドル96セント、ナスダックは続伸し、前日比141.277ポイント(0.83%)高の1万7025.880、S&P500種も続伸して24.47ポイント(0.44%)高の5,495.52で取引を終えました。

米国株は本日も変動性の高い動きを記録しました。CPI の発表を目前に持ち高を調整する売り、利下げによる収益悪化の影響が懸念される金融株の下落などが加わり、下げ幅は400ドルを超える場面がありました。一方、エヌビディアが上昇したナスダック指数は続伸して終わりました。

【 今後の投資戦略】

今週も乱高下が続くとの予測を出して、そのままの動きになっていますが本当についていくのが疲れる相場、こんな印象を受ける人は多いことでしょう。本日も900円を超える下げ幅から500円台の下げ幅まで縮小させましたが、それでも「大幅な下落」という表現は避けられず投資家心理は落ち込んでいます。

いよいよCPIの発表ですが、これまたボラティリティを高める要因になるので、本日の夜はFXトレーダーの方は取引を控えるのがよいでしょう。結果によって円高が進行すると自動車関連、機械など円高の逆風を受ける業種はさらなる打撃が予想されますので、注意してください。逆に、円高が一服する動きになる場合は下げが厳しかった分戻りも早いので、空売りを保持している分に対しては逆指値で利益確定の注文を設定しておきましょう。

ドル・円は2023年12月の安値(円高)レベルに接近中

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 35,619.77 -539.39(-1.49%)
TOPIX 2,525.24 -51.30(-1.99%)
為替(日本時間 15:00)
ドル・円 141.21 - 141.22 -2.39(-1.66%)
ユーロ・円 155.94 - 155.95 -2.56(-1.61%)
ユーロ・ドル 1.1042 - 1.1043 +0.0005(0.04%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 40,736.96 -92.63(-0.22%)
S&P500種 5,495.52 +24.47(0.44%)
ナスダック 17,025.880 +141.277(0.83%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 0.850 -0.040
米10年国債(%) 3.644 -0.056
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