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桃から学ぶ、先物・オプション取引③

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先物とは?

これをちょっとだけ難しい言葉で理解してみましょう。

先物の定義というものは、将来の一定時期に受渡条件で売買契約をすること・・・・・・

難しい言葉で言ってるんですけど、これはドキュメントで後でじっくり読んでみてください。

つまり、この先に物を買うという契約を交わすこと、これを先物と言います。

ここでは桃の1箱を売買契約してるんですね。この時の売買単位というものは桃1箱です。
値段は
11,000円で取引をしています。

この時、大事な概念がもう一つあります。原資産というものです。
これは言葉では難しいんですが、何を対象にして先物を設定して先物取引をしているかということです。
ここでの原資産はなんですか?そう、桃ですね。桃が原資産になり、原資産の取引単位は、桃
1箱ですね。

 

▶️ 原資産を入れ替えてみよう

それでは他の先物も成立するでしょうか?

もちろん成立します。

分かりやすい例で、ここを桃ではなくてリンゴで入れ変えたらどうでしょう?

写真のタイトルは桃の先物ではなく、リンゴの先物になります。簡単ですね。
1月の時点で7月にできるりんごの先物を予約するということは、りんごの先物ですね。

りんごの代わりに今度は数字で入れ替えてみましょう。
日経平均株価の指数、例えば3万1000円なんだけど、7月には4万まで上がると思う方は、
その先物を買えばいい、これが日経225先物ということです。

この資産になるところを入れ替えるだけで、あらゆるもの全てが先物になります。

後でどれだけの先物が存在してるのかを見てみましょう。

▶️期限があることに注意

もう一つ大事な概念は期限というものがあります。商品を最終的に決済しなければいけない期限があります。
この場合は1月時点で契約しているんですが、物を受け取って代金を渡すということを、7月までに完了しないといけない。

8月もダメです。桃ですから、7月から8月まで1ヶ月は保たないですね。
なので、その場で決まった期限に受け取らないといけない。例えば、7月の2週目ぐらいから夏休みに入るので、
7月の2週目の金曜日ぐらいにおいしい桃を購入して、それを持ってピーチに行きたいと。

そうすると、1月の時点で7月の2番目の金曜日、朝10時にこれを渡しますというように決めておくとします。
これが期限で、ちょっと難しい日本語で限月(げんげつ)という言い方をします。ここで言う限月というものは、7月です。

日経225にも先物の場合は株価指数なので、設定することができます。

3月、6月、9月そして12月、年にこの4つの限月が存在しています。

▶️ ロング(買い)と言う概念

次の概念はロング、わかりやすく言えば買いというものです。将来の価格が上昇すると予測して先物を買う取引。
これをロング、つまり5,000円で先物買いますよということで、この買いポジションを持つ事、これをロングと言います。

ロングがあるのでその逆もあるんですね。ショートです。ショートは言葉は難しいですが、売りを先に仕掛けること、
この場でいうと農家の方だったんですね。農家の方が売りを先にスタートしています。

それをショートポジション、またこの取引自体をショート取引と言います。
将来の価格が下落する事を予測して、先物を売る取引です。
桃を売っていた農家の方を思い出してみてください。

これで先物もバッチリなんですね。

 

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