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日経784円高、上げ幅の6割は半導体2銘柄でグロースは逆行安|日経平均の概況【8月13日】

各市場の動き2026年8月13日時点
📈株式指標
日経平均(円)
68,308.59
▲ +784.53 (+1.16%)
TOPIX(ポイント)
4,176.04
▲ +37.04 (+0.89%)
グロース市場250(ポイント)
742.25
▼ -3.43 (-0.46%)
💱為替(16:00)
ドル・円
159.40
– +0.00 (+0.00%)
ユーロ・円
183.70
▼ -0.20 (-0.11%)
ユーロ・ドル
1.1525
▼ -0.0012 (-0.10%)
🌎海外株式
NYダウ工業株30種(ドル)
53,770.27
▼ -21.58 (-0.04%)
S&P500種
7,748.50
▲ +20.30 (+0.26%)
ナスダック
26,588.480
▲ +143.040 (+0.54%)
🏦 債券・金利
長期(10年)国債金利(%)
2.849%
▲ +0.032
米10年国債(%)
4.688%
– +0.000

【今日の3行まとめ】

  • 日経平均は784円高の6万8308円。米物価の鈍化を受けた半導体買いで、約1カ月ぶりに6万8000円台を回復しました。
  • 上げ幅の6割はアドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄によるもので、グロース250は逆行安となっています。
  • 明日はSQ算出日です。買いが2銘柄に偏っている以上、指数の数字だけを見て追いかけるのは危険です。

【市場の総括】

2026年8月13日の東京株式市場は3日続伸しました。日経平均株価の終値は前営業日比784円53銭(1.16%)高の6万8308円59銭で、終値としては7月中旬以来およそ1カ月ぶりに6万8000円台を回復しました。TOPIXは37.04ポイント高の4176.04と、2日続けて最高値を更新しました。一方、東証グロース市場250指数は3.43ポイント安の742.25と3日ぶりに反落しています。東証プライムは値上がりが全体の64.9%、値下がりが32.0%で、売買代金は10兆206億円と10兆円台に乗せました。10年物国債の利回りは2.849%と、12日の2.817%から0.032%上昇しています。

きっかけは前夜の米国市場です。7月の米消費者物価指数が予想どおりに鈍化して早期の米利上げ観測が後退し、SOX指数が2.49%上昇した流れをそのまま引き継ぎました。寄り付きは509円11銭高の6万8033円17銭、前引けには1085円86銭高の6万8609円92銭まで買われ、上げ幅は一時1200円を超えています。ただ6万8500円台では利益確定売りが出て、後場は伸び悩みました。業種別では銀行業、ガラス・土石製品、電気機器が上昇し、ゴム製品、鉄鋼、その他製品が下落しています。指数寄与ではアドバンテストが1銘柄で約335円、東京エレクトロンと合わせた2銘柄で約460円を押し上げました。以下、イビデン、村田製作所、TDK、キオクシアホールディングス、ソフトバンクグループが続いています。半面、ファーストリテイリングが約56円押し下げたほか、ファナックやソニーグループも売られました。

今晩の米国市場の注目ポイント

12日の米国市場は方向感を欠きました。ダウ工業株30種平均は0.04%安の5万3770ドル27セント、S&P500種株価指数は0.26%高の7748.50、ナスダック総合指数は0.54%高の2万6588.48で引けています。7月のCPIはコアが前年比2.5%と2021年3月以来の低い伸びに並びましたが、政策の向きを変えるほどではないとの受け止めです。資金は半導体へ集まり、SOX指数は2.49%高でした。

今晩は日本時間21時30分に7月の米生産者物価指数が出ます。市場予想は前年同月比4.9%、コアは4.1%で、前回の5.5%と4.7%からそろって鈍化する見通しです。大阪取引所の日経平均先物9月限は今朝方の夜間取引を6万8550円で終えており、本日の現物終値はこれを241円下回っています。目を向けておきたいのは消費です。明日14日には7月の米小売売上高(予想は前月比0.3%増)と8月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が続きます。信頼感の予想は54.1と、7月の55.2からさらに下がる見込みです。物価が落ち着いても消費者心理が上向かないなら、適温経済という前提は片側だけの話になります。

【今後の投資戦略】

10兆円を超える売買代金が動いた日に、東証グロース市場250指数だけが下げました。プライムの売買代金は10兆206億円です。その資金がどこへ向かったかは、784円53銭の上げ幅のうちアドバンテスト1銘柄で約335円、東京エレクトロンを加えた2銘柄で約460円という数字にはっきり出ています。225銘柄のうちの2つが、上げ幅の59%を説明してしまいました。日経平均が1.16%上がった裏で、TOPIXの上昇率は0.89%、グロース250は0.46%安です。NT倍率は16.36倍と、12日の16.31倍からさらに開きました。値上がり銘柄は全体の64.9%ですから、売られた相場ではありません。ただ、指数の数字を作っているのは値がさの半導体2銘柄であって、大多数の銘柄の値動きではない、というのが本日の中身です。

アドバンテスト1銘柄で上げ幅の43%を動かせるということは、同じ比率で逆も起こるということです。明日14日は8月限のオプション特別清算指数の算出日にあたり、朝方は需給がゆがみやすい時間になります。仮に指数が下を向いたとき、それが半導体2銘柄の一時的な反落なのか、買いの前提そのものが崩れたのかは、グロース250と値上がり銘柄比率を並べれば見分けがつきます。両方が同時に沈むなら後者です。目線とする価格は、上が本日高値の6万8700円台、下が本日の上げ幅の半分を戻す6万7900円で、この幅に収まっているうちは資金が偏っているだけで壊れてはいないと判断します。今晩の生産者物価指数が予想の4.9%を上回れば、米長期金利は4.688%から上に振れ、真っ先に売られるのは本日いちばん買われた銘柄です。6万7900円を明日のSQ通過後も回復できないままなら、アドバンテストが押し上げた335円分は数え直すことになります。

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