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日経405円高もSQ値に94円届かず、8月限は幻のSQ|日経平均の概況【8月14日】

各市場の動き2026年8月14日時点
📈株式指標
日経平均(円)
68,713.80
▲ +405.21 (+0.59%)
TOPIX(ポイント)
4,197.20
▲ +21.16 (+0.51%)
グロース市場250(ポイント)
データなし
💱為替(16:00)
ドル・円
159.25
▼ -0.15 (-0.09%)
ユーロ・円
183.81
▲ +0.11 (+0.06%)
ユーロ・ドル
1.1542
▲ +0.0017 (+0.15%)
🌎海外株式
NYダウ工業株30種(ドル)
53,839.99
▲ +69.72 (+0.13%)
S&P500種
7,798.99
▲ +50.49 (+0.65%)
ナスダック
26,803.020
▲ +214.540 (+0.81%)
🏦 債券・金利
長期(10年)国債金利(%)
2.848%
▼ -0.001
米10年国債(%)
4.639%
▼ -0.059

【今日の3行まとめ】

  • 日経平均は405円高の6万8713円で4日続伸し、一時は約1カ月ぶりに6万9000円台を回復しました。
  • SQ値6万9702円13銭に本日の高値が94円届かず、8月限は幻のSQとなりました。
  • 上ヒゲをつけたのは指数だけで、値上がりは1124銘柄です。売り急ぐ場面ではありません。

【市場の総括】

2026年8月14日の東京株式市場は4日続伸しました。日経平均株価の終値は前日比405円21銭(0.59%)高の6万8713円80銭です。TOPIXは21.16ポイント高の4197.20と、連日で最高値を更新しました。東証グロース市場250指数も2日ぶりに反発しています。東証プライムは値上がりが1124銘柄、値下がりが401銘柄、変わらずが31銘柄で、全体の72.2%が上昇しました。売買代金は10兆3156億円、売買高は24億4922万株です。10年物国債の利回りは2.848%と、13日の2.849%からほぼ横ばいでした。

買いは朝いちばんに集中しました。前夜の米国市場でS&P500種株価指数が最高値を更新した流れを引き継ぎ、9時39分には1299円65銭高の6万9608円24銭をつけ、7月13日以来およそ1カ月ぶりに6万9000円台に乗せています。ただ本日は8月限のオプション特別清算指数(SQ)の算出日で、確定したSQ値は6万9702円13銭でした。日経平均はこの値段に一度も届かず、8月限はいわゆる幻のSQとなっています。後場は週末を控えた持ち高調整の売りに加え、日銀が早ければ9月に利上げを提案するとの観測が伝わり、高値から894円44銭を戻して終えました。業種別ではその他製品、海運、鉱業、情報通信など19業種が上昇し、医薬品、証券商品先物業、サービス、非鉄金属など14業種が下落しています。指数寄与はアドバンテストが約224円、ソフトバンクグループが約132円で、2銘柄で約356円を押し上げました。通期見通しを引き上げたアシックスは一時11.30%高と、上場来高値を更新しています。

今晩の米国市場の注目ポイント

13日の米国市場は主要な株価指数がそろって上昇しました。ダウ工業株30種平均は0.13%高の5万3839ドル99セント、S&P500種株価指数は0.65%高の7798.99で最高値を更新し、ナスダック総合指数は0.81%高の2万6803.02、SOX指数は0.46%高の1万2456.00で、7月の生産者物価指数が前月比横ばいと予想を下回り、10年物国債の利回りも0.059%ポイント低下の4.639%となりました。

今晩は日本時間21時30分に7月の米小売売上高、23時に8月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が出ます。小売売上高の予想は前月比0.3%増、信頼感は54.1で、7月の55.2からさらに下がる見通しです。物価の落ち着きはCPIとPPIで二度確認できましたが、消費の側はまだです。先を見ると、日程は来週に集まっています。17日に日本の4〜6月期GDP速報が出て、19日には7月のFOMC議事要旨が公表され、27日から29日はジャクソンホール会議です。4.639%まで下がった米長期金利がこの3つを通過してどこに落ち着くかが、ハイテク株の上値を決めます。

【今後の投資戦略】

本日のSQ値は6万9702円13銭に決まりました。日経平均が9時39分につけた高値は6万9608円24銭ですから、SQ値まで93円89銭足りません。指数が一度も触れられなかったSQ値が上に残る形を幻のSQと呼びます。ただ、値動きの内側はもう少し具体的です。アドバンテストは一時2790円高の3万8730円まで買われて上場来高値を連日で更新しましたが、終値の上げ幅は930円まで縮みました。日経平均が高値から戻した894円44銭は、この1銘柄の失速でおおむね説明がつきます。一方で値上がり銘柄は1124と全体の72.2%を占め、売買代金も10兆3156億円と10兆円台を保ちました。上ヒゲをつけたのは指数であって、市場そのものではありません。

幻のSQが出た日は先行きが弱いと言われますが、本日の中身はその型に当てはまりません。上ヒゲを作ったのはアドバンテスト1銘柄の往復で、TOPIXは21.16ポイント高と連日の最高値を更新し、医薬品が売られる一方で海運や鉱業には資金が回っています。指数が伸びなかった理由と、市場が弱っているかどうかは別の問いです。分ける材料は週明けに出ます。17日の4〜6月期GDP速報で9月利上げの観測がさらに強まれば、メガバンクには買い、輸出関連には円高という形で反応が分かれます。ドル円は本日15時時点で1ドル=159円25銭と、13日の同時刻の159円40銭から15銭の円高です。目線とする価格は、上が本日高値の6万9608円24銭、下がプラス1シグマの6万8000円で、この間に収まっているうちは4日続伸のあとの一服として扱います。週明けの判断は一つに絞れます。6万9608円24銭を日中の取引で上抜ければ幻のSQという看板は下ろせますし、上抜けないまま6万8000円へ近づくようなら、本日の上ヒゲは一日限りの出来事ではなかったということです。

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