CLOSING BELL ・ 2026.08.17
キオクシア15%高で日経506円高、TOPIXは反落
日経平均の概況
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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日経平均は506円45銭高の6万9220円25銭で5日続伸し、終値で6万9000円台に乗せたのは7月6日以来です。
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上げ幅のほぼ全部が後場です。アドバンテストやキオクシアなど4銘柄で約625円を押し上げました。
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TOPIXは反落し33業種のうち25業種が下落。上昇は一部に偏り、追いかけ買いは急ぎません。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
2026年8月17日の東京株式市場は5日続伸しました。日経平均株価の終値は前週末比506円45銭(0.74%)高の6万9220円25銭で、終値で6万9000円台に乗せたのは7月6日以来です。一方でTOPIXは13.09ポイント安の4184.11と反落しました。東証グロース市場250指数は続伸しています。東証プライムは値上がり627銘柄、値下がり890銘柄で、上昇は全体の4割にとどまりました。売買代金は8兆9492億円、売買高は20億9000万株です。10年物国債の利回りは2.904%と、前週末14日の2.848%から0.056%ポイント上昇し、取引中には2.930%と1996年9月以来の高さをつけました。
朝方の値動きは重く、前場はほぼ横ばいでした。相場が動いたのは後場です。米国のメモリー株高を受けてキオクシアホールディングスが15.07%高と急伸し、日経平均は引け際に6万9225円57銭まで上げ幅を広げました。指数寄与はアドバンテストが約219円、キオクシアが約190円、ソフトバンクグループが約118円、東京エレクトロンが約97円で、この4銘柄だけで約625円を押し上げました。朝8時50分に出た4〜6月期のGDP速報は、実質が年率1.1%増と民間予想の2%台を下回りましたが、GDPデフレーターは前年同期比2.6%の上昇で、名目は年換算687兆7182億円と過去最高です。物価の加速が日銀の利上げ観測を後押しし、債券が売られました。業種別は非鉄金属、海運、ガラス・土石など8業種の上昇に対し、パルプ・紙、医薬品、卸売など25業種が下落しています。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
14日の米国市場は主要な指数がそろって下落し、ダウ工業株30種平均は0.20%安の5万3732ドル41セント、S&P500種株価指数は0.17%安の7785.76、ナスダック総合指数は0.28%安の2万6729.16、SOX指数は0.31%安の1万2417.05で終えました。7月の米小売売上高が9カ月ぶりのマイナスとなった一方、10年物国債の利回りは0.054%ポイント上昇の4.693%と下がりませんでした。
今晩は21時30分に8月のニューヨーク連銀製造業景況指数(予想10.2、7月15.6)、23時に8月のNAHB住宅市場指数(予想35.0)が出ます。決算はほとんどありません。時間外のダウ先物は14時35分時点で147ドル安の5万3760ドル、大阪の日経平均先物9月限は寄り付きが210円高の6万8900円でした。焦点は19日公表の7月のFOMC議事要旨です。9月の利上げ観測が後退した今、7月の委員会がどこまで前のめりだったかが分かります。時間外の10年物国債の利回りは一時4.66%台まで低下しました。これが議事要旨で押し戻されるかが、27日からのジャクソンホール会議までの温度を決めます。
03
今後の投資戦略
前場を終えた時点の上げ幅は、わずか7円64銭でした。そこから大引けまでの2時間半で498円81銭を積み上げました。押し上げたのは4銘柄で、寄与の合計約625円は上げ幅506円45銭を上回ります。裏を返せば、4銘柄を除いた市場は差し引きで下げていました。値上がり627銘柄に対し値下がりが890銘柄、33業種のうち25業種が安く、TOPIXが13.09ポイント安と反落したのはそのためです。本日の主役は朝8時50分のGDP速報です。株式市場はこれを実質の弱さではなく、デフレーター2.6%上昇という物価の側で受け取りました。同じ統計を債券市場は利上げの材料と読み、10年物国債の利回りは2.930%と1996年9月以来の高さまで上がっています。
後場の上げを説明できる国内の材料は、実のところ見当たりません。きっかけは米国のメモリー株高で、買われたのも海外需要を映す銘柄でした。この上げが続くかは今晩以降の米国のハイテク株次第です。国内で確かめる数字は金利です。10年物国債の利回りが3%に届けば、内需や不動産、評価の高い成長株には重石です。日銀が9月に動くとの見方は、デフレーターの2.6%上昇で強まりました。ドル円は本日16時時点で1ドル=158円92銭と、前週末14日の同時刻の159円25銭から33銭の円高です。目線は、上が本日高値の6万9225円57銭、その先が14日のSQ値6万9702円13銭、下は前週末終値の6万8713円80銭です。ここを日中に割り込めば、後場の上げは一日で消えたことになります。新規に買うなら、本日の4銘柄ではなく下げた25業種の側からです。10年物国債の利回りが本日の高値2.930%を超えて3%へ近づくようなら、キオクシアやアドバンテストも金利の話から逃げられませんから、その日のうちに含み益のある建玉を落とします。
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前場を終えた時点の上げ幅は、わずか7円64銭でした。
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後場の上げを説明できる国内の材料は、実のところ見当たりません。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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