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夜間先物30円高で横ばい発進か、8時50分のGDPが焦点|日経平均の見通し【8月17日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

OPENING BELL ・ 2026.08.17

夜間先物30円高で横ばい発進か、8時50分のGDPが焦点

日経平均の見通し

8月17日 8:00更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    夜間先物は68,720円。前日比は+30円です。

  2. 02

    本日の予想レンジは68,300~69,300円。6万9702円13銭が次の目標で、上抜ければ節目の7万円。。

  3. 03

    前日にS&P500が最高値を更新した直後で、高値警戒からの利益確定売りが広がった一日です。

夜間先物68,720円+30円
米10年債4.693%+0.054
S&P5007,785.76-0.17%

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安69,300円上側の判断水準
中心価格68,800円値動きの分岐点
下値の目安68,300円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の見通し
  2. 02米小売売上高の減少で3指数がそろって小幅安となりました
  3. 03本日の投資戦略

01

市場の見通し

2026年8月17日の東京株式市場は、前週末の終値近辺で始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月限は日中終値比30円高の6万8720円で取引を終えました。14日の日経平均株価の終値6万8713円80銭とほぼ同じ水準です。シカゴ市場の円建て先物も大取日中終値比25円高の6万8715円で、二つの先物は6万8700円台に並んでいます。前週末の米国市場が3指数そろって小幅安にとどまり、方向を与える材料にならなかったためです。本日の予想レンジは6万8300円~6万9300円と想定します。

先物が動かないのは、本日の材料がまだ出ていないからです。日経平均は14日までの4日間で3100円あまり上げており、14日の取引時間中には6万9608円24銭まで買われました。8月限のSQ値6万9702円13銭に93円89銭届かなかった水準です。この上ヒゲが残っているぶん、6万9000円台に乗せた場面では戻り売りが出やすくなります。為替はドル円が159円台での推移が続いています。14日夕方の159円20銭からほとんど動いておらず、本日の株価を押し上げる材料にも押し下げる材料にもなっていません。ユーロ円は184円台前半です。動かない為替は、後述する午前8時50分の数字に対する反応をそのまま映しやすくします。

02

米小売売上高の減少で3指数がそろって小幅安となりました

14日の米国市場は、主要な株価指数がそろって小幅に下げました。ダウ工業株30種平均は前日比107ドル58セント安の5万3732ドル41セント、S&P500種株価指数は13.23ポイント安の7785.76、ナスダック総合指数は73.87ポイント安の2万6729.16です。SOX指数は38.95ポイント安の1万2417.05で、下落率は0.31%と3日ぶりの反落です。10年物国債の利回りは0.054%ポイント上昇の4.693%でした。前日にS&P500が最高値を更新した直後で、高値警戒からの利益確定売りが広がった一日です。

売りのきっかけは7月の小売売上高でした。前月比で減少し、マイナスとなったのは9カ月ぶりです。個人消費の減速が意識されたにもかかわらず、長期金利は上昇しました。景気が弱まれば利回りは下がるのが素直な反応ですから、逆に動いた点は気に留めておきたいところです。背景の一つは原油です。ホルムズ海峡での船舶への攻撃が続き、WTI先物は1ドル15セント高い1バレル=82ドル40セントとなりました。3指数の下げ幅は小さく、東京市場の地合いを崩すものではありません。ただしSOX指数が反落したことで、先週の上げを主導した半導体関連には利益確定売りが出やすくなっています。VIX指数は0.38ポイント低い14.25と落ち着いています。

03

本日の投資戦略

本日の材料は、東証が開く前に出そろいます。内閣府が2026年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値を公表するのは午前8時50分で、寄り付きまで10分しかありません。市場予想は前期比年率でプラス2.0%程度、1~3月期のプラス1.8%に続く3四半期連続のプラス成長です。加えて14日の引け後には、シチズン時計、テラプローブ、フェローテックの3社が決算を発表し、いずれも通期予想を上方修正しました。テラプローブは10月1日付で1株を5株に分割する計画も示しています。GDPが指数全体に効き、この3社が個別の物色に効く一日です。

同じ四半期を予想しているのに、機関によって数字が1ポイント近く違います。大和総研は年率プラス2.5%、ニッセイ基礎研究所はプラス2.4%、第一生命経済研究所はプラス1.6%です。予想の幅がこれだけ開いていれば、どの数字が出ても誰かの想定からは外れます。強い数字が出れば株高になるとは限りません。上振れすれば日銀の追加利上げ観測が強まり、日本の10年物国債の利回りは2.9%近辺からさらに上を試します。金利上昇は銀行や保険には追い風ですが、高い成長を織り込んだ半導体関連には重しです。円が買われれば輸出関連にも逆風が回ります。逆に下振れした場合は利上げ観測が後退する一方、今度は景気の減速そのものが売り材料になります。日本株にとって具合がいいのは、底堅さは確認できるが政策を動かすほどではない、という中間の数字です。

GDPの数字が出たあと、私が最初に見る値段は6万9000円です。夜間先物の6万8720円から280円上、14日の高値6万9608円24銭からは600円ほど下にあり、この水準を回復して午前中に維持できるかどうかで上値の重さが分かります。維持できればSQ値の6万9702円13銭が次の目標で、上抜ければ節目の7万円が視野に入ります。反対に6万8500円を割り込んだまま戻せないようであれば、先週の4日続伸に対する調整が始まったとみて、値上がりの大きかった半導体関連から順に持ち高を軽くします。寄り付き直後は8時50分の数字に対する反応が集中し、値段が実勢から離れやすい時間帯です。買い下がるなら6万8500円から、追いかけるのは6万9702円13銭を明確に上抜けてからと先に決めておけば、数字がどちらに振れても慌てずにすみます。

  1. 1

    本日の材料は、東証が開く前に出そろいます。

  2. 2

    同じ四半期を予想しているのに、機関によって数字が1ポイント近く違います。

  3. 3

    GDPの数字が出たあと、私が最初に見る値段は6万9000円です。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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