OPENING BELL ・ 2026.09.14
夜間先物550円高も、AI減速懸念で買い戻しは一巡か
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は64,510円。前日比は+550円です。
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指数寄与度の大きい半導体とAI関連が、寄り付きの買い戻しを一手に受けたあとで売られる展開には注意が必要です。
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2026年9月14日の東京株式市場は、買い戻しが先行して反発して始まりそうです。
数字だけを、先に確認
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市場の見通し
2026年9月14日の東京株式市場は、買い戻しが先行して反発して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は、日中清算値比550円高の6万4510円で取引を終えました。シカゴ日経平均先物の円建て清算値も、大阪の日中終値比575円高の6万4535円です。夜間取引は中盤に6万3770円まで売られましたが、米国市場が開くと切り返し、6万4740円まで上げ幅を広げています。前週末11日の日経平均株価は1259円61銭安の6万4011円34銭で引けており、先物はその水準を500円ほど上回っています。本日の想定レンジは6万3500円から6万5000円とみています。
ただし、この550円高は前提が古くなりつつあります。東京時間けさ7時10分の米株価指数先物は、ダウ平均先物が0.55%安、S&P500先物が0.65%安、ナスダック100先物が1.11%安と、そろってマイナス圏です。WTI先物もアジア時間に1バレル102ドル台へ買い戻され、11日の米国市場が好感した原油安が続いていません。為替は、前週末午後5時時点の1ドル154円21銭から本日午前8時時点の153円66銭へと数値が下がり、55銭の円高方向で推移しています。米商品先物取引委員会が公表した8日時点の建玉では、投機筋の円が1万0796枚の買い越しとなり、2月24日以来初めて売り越しから転じました。円の買い戻し圧力は当面残ると考えたほうがよさそうです。
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原油安と無難な物価統計を受けて、ダウは5日ぶりに反発しました
11日の米国市場で、ダウ工業株30種平均は前営業日比509ドル19セント高の5万2573ドル29セントと5日ぶりに反発しました。S&P500は65.28ポイント高の7656.98、ナスダック総合指数は251.32ポイント高の2万6333.04で、3指数がそろって上げています。買い戻しの起点は原油でした。英紙が湾岸諸国とイランの外相会合が14日に開かれる見通しだと報じたことで、ホルムズ海峡をめぐる緊張が和らぐとの見方が広がり、WTI先物は前日の102ドル48セントから100ドル5セントへ2ドル43セント下げています。ダウは直近4営業日で1600ドルあまり下げており、押し目買いが入りやすい地合いでした。
取引開始前の8月の消費者物価指数は、前年同月比3.4%上昇と7月と同じ伸びで、市場予想とも一致しました。コア前月比だけが予想の0.2%を上回る0.3%となり、短期金融市場が織り込む9月の利上げ確率は一時90%台へ跳ね上がりましたが、株式市場の反応は限定的でした。10年物国債の利回りは0.007%上昇の4.970%と、5%の手前で高止まりしています。VIXは2.00ポイント低下の15.84、SOX指数も反発と、東京市場に伝わる材料としては悪くありません。日本株ADRの円換算終値も、東京エレクトロンが648円高の5万2108円、ソフトバンクグループが107円高の6647円と、主力が前週末の東証終値を上回っています。
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本日の投資戦略
オマーンで本日、イランと湾岸諸国の外相が顔を合わせます。ホルムズ海峡を通る商船の航路が議題ですが、イラン政府高官はすでに、海峡に関する合意文書には署名しないと述べたと伝わっています。前週末の米国株を押し上げたのは会合が開かれるという一点でしたので、内容が伴わなければ原油はそのまま買い戻されます。国内では午後1時30分に7月の鉱工業生産の確報値が出るほか、決算発表が80社と多めです。米国はFRBのブラックアウト期間に入り、17日まで当局者の発言が止まりますので、15日から16日のFOMCまで金融政策の材料は出てきません。
夜間取引で先物が550円上げたあと、米国の株価指数先物は下げています。しかもナスダック100先物の1.11%安が3指数で最も大きく、下げの中心がハイテクにあることを示しています。背景にあるのは、AI開発の速度をめぐる発言です。アンソロピックのアモデイ最高経営責任者が12日に業界全体へ開発の減速を促したと報じられ、オープンAIのアルトマン最高経営責任者は年内の上場を否定しました。つまり、けさのADRが示す東京エレクトロンやソフトバンクグループの高い値段は、この材料が伝わる前についた値段だということになります。指数寄与度の大きい半導体とAI関連が、寄り付きの買い戻しを一手に受けたあとで売られる展開には注意が必要です。11日のNT倍率が16.11倍から15.96倍へ低下したことも、この並びと矛盾しません。
本日の相場見通しは、情報源によって上下の幅が食い違っています。買い戻しを見込む向きは6万5000円までを想定し、AI関連の売りを重くみる向きは6万4600円で頭打ちとみています。下値だけは6万3400円から6万3500円で一致しています。寄り付きの買い戻しをそのまま追わず、前場の値動きが夜間取引の高値6万4740円と安値6万3770円のどちらに寄るかを見てから手を動かすのが安全です。私が本日いちばん見るのは、ボリンジャーバンドの-1σにあたる6万4680円です。ここを終値で上回れば次のレンジは25日移動平均線の6万6000円まで広がり、逆に-2σの6万3350円へ押し戻されるようなら、AI関連の売りはまだ途中だという答えになります。
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オマーンで本日、イランと湾岸諸国の外相が顔を合わせます。
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夜間取引で先物が550円上げたあと、米国の株価指数先物は下げています。
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本日の相場見通しは、情報源によって上下の幅が食い違っています。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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