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ソフトバンクG10%安で日経518円安、TOPIXは反発|日経平均の概況【9月14日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

CLOSING BELL ・ 2026.09.14

ソフトバンクG10%安で日経518円安、TOPIXは反発

日経平均の概況

9月14日 17:30更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    日経平均は518円35銭安の6万3492円99銭で続落。AI開発の減速を促す発言でソフトバンクグループが10.72%安です。

  2. 02

    一方でTOPIXは29.91ポイント高と反発し、プライムの79%が上昇。下げは寄与度の大きい数銘柄に集中しました。

  3. 03

    15日からのFOMCと17日からの日銀会合を控え、利上げに耐える側へ資金が残るかが焦点です。

日経平均63,492.99円-518.35円
TOPIX4,058.21+29.91
グロース250785.32+17.39
ドル・円154.29円+0.19円

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安63,500円上側の判断水準
中心価格63,500円値動きの分岐点
下値の目安63,492円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の総括
  2. 02今晩の米国市場の注目ポイント
  3. 03今後の投資戦略

01

市場の総括

14日の東京市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比518円35銭安の6万3492円99銭でした。7月30日以来、約1カ月半ぶりの安値です。一方でTOPIXは29.91ポイント高の4058.21と反発し、東証グロース市場250指数も17.39ポイント高の785.32と2.26%高です。プライムの値上がりは1200銘柄を超え、全体の79%です。売買高は19億7480万株、売買代金は7兆2866億円と、前週末から1兆4000億円あまり減りました。10年物国債の利回りは0.012%上昇の2.985%です。為替は16時時点で1ドル154円29銭と、前週末16時の154円10銭から19銭の円安となっています。

相場を動かしたのは、週末に伝わったAI業界の発言です。アンソロピックのアモデイ最高経営責任者がAI開発競争の減速を主張し、オープンAIのアルトマン最高経営責任者は年内の新規株式公開を否定しました。寄り付きからAI関連に売り気配が並び、9時28分には6万2726円18銭と下げ幅は一時1200円を超えます。売りはそこで一巡し、前場のうちに6万3500円近辺まで戻しています。押し下げはソフトバンクグループの563円98銭を筆頭に、アドバンテスト、キオクシアホールディングス、東京エレクトロン、フジクラの5銘柄で約882円分。押し上げ上位5銘柄は合計で約202円です。33業種中27業種が上昇し、サービス業、保険業、その他製品が上位でした。下落は6業種で、非鉄金属と情報・通信業が並びます。AI関連の外では、AI向け半導体の輸出開始が報じられた富士通が7.39%高となりました。

02

今晩の米国市場の注目ポイント

前週末11日の米国市場は主要3指数がそろって反発し、ダウ工業株30種平均は509ドル19セント高の5万2573ドル29セント、ナスダック総合指数は251.32ポイント高の2万6333.04、S&P500は65.28ポイント高の7656.98で引けました。原油高の一服と、8月の消費者物価指数が総合で予想どおりだったことが安心感を誘い、SOX指数も1.80%高の1万1823.99と買われています。

今晩の米国市場に、相場を動かすほどの指標はありません。21時30分のカナダ消費者物価指数を除けば日程は空白で、15日から16日のFOMCが目前に迫っているためです。前週末の物価統計を受けて、短期金融市場が織り込む今回の利上げ確率は86%程度まで上昇しました。焦点は利上げの有無ではなく、その先が何回続くのかを示す文言に移ります。米10年物国債の利回りは4.970%と5%の手前で高止まりしており、ここを超えて上がるようなら、本日東京で売られたAI関連の戻りは米国側でも遅れます。WTI先物はアジア時間に1バレル102ドル台へ買い戻され、11日に好感された原油安はすでに消えています。

03

今後の投資戦略

指数が518円下げた日に、東証プライムの8割近い銘柄が上がる。この食い違いは、ソフトバンクグループ1銘柄の重さで説明がつきます。同社は10.72%安の5839円まで売られ、日経平均を563円98銭押し下げました。本日の下げ幅518円35銭より大きく、この1銘柄を除けば日経平均は上昇していた計算になります。押し上げ首位はリクルートホールディングスで、6.35%高の1万6485円まで買われ99円06銭分を持ち上げました。野村総合研究所が6.22%高、富士通が7.39%高と、AI投資の恩恵を受ける側ではなく、AIに顧客を奪われると見られてきたソフトウエア関連に買いが向かっています。AI関連を売った資金が市場の外へ出たのではなく、同じ市場の反対側へ移った一日でした。売買代金が前週末より1兆円以上細ったことも、新しい売り手が現れたわけではないことを裏づけています。

この構図が明日も続くかどうかは、日本側では決まりません。反応したのは米国のAI企業経営者の発言であり、当の米国市場はまだ値をつけていないからです。今晩のニューヨーク市場でナスダック総合指数とSOX指数が下げれば、東京のAI関連はもう一段売られます。逆に反応が薄ければ本日の売りは行き過ぎだったことになり、ソフトバンクグループやキオクシアホールディングスには買い戻しが入ります。15日からのFOMCと17日からの日銀会合をまたぐ以上、金利上昇が収益になる保険や銀行と、値動きの荒いAI関連を同じ重さで持つ理由はありません。下値の目安は本日の安値6万2726円18銭で、ここを終値で割り込むと、7月29日の6万0448円までめぼしい節目がなくなります。AI関連の外へ移った資金が居座るかどうかは、本日6.35%上げたリクルートの1万6485円が明日も保たれるかで測れます。

  1. 1

    指数が518円下げた日に、東証プライムの8割近い銘柄が上がる。

  2. 2

    この構図が明日も続くかどうかは、日本側では決まりません。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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