ホーム » 配信情報トップ » NIKKEI » 日経概況 » 日経3643円安の6万円割れ、33業種すべて下落|日経平均の概況【11月6日】

日経3643円安の6万円割れ、33業種すべて下落|日経平均の概況【11月6日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

CLOSING BELL ・ 2026.11.06

日経3643円安の6万円割れ、33業種すべて下落

日経平均の概況

11月6日 17:30更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    日経平均は3643円13銭安の5万7434円77銭で5日続落し、史上3番目の下げ幅となりました。

  2. 02

    東証33業種がすべて下落し、東証プライムで値上がりしたのは21銘柄、値下がりは1523銘柄です。

  3. 03

    今晩22時30分の米10月雇用統計を控え、下落率が小さかった業種との差に注意します。

日経平均57,434.77円-3,643.13円
TOPIX3,707.99-232.4
グロース250709.12-42.34
ドル・円158.02円+0.32円

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安60,000円上側の判断水準
中心価格58,700円値動きの分岐点
下値の目安57,434円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の総括
  2. 02今晩の米国市場の注目ポイント
  3. 03今後の投資戦略

01

市場の総括

本日の日経平均株価は前営業日比3643円13銭安(5.96%安)の5万7434円77銭で5日続落しました。始値6万0374円35銭がそのまま高値となり、安値は5万6745円81銭で、終値での6万円割れは5月20日以来、約半年ぶりです。TOPIXは232.40ポイント安(5.90%安)の3707.99、東証グロース市場250指数は42.34ポイント安の709.12で6日続落しました。東証プライムの値上がりは21銘柄、値下がりは1523銘柄です。売買代金は12兆4808億円、売買高は43億583万株です。日経平均もTOPIXも200日移動平均線を割り込み、週足の52週線も下回りました。

下げの引き金は5日の米国市場です。中間選挙で民主党が上下両院を制したことでAIのデータセンター建設への規制が強まるとの見方が広がり、SOX指数が12%を超えて下げました。東京市場は寄り付き直後に6万円を割り込み、韓国総合株価指数のサーキットブレーカー発動もリスク回避を強めました。下げ幅は一時4300円を超えています。33業種で下落率が大きかったのは食料品の10.02%安、石油・石炭製品の8.38%安、不動産業の7.27%安、非鉄金属の7.19%安です。食料品の下げはJTが中心で、ロシアにある同社の資産を同国企業の一時管理下に移す命令が5日に出たと伝わり、ストップ安まで売られました。日経平均の押し下げはソフトバンクグループ、アドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、リクルートホールディングスの上位5銘柄で約1264円で、採用銘柄で上昇したのはダイキン工業、太陽誘電、SCREENホールディングスの3銘柄だけでした。

02

今晩の米国市場の注目ポイント

5日の米国市場は、NYダウが1833ドル06セント安の5万1523ドル06セントと大幅反落し、S&P500は334.89ポイント安の7353.73、ナスダック総合は1421.51ポイント安の2万4315.00と5.52%下げました。中間選挙で民主党が上下両院を制し、AIのデータセンター建設が抑えられるとの懸念が一気に広がったためで、SOX指数は1257.52ポイント安の9011.13と12.25%下げています。

今晩の中心は22時30分の米10月雇用統計です。非農業部門雇用者数は6万5000人増、失業率は4.2%、平均時給は前月比0.3%の上昇が予想されています。雇用が予想を下回れば米10年債利回りの低下が進み、本日売られたAI関連に買い戻しが入りやすくなりますが、賃金の伸びが予想を上回れば利下げ観測が遠のき、規制の話で売られた銘柄に金利の重さが重なります。大阪取引所の日経225先物12月限は夜間取引を180円高の5万7590円で始め、現物の終値を155円23銭上回っています。米10年債利回りは4.83%をわずかに下回る水準で、米株先物は時間外で軟調です。

03

今後の投資戦略

全面安のなかで下げ幅がいちばん小さかったのは、2.71%安の鉄鋼です。33業種の下落率が10.02%まで開いた日に3%を切ったのは、今回の売りの筋であるAIのデータセンターから離れているためで、ここは注目します。もう一つ注目するのは4.41%安の繊維製品です。グンゼは上期の営業利益が81%増え、100万株を上限とする自社株買いも発表して、値上がり率で7位に入りました。来週の寄り付きは、この2業種が下落率の小さい側に残るかどうかを見ます。

売りがいちばん集まったのは10.02%安の食料品で、ここは注意します。中心はJTで、値下がり率は2位でした。2日は上昇した側にいた食料品が首位に回ったのは、業種の事情ではなく1銘柄の資産が材料になったためです。味の素も値下がり率の7位に入りました。もう一つ注意するのは7.19%安の非鉄金属です。古河電気工業が売られ、データセンターの配線という需要の筋が下げの理由になっています。前提が崩れるのは、規制が法案や審査の形にならず、設備投資の計画が従来どおり進むと確かめられる場面です。

株式以外では、為替の振れがいちばん大きい一日です。ドル円は朝方に157円26銭まで下げたあと切り返し、16時台は158円02銭で、5日の終値157円70銭から32銭の円安です。株安のなかでも円は買われきらず、5.38%安だった輸送用機器に為替からの逆風は加わっていません。原油はWTI先物が91ドル台で、5日の90ドル52セントから水準を上げました。8.38%安の石油・石炭製品には支えですが、3.45%安で踏みとどまった空運業には燃料コストの逆風です。長期金利は4日の10年物国債の利回りが2.795%で、7.27%安まで下げた不動産業には、この2.795%から下がるかどうかが戻りの手掛かりになります。

  1. 1

    全面安のなかで下げ幅がいちばん小さかったのは、2.71%安の鉄鋼です。

  2. 2

    売りがいちばん集まったのは10.02%安の食料品で、ここは注意します。

  3. 3

    株式以外では、為替の振れがいちばん大きい一日です。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

TBL AI INVESTMENT COMMUNITY

分析を、毎日の判断につなげる。

日経225、米国個別株オプション、先物デイトレとAI分析ツールを体系的に学べます。

詳しく見る →

AIオプション専門コース

上げ・下げ・停滞。
どんな相場でも利益を狙う。

  • 日経225+米国個別株オプションまで完全網羅した日本一の講座
  • ボラティリティ予測AIで複雑な戦略立案を大幅に効率化
  • 先物デイトレ(週1・ジョン直接指導)とAI分析ツールも込み
月額 20,000円4サービス統合 / 通常28,000円
コースを見る ›

主宰・ジョン シュウギョウ | TBL AI投資コミュニティ

お買い物カゴ