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2019年12月18日の日経概況

2019年12月18日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比131円69銭(0.55%)安の2万3934円43銭でした。
米国市場は3指標揃って史上最高値を更新する動きが続きましたが、
目新しい材料は見当たらない中、
日本市場はその流れを引き継ぐことができず、前日の上昇幅を打ち消しました。
24,000円を一回割り込んだものの、想定の範囲内で
年内は一回調整に入るのも新年からの躍進に期待を持たせることになるでしょう。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は5営業日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日続伸して、
前営業日比31ドル27セント(0.1%)高の2万8267ドル16セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比9.130ポイント(0.1%)高の8823.357で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は史上最高値を更新、
ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数は
ともに4営業日連続の最高値の更新です。

目新しい材料はありませんでしたが、
米中貿易摩擦をめぐる先行き不透明感が和らいだことが
引き続き好感され、買いが続きました。

高値圏では、最高値を更新し続けることへの警戒感から
利益確定を優先する売りが出て伸び悩みました。

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【日本市場の動向】

日本市場は参加者が少なくなる中、
新たな材料がないことから利益確定を急ぐ取引が中心でした。
午前はそれなりに活発な取引が見られましたが、
材料が出た個別銘柄への物色が多く、

午後に入るとさらに動きが鈍くなり、
50円ほどの値幅を挟んでの消耗戦が続きました。
大きく売られる展開にもならにくい雰囲気の中、
5業種のみが上昇、証券、電気・ガス、
情報・通信業など脈絡のない買いが入りました。

商いは本日も2兆円を超え、
東証1部の売買代金は概算で2兆1718億円、
売買高は12億7626万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1522、
値上がりは528、変わらずは107でした。

日経の日足は上下ヒゲをもつ陰線を形成しました。
高値と安値を切り下げたので、形でも下落、
24,000円が抵抗になる形になりました。

前日は「下げてきた場合でも24,000円、
さらにはボリンジャーバンドの+2σで
止まるかが確認のポイントになります。」と解説、
24,000円は割り込んで、+2σに跨がりながらとまりました。

ここで止まってトレンド転換をしてくれるのか、
または、高値圏から利益確定が優先され、
調整入りになるのか、明日の形からその流れが見えてきます。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今年のイベントの中で、最後の主要イベントとなる
日銀金融政策決定会合が明日、
それ以降は市場を揺るがすような材料は見当たらないことから、
明日以降はますます材料不足が予想されます。

外国人投資家はすでにクリスマスモードで
休暇に入る人が増えることから
新たな仕込みが見られる可能性は低いでしょう。

上に行くには材料不足、下値を崩すような売りも入りにくい状況で、
少なくとも調整の範囲で終わらせ、新年相場への
期待をもたせたい場合は
黒田さんの会見でリップサービス出てきてもいいような雰囲気です。

個人投資家も新たな仕込みを今から入れるよりは
一回ポジションを整理して、新年度相場から
フレッシュな気持ちで取り込むのがいかがでしょうか。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,934.43     -131.69(-0.55%)
ドル・円
109.47 – 109.48   -0.12(-0.10%)
ユーロ・円
121.82 – 121.83   -0.28(-0.22%)
ユーロ・ドル
1.1127 – 1.1130   -0.0014(-0.12%)
NYダウ工業株30種(ドル)
28,267.16      +31.27(0.11%)
S&P500種
3,192.52       +1.07(0.03%)
ナスダック
8,823.357      +9.130(0.10%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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