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2019年1月9日の日経概況

2019年1月9日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前営業日比223円02銭(1.10%)高の2万0427円06銭でした。
前日に引き続き米中の貿易摩擦に関して、
ポジティブな発言が続き、それを好感した米国市場が上昇しました。
日本市場は米国市場の動きを引き継ぎ、買いが先行してスタート、
前日の高値を超えて上昇して本日の取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は3日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は3日続伸して、
前営業日比256ドル10セント(1.1%)高の2万3787ドル45セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比73.527ポイント(1.1%)高の6896.998で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は3週間ぶりの高値を記録しました。
貿易摩擦関連でトランプ氏を始め、
アップルのCEOなど要人のポジティブ発言が続いたことが好感されました。

アップル、アマゾン・ドット・コムなどの
主力銘柄が買われナスダックが上昇しましたが、
7,000の節目を目に前にしているので、
一回抵抗にあうことは想定するのがよいでしょう。

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【日本市場の動向】

日本市場は前日に引き続き、貿易摩擦の協議に
進展があるとの見方が広がり、米国市場が上昇、
日本市場もその流れを引き継ぎました。

米国の方でボーイングなどの中国関連、景気敏感銘柄に
買いが入ったことを受け、
日本市場も精密機器、機械などの景気敏感業種に買いが入りました。

また年初から厳しい動きを余儀無くされた
医薬品、食料品にはリバウンド期待の買いが入って
上昇率上位につけました。

活発な商いを伴うことはできず、
東証1部の売買代金は2兆3104億円、
売買高は13億751万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1202、
値下がりは861、変わらずは65でした。

日経の日足は迷いながらも再びギャップをあけ、
上髭を持つ短陽線を形成しながら上昇しました。
前日は迷いが強い形になりましたが、
高値を抜けながら上に向かう流れになってきました。

21,000円と25日線が重なるようになったので、
上昇の流れは21,000円を短期的な目標として考えますが、
その前に基準線が20,823円に位置し、
一回の抵抗は想定するのがよいでしょう。

まずは21,000円と25日線までの戻りを狙う
短期的な買い戦略を取っていいと判断します。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

日経は戻りの色を鮮明しました。
まず確保したい20,500円台ですが、わずかに届かずに終わりました。
このことで失望を呼ぶよりは、
3日連続で3桁上昇を達成したことが投資家の心理を改善させるでしょう。

短期の利益を積み上げてきたところで、
明日からは週後半に入るタイミング、
来週の月曜日が成人の日で休場、3連休になることから
週末は短期の利益を確定する動きになりやすいですが、

12月と様子が違ってほしいのは、
現金化のための売りではなく、利益を固めてさらなる
トレードに回すための売りであってほしいということです。

要するに、木曜から横ばいか軟調な動きになったとしても
米国市場が引き続きしっかりしてくれる限りは
日本市場にも下値を割り込む売りは出にくく、
上昇モードを強める可能性が高いということです。

気になることは2兆5,000億円に到達しない商いですが、
3連休明けで投資家が戻ってきて、
商いが増えてくると、上を目指す動きは加速するでしょう。

商いと共に市場が底打ちになる時は
主力銘柄を中心として物色されるので、
利益確定が一回出てからも引き続き注目してみましょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
20,427.06 +223.02(1.10%)
ドル・円
108.89 – 108.90 -0.07(-0.06%)
ユーロ・円
124.69 – 124.73 ±0.00(0.00%) 
NYダウ(ドル) 
23,787.45 +256.10(1.08%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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