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2024年12月17日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年12月17日の東京株式市場は3日続落しました。終値は前日比92円81銭(0.24%)安の3万9364円68銭で取引を終えました。続落はしたものの、下げ幅は限られ、中央銀行イベントに備えて様子見の展開でした。

前日の米国市場では、ダウ平均が下げましたか、暗号通貨の躍進を背景にハイテク株が買われ、日本株を支える要因となりました。朝方は高く始まりましたが、FOMCの結果を見極めたいとの心理でマイナス圏に沈んで終わりました。

三角持ち合いの中で、わが道を行くと言わんばかりの持ち合い、どこかで爆発するのでは?

||米国市場は続落と続伸でまちまち

前日の米株式市場は8日続落して、前週末比110ドル58セント(0.25%)安の4万3717ドル48セント、ナスダックは続伸して、前週末比247.167ポイント(1.24%)高の2万0173.891、S&P500種も続伸して、22.99ポイント(0.37%)高の6,074.08で取引を終えました。

ダウ平均は上昇と下降を繰り返し、方向感のない動きになった末、3桁の下落で終わりました。一時的に上昇した要因は、0.25%の利下げへの期待。一方、トランプさんの発言を背景にディフェンシブ銘柄が売られることで8日にわたる続落を記録しました。

【 今後の投資戦略】

3日にわたって下落していますが、本日の作業幅は100円未満。そんなに怖がる事は無いだろうと思いたいですが、前日と違って本日は安値引け。下げ幅の割には印象の悪い終わり方をしています。それに長い上ひげ付き、アメリカのハイテク株高を受けての上昇スタートとなりましたが、その勢いを続かせるような力はありませんでした。

常に世界の注目を集めるFOMCですが、すでに折り込み済みとされる0.25%の利下げと共に、今後の見通しを示すドット・チャートに注目が集まります。明日まではこの方交換のない動きが続く可能性が高いですが、結果発表と共に注目したいのは改めてハイテク・半導体。ビットコイン、グーグルの量子コンピューター関連ニュースなど、今後も目が話せない材料はいくらでも転がっており、ダウ弱い、ナスダック強しの模様がそれを移し出しています。

それにしても、日経のボラティリティ・タームストラクチャーをみるとあれ?と思うほどのバックワーデーション。将来の落ち着きというよりは、年末から年初にかけて大きく揺れ動く相場が一回訪れる前兆ではないかと気になるところです。

日経オプションのタームストラクチャーは不気味な程の落ち着き見通し。本当か?

【各市場の動き】

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