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2025年3月12日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年3月12日の東京株式市場は反発しました。終値は前日比25円98銭(0.07%)高の3万6819円09銭で取引を終えました。終値では上昇しましたが、前日の終値を挟んでの動きで、方向感のない1日でした。

146円台まで進んでいた円高の動きが止まり、148円台まで円安が進行、相場を支えました。ウクライナとロシアの停戦合意が市場を支えた面もあります。米国市場同様、トランプ政権の関税政策に先行きへの不透明感が根強く残っており、上昇幅には限界がありました。

||米国市場は続落

前日の米株式市場は続落し、前日比478ドル23セント(1.14%)安の4万1433ドル48セント、ナスダックは続落し、前日比32.226ポイント(0.18%)安の1万7436.095、S&P500種も続落し、前日比42.49ポイント(0.75%)安の5572.07で取引を終えました。

米国が提案した30日間の停戦案をウクライナが受け入れたと伝わると、ナスダック指数、S&P500が上昇に転じる場面がありましたが、貿易政策をめぐっての混乱がさらに深まり、ダウ指数は1%を超える下落率で下が続けました。

VIX指数はやっと落ち着いてきたが、これで落ち着けるのか?

【 今後の投資戦略】

本日の経過材料は、米国市場の動きです。市場には恐怖心が広がっており、去年の8月5日の暴落時よりも悪い数字が出ていると言う事は昨日伝えた通りです。それを反映してダウ指数は大幅に続落しました。明らかに下げすぎのレベルを過ぎていますが、ここで下げ止まって切り返すとは限りません。

2月の消費者物価指数CPIが本日発表されるのが米国市長の動きを左右します。関税政策によるインプレの再燃が米国市場には最も大きな懸念事項でしょう。CPIが市場予想を超え、インフレ懸念が深まると、米国市場はさらなる下げを記録する可能性があります。

先物、オプションを取引するトレーダーは今夜の動きに十分注意してください。

米国CPIは下げが継続、その流れが途絶えないかを確認しよう

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 36,819.09 +25.98(0.07%)
TOPIX 2,695.94 +25.22(0.94%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 148.13 - 148.14 +1.22(0.83%)
ユーロ・円 161.47 - 161.49 +1.49(0.93%)
ユーロ・ドル 1.0900 - 1.0902 +0.0011(0.10%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 41,433.48 -478.23(-1.14%)
S&P500種 5,572.07 -42.49(-0.75%)
ナスダック 17,436.095 -32.226(-0.18%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.520 +0.015
米10年国債(%) 4.282 +0.066
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