OPENING BELL ・ 2026.08.18
米金利上昇で先物320円安、SOX高が支えか
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は68,970円。前日比は-320円です。
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本日の予想レンジは68,500~69,500円。重要な価格帯を確認。
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17日の長期金利は一時2.930%まで上がり、株式市場でも債券需給への警戒が広がりました。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
01
市場の見通し
2026年8月18日の東京株式市場は、5営業日続いた上昇がいったん途切れて始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月限は、前日の清算値比320円安の6万8970円で取引を終えました。17日の日経平均株価の終値6万9220円25銭に対しては250円ほど下の水準です。シカゴ市場の円建て先物も大取日中終値比205円安の6万9085円で、二つの先物とも現物の終値を下回っています。米国とイランの交渉が期限切れになったと報じられたことで原油が上げ、米国の長期金利も水準を切り上げたことが重荷になりました。本日の予想レンジは6万8500円~6万9500円と想定します。
いちばん見ておきたいのは、日経平均先物とTOPIX先物が昨夜、逆の方向に動いたことです。日経平均先物が320円安で終わる一方、TOPIX先物は3.0ポイント高の4187.5で取引を終えました。17日のNT倍率は先物中心限月で16.55倍と、14日の16.36倍から上がっています。指数を押し下げているのは値がさ株の一部で、市場全体が売られているわけではないという構図が夜間にも残っています。為替はドル円が1ドル=159円41銭前後で、17日朝の159円23銭から18銭の円安にとどまります。気になるのは日本の10年物国債の利回りで、17日は2.914%まで上がりました。
02
米イラン交渉の期限切れが伝わり、3指数がそろって続落しました
17日の米国市場は、主要な株価指数がそろって下げました。ダウ工業株30種平均は前営業日比272ドル63セント安の5万3459ドル78セント、S&P500種株価指数は40.70ポイント安の7745.06、ナスダック総合指数は84.25ポイント安の2万6644.91で、いずれも2日続落です。10年物国債の利回りは0.035%ポイント上昇して4.728%となりました。売りのきっかけは中東です。米国とイランが戦闘終結に向けた覚書で定めた60日間の交渉期限が過ぎ、米大統領は延長を求めていないと報じられました。WTI先物は2ドル10セント高い1バレル=84ドル50セントまで上げ、インフレ圧力が意識されて長期金利が上がるという流れです。VIX指数は0.94ポイント高い15.19でした。
ただし、この日の中身は一様ではありません。SOX指数は1.6%を超えて上昇し、3指数とは逆に動いています。マイクロン・テクノロジーが4%高、サンディスクは9%近い上昇です。米政府がアップルに中国製の半導体メモリーを買わないよう求めているとの報道が伝わり、メモリー価格の下げ止まりが意識されたものとみられます。金利上昇は成長株の割高感を意識させますが、それを打ち消す個別材料がメモリーには出た形です。東京市場では指数への影響が大きい半導体関連がこの流れを引き継げるかどうかが、下値の堅さを決めます。
03
本日の投資戦略
昼すぎに判明する5年物国債の入札結果が、本日は株価指数より先に注目されそうです。17日の長期金利は一時2.930%まで上がり、株式市場でも債券需給への警戒が広がりました。ここで入札が低調なら金利はさらに上を試し、高い成長を織り込んだ銘柄から売られやすくなります。海外では夕方に8月の独ZEW景況感指数、夜に7月の米住宅着工件数と鉱工業生産が出ます。米国ではホーム・デポの決算もあり、7月の小売売上高が減った直後だけに消費の実態を確かめる材料になります。国内ではパン・パシフィックHDなどが決算を発表します。
同じ半導体でも、メモリーと製造装置では昨夜の買われ方がまったく違いました。上げを引っ張ったのはマイクロンとサンディスクというメモリー側で、装置側にSOX指数を1.6%押し上げるほどの動きはありません。東京市場でこれに素直に対応するのはキオクシアホールディングスで、17日は15%高と1銘柄で日経平均を大きく押し上げています。一方、7月から戻りを主導してきたアドバンテストや東京エレクトロンは、金利上昇の影響を受けやすい側に立ちます。半導体を一つの塊として見ていると、指数が下げるなかで特定の銘柄だけが上がる日は説明がつきません。買われる理由がメモリー価格なのかAI向けの設備投資なのかで、同じ業種の中でも本日の動きは割れます。
昨夜の先物は6万9560円まで買われたあと、引け間際には6万8890円まで売られました。670円の値幅を一晩でつくっており、寄り付き直後の値段は実勢から離れやすくなっています。上値のめどは8月限のSQ値6万9702円13銭です。14日の高値6万9608円24銭がここに93円89銭届かなかった経緯があり、この一帯は戻り売りが出やすい場所として残っています。下値は5日移動平均の6万8574円、その下に一目均衡表の雲の上限6万8412円50銭があり、さらに下はボリンジャーバンドのプラス1シグマ6万8102円まで支えが薄くなります。キオクシアホールディングスの寄り付きが前日終値を上回っているかどうかを、私は9時1分に確かめます。上回っていればシカゴ先物の6万9085円が下値めどとして働き、下回っていれば5日移動平均の6万8574円までの調整を見ておきます。
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昼すぎに判明する5年物国債の入札結果が、本日は株価指数より先に注目されそうです。
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同じ半導体でも、メモリーと製造装置では昨夜の買われ方がまったく違いました。
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昨夜の先物は6万9560円まで買われたあと、引け間際には6万8890円まで売られました。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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