CLOSING BELL ・ 2026.10.06
日経737円高で3カ月ぶり7万円台、長期金利は3.105%
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は737円12銭高の7万0683円98銭と続伸し、終値での7万円台回復は7月1日以来3カ月ぶりです。
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上げ幅のうち334円分はアドバンテスト1銘柄分ですが、33業種中30業種が上昇し、裾野も広がりました。
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長期金利は3.105%へ上昇し、20年債は31年ぶりの高さ。金利が重荷に変わる場面に注意します。
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判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
2026年10月6日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、終値は前営業日比737円12銭(1.05%)高の7万0683円98銭でした。終値で7万円台を回復したのは7月1日以来、3カ月ぶりです。TOPIXは38.34ポイント高(0.92%)の4183.56、東証グロース市場250指数は11.47ポイント高の823.71で、そろって続伸です。東証プライムは値上がり1153に対し値下がり349、変わらずが50で、値上がりは全体の74%です。売買代金は概算7兆3048億円、売買高は21億3700万株でした。10年物国債の利回りは0.020%高い3.105%へ上昇しています。
相場を押し上げたのは前夜の米国市場です。ナスダック総合指数が約2週間ぶりに最高値を更新し、エヌビディアも最高値で引けたことで、東京でも半導体製造装置や電子部品に買いが向かいました。半導体の比重が高い台湾加権指数が5日続伸して最高値を更新する一方、韓国の総合株価指数は反落しており、買いは選別を伴っています。それでも33業種は30業種が上昇し、非鉄金属が3.34%高、精密機器が2.63%高、銀行業が1.96%高と並び、下落は情報・通信業の0.72%安、建設業、空運業の3業種だけでした。指数寄与はアドバンテストが1550円高の4万1850円で約334円分、投資判断の引き上げと買収を巡る報道が伝わったTDKが約92円分、ファーストリテイリングが約73円分、フジクラが約58円分と続きます。押し下げはソフトバンクグループが202円安の6295円で約163円分、キオクシアホールディングスが約27円分です。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前夜5日の米国市場はダウ平均が90ドル94セント高(0.18%)の5万1267ドル90セント、S&P500が51.23ポイント高(0.66%)の7773.95、ナスダック総合指数が286.45ポイント高(1.05%)の2万7477.31と3指数とも上昇し、ナスダックは終値で最高値です。米10年物国債の利回りが5.307%へ上がるなかでも、エヌビディアが2.1%高で最高値を付け、AI関連株が相場を支えました。
今晩の経済指標は21時30分の8月の米貿易収支だけと薄い日です。FRB高官の発言が続き、明日7日は9月会合のFOMC議事要旨と米10年債の入札です。時間外のダウ先物12月限は106ドル高の5万1805ドル、大阪の日経平均先物12月限は夜間に7万1020円で、日中清算値を120円上回ります。あわせて見ておきたいのは米国の消費と景気指標です。9月の雇用統計は非農業部門雇用者数が2万9000人増で失業率は4.2%へ上昇し、7月と8月の増加幅は合わせて6万人下方修正されました。9月のISMサービス業は54.9で拡大圏ですが、雇用の弱さが消費に回り始めたかどうかは、7日の消費者信用残高で確かめる段階です。
03
今後の投資戦略
前夜の米ハイテク株高が、本日は業種をまたいで広がりました。737円12銭の上げのうち334円分はアドバンテスト1銘柄ですが、TDKが約92円分、フジクラが約58円分と電子部品にも寄与が散り、業種別では非鉄金属が3.34%高、精密機器が2.63%高で上位に並びました。銀行業の1.96%高と保険業の1.80%高は、長期金利の上昇が利ざや改善として受け取られた形です。16時のドル円は前営業日16時の157円66銭から48銭の円安となる158円14銭で、輸出株にも追い風です。明日の見どころは、プライムの値上がり74%という裾野の広さを、7万円台の上で保てるかどうかです。
注意したいのは、半導体のなかで資金の向きが分かれている点です。ソフトバンクグループは202円安の6295円で約163円分、キオクシアホールディングスも約27円分を押し下げました。買いが広がったように見えて、中身は入れ替わっています。信用買い残は2日時点で6兆5235億円と2週連続で増え、上げの途中で持ち高が膨らんでいます。金利上昇が利ざや改善として歓迎される前提は、上がり方が緩やかな間だけです。
いちばん動いたのは国内の長期金利です。6日の10年物国債の利回りは3.105%で、取引時間中は3.115%、20年債は31年ぶりの高さを付けました。表面利率を3.1%へ引き上げた10年債入札は順調で、上昇幅は3.095%まで縮む場面もありました。この水準で落ち着けば銀行と保険には追い風、借り入れの重い不動産業には逆風です。原油はWTI先物が5日に89ドル43セントと90ドルを下回ったままで、石油・石炭製品には逆風が続きます。為替はユーロ円も177円28銭と円安方向で、ドル円が介入警戒の節目の160円に近づく日ほど、輸出株は急な円高に振られやすくなります。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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