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自律反発で下値固めか、夜間先物140円高で米CPI待ち|日経平均の見通し【10月14日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

OPENING BELL ・ 2026.10.14

自律反発で下値固めか、夜間先物140円高で米CPI待ち

日経平均の見通し

10月14日 8:00更新読了目安 8分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    夜間先物は68,100円。前日比は+140円です。

  2. 02

    中国のDRAM大手との競争が激しくなるとの警戒から、マイクロン・テクノロジーが3.6%安、アプライド・マテリアルズが6.7%安、ラム・リサーチも下げてメ。

  3. 03

    2026年10月14日の東京株式市場は、反発して始まりそうです。

夜間先物68,100円+140円
米10年債5.213%-0.02
S&P5007,805.45-0.02%

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安69,960円上側の判断水準
下値の目安68,856円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の見通し
  2. 02米3指数そろって下落、SOX指数は5日続落しました
  3. 03本日の投資戦略

01

市場の見通し

2026年10月14日の東京株式市場は、反発して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は前日の日中清算値6万7960円から140円高い6万8100円で引け、上昇率は0.20%でした。13日の日経平均株価の終値6万7777円52銭と比べると320円ほど上の水準です。シカゴ日経平均先物の円建て清算値も大阪の日中終値比245円高の6万8205円で、夜間終値のすぐ上に並んでいます。夜間の値動きは一本調子ではなく、6万8070円で始まったあと6万7770円まで売られてマイナス圏に沈み、米国市場の取引開始前に6万8270円まで買い戻されてから6万8100円で終わりました。本日の想定レンジは6万7500円から6万8500円です。13日までの4営業日で日経平均株価は2900円あまり下げており、きょうの買いは下げの行き過ぎを埋めに行く性格のものになります。

需給の面では、13日のニューヨークで日本株の受け皿が半導体に戻りはじめた形跡があります。円換算の終値を東証の終値と比べると、前日に東証で398円86銭分も指数を押し下げたソフトバンクグループが5468円で2.98%高、村田製作所が0.82%高、ソニーグループが1.00%高、三菱電機が0.48%高と、売られていた銘柄に買いが入りました。反対に武田薬品工業は1.66%安、セブン&アイ・ホールディングスは1.01%安、三井住友フィナンシャルグループは0.63%安で、前日に買われた内需と金融が小幅に戻されています。為替はドル円が12日の終値158円61銭から13日の終値158円32銭へ29銭の円高となり、今朝8時前後も158円34銭前後でほとんど動いていません。ニューヨークでは158円09銭から158円47銭まで上昇する場面があり、取引中は円安方向に振れたものの、12日の水準までは戻らずに引けた形です。一方でユーロ円は176円88銭から177円38銭まで上昇して円安方向に振れ、ユーロドルは1.1198ドルで引けました。為替から半導体の下げを埋める力は、本日は期待しにくい並びです。

02

米3指数そろって下落、SOX指数は5日続落しました

13日の米国市場は主要3指数がそろって下げました。NYダウは前営業日比180ドル45セント安の5万1670ドル10セントで4日ぶりの反落、S&P500は1.79ポイント安の7805.45、ナスダック総合指数は41.52ポイント安の2万7204.38で続落しています。下落率はダウが0.35%、ナスダックが0.15%、S&P500が0.02%と小さく、指数の水準だけを見れば動きのない一日でした。しかし中身は偏っていて、SOX指数は小幅ながら5日続落しました。中国のDRAM大手との競争が激しくなるとの警戒から、マイクロン・テクノロジーが3.6%安、アプライド・マテリアルズが6.7%安、ラム・リサーチも下げてメモリー関連の売りが続いたためです。米10年物国債の利回りは0.020%低下の5.213%、VIXは0.06ポイント上昇の15.27でした。決算では、シティグループが1株利益で予想を上回り純金利収入の見通しも引き上げたものの、最高経営責任者がマクロ経済の弱さを指摘して下落し、ウェルズ・ファーゴも強弱まちまちの内容を嫌気されました。ゴールドマン・サックスは予想を上回る決算で朝方は買われましたが、その後は利益確定売りに押されています。ジョンソン・エンド・ジョンソンは医療機器部門の売上高が予想に届かず下げ、キャタピラーは3.32%安でした。終盤にNY連銀総裁が2027年の利上げは現時点で必要ないとの考えを示し、利上げ継続への警戒が和らいで下げ止まっています。

この並びが東京に渡るとき、効き方は二重になります。半導体の売りが5日も続いているという事実は、寄り付きから東京エレクトロンやアドバンテスト、キオクシアホールディングスに重しとして乗ります。ただ13日の東京市場は、日経平均先物が日中に1510円も下げたうえで、東証プライムの値上がり銘柄数が全体の7割を超えるという形で終わりました。売られたのは指数寄与の大きい一握りで、資金そのものは海運や商社、金融、ゲームに移っていました。日経平均株価とTOPIXの比を示すNT倍率は、先物の中心限月で9日の16.85倍から13日は16.48倍へ下がり、一時は75日移動平均線のある16.40倍まで接近しています。米国で原油高を受けてエネルギーと電気通信サービスが上げ、銀行が下げたことも、資金が指数の外側で動いていることを裏づけます。半導体の下げだけを見て全面安と読むと、きょうも中身を取り違えます。

03

本日の投資戦略

中国の9月の消費者物価指数と卸売物価指数、それに9月の貿易統計が午前中に発表され、夜の21時30分には米国の9月消費者物価指数が続きます。国内は9月のマネーストックと9月の投信概況だけで、指数を動かす材料は海外に偏った一日です。なかでも東京市場に直接効くのは、日本時間の午後2時ごろに予定されているオランダの半導体製造装置大手ASMLの7~9月期決算です。同社は4~6月期の決算で通期の業績見通しを上方修正しており、今回さらに引き上げるのか、それとも好材料の出尽くしになるのかで、東京エレクトロンやアドバンテスト、レーザーテックの午後の値動きが変わります。米消費者物価指数は総合とコアのいずれも前年比の伸びが加速する予想で、結果が上回れば5.213%まで下がった米長期金利が再び上を向き、高PERのハイテク株に逆風となります。そのほかシンガポール金融通貨庁の金融政策発表と7~9月期の国内総生産、米国の地区連銀経済報告も控えています。

週足のボリンジャーバンドのプラス1シグマは6万8070円で、夜間取引の終値6万8100円はその30円上にあります。この線の上で引けていられるなら、次はプラス2シグマの6万9960円との帯が意識される形です。日足で見ると、プラス1シグマは6万8856円、中心値の25日移動平均線は6万6587円で、きょうの値動きはこの2本に挟まれた広い帯の下のほうを進むことになります。上を押さえる線は6万9000円の手前に集まっています。先物の5日移動平均線が6万8998円、一目均衡表の転換線が6万9260円で、6万9000円という節目と合わせて3つが近接しています。反対に下を支える線は6万7000円のすぐ上です。一目均衡表の基準線が6万7020円、雲の上限が6万7140円にあり、13日の日経平均株価は一時この6万7000円台割れの寸前まで下げたあと長い下ヒゲを引いて戻りました。下ヒゲの形そのものが、この帯で買い手が待っていたことを示しています。

反発が自律反発で終わるのか、流れの変化になるのかは、前場の6万8500円で分かれます。想定レンジの上限がここに置かれており、越えれば次は日足のプラス1シグマ6万8856円、さらに先物の5日移動平均線6万8998円が順番に関門として現れます。越えられないまま前場を終えるなら、きょうは6万7500円から6万8500円の1000円幅の中を往復する一日と見て、上限に近づいた場面での戻り売りが報われやすくなります。買い下がるなら、支えは6万7020円の基準線です。この線を終値で割り込んだときは、13日の下ヒゲが示した買い手が退いたことになるので、前提を作り直す場面になります。ASMLの決算が出る午後2時までに6万8500円を回復できていれば自律反発の枠内、回復できないまま決算を迎えるなら、下の6万7500円までを本日の値幅として見ておきます。

  1. 1

    中国の9月の消費者物価指数と卸売物価指数、それに9月の貿易統計が午前中に発表され、夜の21時30分には米国の9月消費者物価指数が続きます。

  2. 2

    週足のボリンジャーバンドのプラス1シグマは6万8070円で、夜間取引の終値6万8100円はその30円上にあります。

  3. 3

    反発が自律反発で終わるのか、流れの変化になるのかは、前場の6万8500円で分かれます。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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