OPENING BELL ・ 2026.10.23
SOX指数6.72%安で続落発進か、夜間先物890円安
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は62,310円。前日比は-890円です。
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発端はAI関連企業の信用リスクへの警戒で、メタ・プラットフォームズの5年物クレジット・デフォルト・スワップの上乗せ幅が過去最高を記録したと伝わり、株価は。
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2026年10月23日の東京株式市場は、続落して始まりそうです。
数字だけを、先に確認
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市場の見通し
2026年10月23日の東京株式市場は、続落して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は、22日の日中清算値6万3200円から890円安い6万2310円で引けました。下落率は1.40%です。夜間は6万3000円で寄り付いたあと、売られすぎへの買い戻しで6万3570円まで戻す場面がありましたが、米国市場が始まると下げに転じ、最後は安値のまま終えています。22日の日経平均株価の終値6万2907円84銭と比べると597円84銭下の水準です。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は大阪の日中終値比520円安の6万2680円で、夜間取引の終値はこれを370円下回ります。本日の想定レンジは6万1900円から6万2900円とみています。上限が22日の終値とほぼ同じ場所にあり、戻してようやく前日並みという形です。
今朝8時12分のドル円は1ドル156円53銭から156円55銭で、22日の終値156円77銭からさらに円高に振れています。22日のニューヨークでは始値158円14銭から安値156円69銭まで下げ、21日の終値158円16銭と比べると1円39銭の円高です。ユーロ円も22日の始値177円62銭から終値175円84銭へ1円78銭の円高となり、今朝は175円65銭から175円67銭にいます。この円高には、円だけが買われたという事情がありません。米国債とスイスフランが同時に買われており、AI関連株への懸念から安全資産へ資金が移る動きの一部として円が買われたとの指摘が出ています。円高を打ち消す材料が見当たらないぶん、輸出関連株の重さは寄り付きから出やすいです。需給では、夜間の先物がシカゴを370円下回って終えた点が気になります。米国の時間帯に売り直された分が東京の寄り付きにそのまま持ち込まれる形で、前日のように寄り付きで差を埋めにいく展開は期待しにくいです。
02
SOX指数が6.72%安、ナスダックは694ポイント安でダウは11ドル高
22日の米国市場では、NYダウが前営業日比11ドル89セント高の5万2867ドル98セントと3営業日続伸しました。上昇率は0.02%にすぎません。その一方でS&P500は93.74ポイント安の7663.43、ナスダック総合株価指数は694.00ポイント安の2万6008.86と2.59%下げ、SOX指数は773.58ポイント安の1万731.98で下落率は6.72%に達しました。3指数がこれだけばらけたのは、売られた対象が人工知能と半導体に絞られていたからです。発端はAI関連企業の信用リスクへの警戒で、メタ・プラットフォームズの5年物クレジット・デフォルト・スワップの上乗せ幅が過去最高を記録したと伝わり、株価は一時8%近く下げました。AI投資の資金をどう調達するのかという問いが、株ではなく社債の値段の側から出てきた形です。ラム・リサーチは決算が高い期待に届かず下落し、コアウィーブは10%安、AMDも売られました。エヌビディアの最高経営責任者は、AI向けの計算資源の需要は桁外れに高いと述べたうえで、資金の不足が成長を抑えていると説明しています。買われたのはP&G、ホーム・デポ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ロッキード・マーティンといった生活必需品と医療、防衛でした。
この晩にいちばん大きく動いたのは、株ではなく債券です。米10年物国債の利回りは0.165%低下して4.955%となり、5%を割り込んで約1カ月ぶりの低い水準になりました。VIXは2.35ポイント上げて19.03で、上昇率は14.08%です。株が売られて利回りが下がる組み合わせは、10月15日には働いて19日には不発だったもので、今回は3週間で最も明確に出ました。ただし逃避の行き先は一様ではありません。NY金先物は89ドル60セント下げて4060ドル40セントと4営業日続落しており、国債と円とスイスフランは買われたのに金は売られています。WTI先物は2ドル32セント上げて99ドル47セントと3営業日ぶりに反発しました。中東での戦闘激化への懸念が理由で、原油はリスク回避の文脈の外にいます。欧州も株は下げ、ドイツ株価指数が1.06%安の2万5371.75、FTSE100種が10725.03です。ドイツの10年債利回りが下がる一方でフランスの長期債は売られ続け、両国の金利差は約15年ぶりの大きさになりました。東京市場に渡ってくるのは、半導体の6.72%安と円高、そして金利低下で輸出株の支えが減るという3つの組み合わせです。
03
本日の投資戦略
寄り付き前の8時30分に、9月の全国消費者物価指数が発表されます。市場の予想は総合が前年比2.1%で8月の1.9%から加速、生鮮食品を除くコアも2.1%で8月の1.7%から0.4ポイント上がる見込みです。コアの伸びが4カ月ぶりに2%台へ戻るかどうかという場面で、予想どおりなら国内の金融政策が動く方向への思惑が残り、156円台の円高をさらに押す材料になります。午後は15時に日銀の金融システムリポートが出ます。国内の決算はファナックと東京製鉄で、ファナックは設備投資の実需を映す銘柄ですから、前夜の半導体売りが受注の数字で裏づけられるのかを確かめる場になります。海外は16時30分にドイツ、17時にユーロ圏、22時45分に米国の10月の購買担当者景気指数の速報値が並びます。米国は製造業が55.5、非製造業が57.9という予想で、いずれも9月より低い数字が見込まれています。FRBとECBはともに29日まで金融政策に関する発言を控える期間に入っており、当局者の言葉で相場が修正される余地は今週ありません。
下を支える線が、一晩で2本なくなりました。1本は日足のボリンジャーバンドのマイナス1シグマで6万3980円、もう1本は9月14日につけた先物の直近安値6万2530円です。22日の日中取引でマイナス1シグマを割り、夜間で6万2530円も下に抜けて、夜間の終値は6万2310円です。ここから下に目を移すと、次のめどが狭い範囲に固まっています。日足のマイナス2シグマが6万1550円、200日移動平均線が6万1390円、週足のマイナス2シグマが6万1770円で、3本が6万1390円から6万1770円までの380円の帯に重なっています。夜間の終値からこの帯の上端までは540円しかありません。帯が狭いということは、触れたときに止まりやすい反面、抜けたときには次のめどまで距離が開くということです。帯の下には7月29日の安値6万410円まで目立つ節目がありません。もうひとつ、日経平均先物とTOPIX先物の比であるNT倍率が15.74倍まで下がり、200日移動平均線の15.83倍を割り込みました。前日は15.98倍でしたから、一晩で0.24ポイント縮んだことになります。TOPIX先物の下落率が0.67%で日経平均先物の1.40%の半分以下だったことの裏返しで、売りの中心が半導体の比重が重い日経平均に寄っていることを示しています。この倍率の次のめどは9月15日の15.56倍です。
押し目を買うか、戻りを売るか。本日はその判断を、6万2530円という1本の線にそろえると筋が通ります。9月14日の安値であり、夜間で割ったばかりの線です。寄り付きが想定レンジの下限6万1900円に近いところから始まり、前場のうちに6万2530円を回復して戻した場合は、22日の1713円40銭安に対する行きすぎの修正として扱えます。回復せずに戻りが6万2530円の手前で止まるなら、その水準は上から押さえる側の線に変わります。確かめる順番は、寄り付きの値ではなく前引けの値です。夜間の終値が安値引けである以上、寄り付き直後の数字は売りの勢いがそのまま出たものでしかなく、前場の終わりにどこにいるかで初めて買い手の有無が分かります。下値めどとして並ぶ6万1550円と6万1390円は160円しか離れておらず、ここを下に抜けた日は7月29日の安値6万410円までめどが飛びます。
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寄り付き前の8時30分に、9月の全国消費者物価指数が発表されます。
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下を支える線が、一晩で2本なくなりました。
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押し目を買うか、戻りを売るか。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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