CLOSING BELL ・ 2026.10.23
日経214円安も不動産が上昇率首位、長期金利2.8%割れ
日経平均の概況
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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日経平均は214円68銭安の6万2693円16銭で続落しました。朝方は下げ幅が一時1400円を超えています。
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10年物国債の利回りが2.789%へ下がり、不動産業が2.05%高で33業種の首位、銀行業が2.28%安で最下位です。
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安値は200日移動平均線の近辺で止まりました。来週のFOMCまで、金利で業種の並びが変わる動きに気を付けます。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
日経平均株価は214円68銭安の6万2693円16銭で続落し、終値は約3カ月ぶりの安値です。TOPIXは31.69ポイント安の3965.81、グロース市場250指数は1.33ポイント高の754.60でした。東証プライムの値上がりは553銘柄、値下がりは951銘柄で、値上がりは全体の35.6%です。売買代金は8兆9383億円、売買高は28億8432万株です。10年物国債の利回りは0.081%低下の2.789%で、2カ月半ぶりに2.8%を割りました。20年物は3.602%です。
始値は240円79銭安の6万2667円05銭で、前日の米国市場で半導体株が急落した流れを受け、朝方は下げ幅が一時1400円を超えました。安値は6万1462円61銭で、取引時間中も約3カ月ぶりに6万2000円を割りましたが、200日移動平均線の6万1465円で下げが止まりました。後場はナスダック100先物がプラスに転じ、アドバンテストとソフトバンクグループの下げ幅が縮んだことで戻しました。33業種は上昇8、下落25です。上昇率は不動産業の2.05%が首位で、小売業1.20%、水産・農林業0.89%、医薬品0.54%と内需が並びました。下落は銀行業2.28%、海運業2.10%、非鉄金属1.76%の順です。指数を押し上げた上位5銘柄はファーストリテイリング、中外製薬、キオクシアホールディングスなどで合計約145円、うち約95円がファーストリテイリング1銘柄です。押し下げた上位5銘柄はTDK、日東電工、ソフトバンクグループなどで合計約165円でした。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
22日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が0.02%高の5万2867ドル98セントで3日続伸した一方、S&P500は1.20%安の7663.43、ナスダック総合指数は2.59%安の2万6008.86、SOX指数は6.72%安の1万0731.98でした。AI関連企業の資金調達コストへの懸念から、米10年物国債の利回りは5%を割り4.955%です。
今晩の指標は22時45分の10月の購買担当者景気指数の速報値と23時のミシガン大学消費者態度指数の確報値だけで、大手の決算もありません。軸は来週です。27日から28日にFOMCが開かれ、会見にはウォーシュ議長が臨みます。29日には7-9月期のGDP速報値と9月の個人消費支出価格指数が重なり、アルファベット、マイクロソフト、アマゾンの決算も同じ週です。4%台へ下げた米長期金利が戻らないかどうかで、ハイテク株の振れ幅が決まります。時間外の米株先物は15時34分時点でナスダック100先物が0.28%高の2万9223.50、ダウ先物は152ドル安の5万2916です。大阪の日経225先物12月限は、夜間立会を310円安の6万2600円で始めました。
03
今後の投資戦略
本日上昇した業種は33のうち8だけで、その先頭が2.05%高の不動産業でした。住友不動産は86円高の3331円です。10年物国債の利回りが2.789%まで下がり、借り入れコストの重さが和らいだことが効いています。もう一つ注目するのは0.54%高の医薬品で、中外製薬は181円高の6795円と、日経平均を押し上げた上位5銘柄に入りました。内需とディフェンシブに資金が向かう流れが続いています。26日の寄り付きでは、本日の安値6万1462円61銭を下回らずに始まるかを確認します。
注意が要るのは、押し下げの中身が半導体の部材に残った点です。電気機器は1.37%安で、TDKは156円安の2624円50銭と日経平均の押し下げ首位、京セラも61円安の3457円でした。もう一方は2.28%安で下落率首位の銀行業で、りそなホールディングスは68円50銭安の2141円50銭です。21日に銀行業が上昇率の上位に入ったのはリスク選好の戻りからで、本日は金利の低下が前提を入れ替えました。この見方が崩れるのは、30日の日銀の金融政策決定会合で利上げに前向きな見方が示され、利回りが2.9%台へ戻る場合です。
金利の低下は10年物にとどまらず、20年物国債の利回りも3.602%まで下がりました。0.34%高の建設業には追い風です。原油はWTI先物が22日に1バレル99ドル47セントへ2ドル32セント上げており、1.35%安だった鉱業と0.66%安だった石油・石炭製品には、この水準が下支えになります。為替はドル円が16時台に157円10銭で、朝方に付けた156円08銭から1円ほど円安に戻しました。ユーロ円は前日16時の176円62銭から51銭の円高の176円11銭で、1.20%高だった小売業には追い風、0.42%高にとどまった輸送用機器には逆風です。
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本日上昇した業種は33のうち8だけで、その先頭が2.05%高の不動産業でした。
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注意が要るのは、押し下げの中身が半導体の部材に残った点です。
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金利の低下は10年物にとどまらず、20年物国債の利回りも3.602%まで下がりました。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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