ホーム » 配信情報トップ » NIKKEI » 日経概況 » 日経893円安、一時6万円接近も商社と空運に資金|日経平均の概況【11月4日】

日経893円安、一時6万円接近も商社と空運に資金|日経平均の概況【11月4日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

CLOSING BELL ・ 2026.11.04

日経893円安、一時6万円接近も商社と空運に資金

日経平均の概況

11月4日 17:30更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    日経平均は893円23銭安の6万2188円63銭で3日続落し、米中間選挙での民主党優勢がAI規制の懸念を呼びました。

  2. 02

    下げ幅は一時3000円を超え、安値は6万0030円10銭です。後場に戻したのは大統領の結果受け入れ発言でした。

  3. 03

    非鉄金属が4.88%安で沈む一方、空運業は3.83%高です。業種の両端が開いた相場に注意します。

日経平均62,188.63円-893.23円
TOPIX3,895.38-34.9
グロース250769.27-4.43
ドル・円158.15円+0.3円

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安62,188円上側の判断水準
中心価格61,600円値動きの分岐点
下値の目安61,000円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の総括
  2. 02今晩の米国市場の注目ポイント
  3. 03今後の投資戦略

01

市場の総括

本日の日経平均株価は前営業日比893円23銭安(1.42%安)の6万2188円63銭で3日続落しました。TOPIXは34.90ポイント安(0.89%安)の3895.38、東証グロース市場250指数は4.43ポイント安の769.27です。東証プライムの値上がりは全体の27.3%、値下がりは69.8%でした。売買代金は10兆8055億円、売買高は35億1279万株で、10兆円台に膨らんでいます。10年物国債の利回りは2.795%へ上昇し、20年債は3.636%でした。

寄り付きは108円70銭安の6万2973円16銭で、いったんプラス圏に浮上しました。しかし米中間選挙の開票で民主党の優勢が伝わると、AI関連事業への規制強化が警戒され、半導体と値がさ株に売りが集中しました。前場終盤に6万1000円を割り込み、後場は6万0030円10銭まで売られて下げ幅が一時3000円を超えています。大統領が選挙結果を受け入れると発言したあと、急速に下げ幅を縮めました。業種別は上昇8、下落25です。下落率の首位は非鉄金属の4.88%安で、石油・石炭製品が4.39%安、鉱業が4.02%安、電気機器が2.40%安と続きました。上昇率は空運業の3.83%高が首位で、不動産業が1.57%高、その他製品が1.02%高です。押し下げはアドバンテスト1銘柄で約258円、東京エレクトロンと合わせた2銘柄で約431円に達し、押し上げはファーストリテイリングが2010円高の7万7370円で約162円でした。

02

今晩の米国市場の注目ポイント

3日の米国市場は、ダウ平均が197ドル26セント安の5万1786ドル72セント、S&P500が27.52ポイント高の7568.92、ナスダック総合が207.65ポイント高の2万5372.01と高安まちまちでした。AIと半導体関連の買い戻しでSOX指数は2.6%高、一方でアップルの決算を嫌気した売りがダウ平均の重荷となりました。

今晩は22時15分の10月ADP雇用統計(予想7万件、前回9万件)と、24時の10月ISM非製造業景況指数(予想54.7、前回54.9)が中心です。時間外の米株価指数先物は17時9分時点でダウ先物が141ドル高の5万2036ドル、ナスダック100先物が38.25ポイント安の2万8267.50で、一時2.4%安から下げをほぼ解消しました。大阪取引所の日経225先物12月限は、夜間取引を150円高の6万2600円で始めています。先を見る材料は米企業のAI設備投資です。選挙で議会の構図が変わり、データセンター投資への規制が論点に浮上しました。計画そのものが削られるのか、審査が長引くだけなのかで、受注側の装置と部材の見え方は変わります。

03

今後の投資戦略

半導体から資金が抜けた先に残ったのは、商社と内需でした。注目するのは卸売業とその他製品です。卸売業は0.92%高で、三菱商事が376円高の5148円となり日経平均を約38円押し上げました。本日、今期最終利益の9%上方修正と4期ぶりの最高益を発表しています。三井物産も今期最終を14%上方修正し、商社の数字がそろって上向いています。その他製品は1.02%高で、任天堂が204円高の8353円、バンダイナムコホールディングスが30円高の6238円でした。5日はソニーグループとトヨタ自動車など157社が決算を発表します。半導体から離れた業種に資金が残るかどうかを、寄り付きで確認します。

売りが集まったのは、AIの設備投資に連なる業種でした。注意するのは非鉄金属と電気機器です。非鉄金属は4.88%安で下落率の首位となり、フジクラと住友電気工業が下げました。AIデータセンターの電力と配線を担う銘柄が集まる業種です。電気機器は2.40%安で、京セラと太陽誘電が下落しました。前提が崩れるのは、規制の議論が実際の投資計画に届かないと分かる場面です。

株式以外では、原油の安さがそのまま業種の並びに出ました。WTI先物は3日に1バレル96ドル57セントで、100ドルを割った水準が続いています。石油・石炭製品の4.39%安と鉱業の4.02%安はここが出どころで、燃料コストが軽くなる空運業は3.83%高と上昇率の首位です。10年物国債の利回りは2.795%へ上昇し、5日に10年国債の入札があります。利回りがさらに上がれば不動産業には逆風、銀行業には追い風です。ドル円は17時時点で158円10銭から20銭と、3日の17時の157円85銭から30銭ほど数値が上がる円安でした。158円台は介入への警戒が出やすく、円安が支えになる輸送用機器もここから上は伸びにくくなります。

  1. 1

    半導体から資金が抜けた先に残ったのは、商社と内需でした。

  2. 2

    売りが集まったのは、AIの設備投資に連なる業種でした。

  3. 3

    株式以外では、原油の安さがそのまま業種の並びに出ました。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

TBL AI INVESTMENT COMMUNITY

分析を、毎日の判断につなげる。

日経225、米国個別株オプション、先物デイトレとAI分析ツールを体系的に学べます。

詳しく見る →

AIオプション専門コース

上げ・下げ・停滞。
どんな相場でも利益を狙う。

  • 日経225+米国個別株オプションまで完全網羅した日本一の講座
  • ボラティリティ予測AIで複雑な戦略立案を大幅に効率化
  • 先物デイトレ(週1・ジョン直接指導)とAI分析ツールも込み
月額 20,000円4サービス統合 / 通常28,000円
コースを見る ›

主宰・ジョン シュウギョウ | TBL AI投資コミュニティ

お買い物カゴ