第7回のブログはコチラ
これでオプション桃シリーズは最後となります。
ここまで楽しんで読んでいただけましたでしょうか?
もっと詳しく知りたくなったという方はぜひ、オプションコミュニティへお越しください
プットオプションとは
こういうことを言葉そのままを使ってプットオプションと呼びます。
市場で普通に5,000円で売れるので、わざわざ売る権利を使って4,000円で売る必要はないですね。
そうすると、保険会社としては、はい、わかりました。
その代わり保険金、最初に払った600円はいただきます、となります。それが、この保険会社の収益になるわけです。
次に、役割として考えてみましょう。
この農家の方は何をしたかというと、売る権利を買った方ですね。
4,000円で売る権利というものを買った場合です。
そして、保険会社の場合は、この保険を発行したので、売る権利を売った形になります。
言葉はちょっと難しいですけど、よくよくこの仕組みを考えるとわかりやすいです。
4,000円で売る権利というものを最初に販売をして、その保険金で利益を得ているということです。
役割で詳しく見ていくことにしましょう。
先に値段をプッと下に向かって、プットするって言ったんですね。それで覚えてください。
プットオプションで、4,000円でこの桃を得る権利というものを農家の方は買った人になります。
その反対に保険会社を売った人になりますね。
利益と損失で考えるんだったら、4,000円で売る権利を買った人は4,000円より安くなると、その分が利益になりますね。
3,000円、2,000円と値段が下がっていけばいくほど、どんどん自分の利益になります。
そして4,000円を下回らないと、最初に支払った代金というものが損失になります。
これは大事なことですね。
4,000円を下回らないということは、例えば値段が5,000円になりました。
その時、わざわざこれを交渉して、「じゃあ私は4,000円で売ります」という人はいないですね。
なので、売る権利は使わずに放棄をする。その時、自分が支払った600円、この金額は戻ってこないですね。
保険を買う時の代金として払ってるので600円も戻ってきません。
しかし、それを下回って3,000円、2,000円になっていくと権利を行使するというのが
プットオプションを買った人の投資判断になります。
その反面、保険会社が行っている、このプットオプションを発行して売った人は、
4,000を下回るとその分が自分の損失になります。
この農家の方とは真逆なんですね。
3,000円になろうが2,000円になろうが、農家の方が4,000円で売りたいっていうと、4,000円で全部受け取るしかありません。
その反面、4,000円を下回らないと、最初に受け取った代金が自分の利益で、これが最大の利益になりますね。
いくらでしたか?
600円を最初に受け取っています。受け取って、そしてこれが下がらなければ、それが自分の利益になります。
プットオプションとコールオプションもバッチリ抑えることができましたね。
このプットオプションも買うことはロングと言います。プットオプションの買いをしたのがこの農家の方。
そして保険会社はプットオプションの売り、プットオプションのショートをした人になります。
ここにコールとプットを持ってきてまとめています。
馴染みのない概念ですので、結構混乱することがありますけど、この図にまた戻ってみてください。
これコールとプットを両方全部俯瞰して見ることができますので、非常にわかりやすく思い出すことができると思います。
オプションの概念はいかがでしたか?意外と簡単でわかりやすいというのがわかったんですね。
じゃあ、オプションの概念がわかったので、少しずつ本当に重要な概念に入っていきましょう。
これもわかりやすく伝えますので、ぜひ楽しみにしてください。