2016年3月24日の東京株式市場は続落しました。
終値は108円65銭(0.64%)安の1万6892円33銭でした。
為替市場で進む円安の流れを受けて上昇する場面もありましたが、
原油安や後場にはいって、112円前半まで切り上げ(円高)てきたことで
買いが続く推進力を失いました。
しかし、本格的な下げというよりは別の見方をする必要があります。
その見方とは?本日も最後までしっかりお読みください。
前営業日の米国市場は続落しました。
ダウ工業株30種平均は2日続落して、
前営業日比79ドル98セント(0.5%)安の1万7502ドル59セント、
ナスダック総合株価指数は6日ぶりに反落して、
前営業日比52.798ポイント(1.1%)安の4768.861で取引を終えました。
最近の上昇で2ヶ月ぶりの高値をつけたことで
利益確定が出やすいタイミングにあったことや、
原油市場が再び弱含みになったことを材料に投資家心理が悪化しました。
日本市場は米国市場の続落や材料難で、小幅な下落で寄り付きました。
原油が1バレル40ドルを切ったことが嫌気され資源関連株に売りが集まりました。
為替市場の円安基調が進むことで、プラス圏に浮上する場面もありましたが、
後場に入って円安の動きが一服するとマイナス圏に沈没、
続落で本日の取引を終えました。
続落というもののテクニカル的には2月12 日を安値とする三角持ち合いの
延長線上にあり、まだどちらという方向感が決まったわけではありません。
つまり、2日下げてきたけど、基本的には材料難で方向感の欠ける動きなので、
まだはっきり上、下と言い切れる状況ではありません。
この持ち合いを抜け出し、どこかに方向感を出す必要がありますね。
この動きを反映して、どっち?と迷っているような銘柄が増えているので、
イラッとなってポイントでもないところで買ってしまうことがないようにしたいです。
■各市場の動き
日経平均:16,892.33 -108.65 -0.64%
NYダウ(ドル):17,502.59 -79.98 -0.45%
ドル(円):112.71-72 +0.33円安 +0.29%
ユーロ(円):125.92-96 +0.18円安 +0.14%