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2020年7月6日の日経概況

2020年7月6日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前営業日比407円96銭(1.83%)高の2万2714円44銭でした。
22,000円を固めて、6月10日以来、1カ月ぶりの高値を記録しました。
米国市場が独立記念日の振替休日で休場、
材料が少なく、軟調な動きも予想される中、
中国市場の堅調な動きや景気回復への期待が進み、上げ幅拡大しました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は独立記念日の振替休日で休場でした。

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【日本市場の動向】

日本市場は先週末の米国市場が休場で
材料になるものが少なく、
軟調な動きも予想されましたが、
アジア市場の好調さと景気回復への期待が進み、
大幅な上昇を見せました。

中国市場が大幅に上昇したことが好感され、
為替市場では一時的ではありますが、
円安が進むことで、一貫して買われる雰囲気、
本日の高値付近で取引を終えました。

海運、鉄鋼、機械など景気敏感銘柄の買いが目立ち、
市場の上放れを好感して
証券業種が上昇率1位を記録しました。

33業種すべてが上昇しましたが、
医薬品、石油、鉱業などの業種が相対的に
弱い上昇で終わりました。

日経の日足は丸坊主に近い陽線を形成しました。
先週末の終値より上離れしてスタート、
25日移動平均線の下でスタートしましたが
早いうちに節目を突破して、
大きく押されることもなく一貫して上昇で終りました。

終値で6月23日の高値、及び6月16日の高値に並び、
明日も今日の高値を抜けると直近の持ち合いを抜け出すことになり
上に向かってのトレンド発生の可能性が高くなりました。

明日は逆に下がって持ち合いの中に
戻ってしまう可能性もあるので、
いきなり大きなポジションを取る事は
持ち合いを抜け出してから考えて良いでしょう。

商いは低調で2兆円を割り込んだままでした。
東証1部の売買代金は1兆8013億円、
売買高は10億2539万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1888銘柄、
値下がりは244、変わらずは38銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

「こんなにあげる理由がある?」
市場関係者も驚く動きが週初から出ました。
米国市場が材料にはならず、
小池さんの東京都知事選、中国株の大幅高などが
ポジティブに反映されていますが、
それが400円を超える上昇幅をすべて説明できるかというと
違う、という反応に違いないでしょう。

注意すべき点は、33業種すべてが上昇、
東証1部の87%が上昇する中でも、
商いは2兆円を割り込んだままということです。

幅広い銘柄が満遍なく変われるというよりは、
一部の銘柄に買いが集中しているという側面を持っています。
22,000円と25日移動平均線と言う節目を
難なくを超えてきたと言うことに大きな意味があるでしょう。

先週末は「週後半に行くほど大きく動く可能性があるので注意、
消費関連銘柄に注目していきたいところです。」と解説、
週初から大きく動き出すことになりました。

明日も下げにくい展開があれば、
消費関連、景気敏感業種には引き続き
注目してみる価値があるでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,714.44     +407.96(1.83%)
ドル・円
107.56 – 107.57  +0.08(0.07%)
ユーロ・円
121.47 – 121.49  +0.72(0.59%)
ユーロ・ドル
1.1292 – 1.1294  +0.0058(0.51%)
NYダウ工業株30種(ドル)2日終値
25,827.36 +92.39(0.35%)
S&P500種
3,130.01 +14.15(0.45%)
ナスダック
10,207.629 +53.000(0.52%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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