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2023年11月6日の日経概況及び今後の展望

【世界市場の総合分析: 今後の投資戦略】

|| 2023年最大の上げ幅

2023年11月6日の東京株式市場は大幅に続伸しました。終値は前営業日比758円59銭(2.37%)高の3万2708円48銭。今年最大の上げ幅はで、節目の3万2000円を回復しました。

上昇の要因は米国市場の堅調な動きで、さらにその背景は日米においての長期金利低下です。米国市場は先週末の雇用統計で市場予想を下回り、長期金利が低下、特にナスダック指数は上げ幅を拡大しました。

|| 利上げの終わりがみえてきた頃

一時的に800円超の上げ幅まで見せた日経。非常に強い動きとなりました。週末の展望と投資戦略では大幅な上昇と半導体関連の躍進と注目を解説しましたが、ほぼその通りの動きとなりました。

利上げが2回(FOMCの回数)連続見送られ、利上げの終わりが見えてきたことが上昇の大きな要因となりました。米国の長期金利は5%代をピークに下げ足を早めています。

半導体関連が強いのに加えて、プライム市場の上昇率上位をしめているのはSWCC<5805>, 太陽ホールディング<4626>,日東紡<3110>など製造業。特に他産業の素材になる業種で、景気敏感業種として分類することができるので、今後の物色の参考にするのが良いでしょう。

|| 上げすぎではないか?確かに!

ここまでくると上げすぎではありませんかという質問もあります。確かに、1日で800円近くをあげて、10月31日の安値から本日の高値まで数えると、なんと2213.89円の上昇で7.25%の上昇率を記録しています。

3空を開けているので、伝統的な戦法からすると売りのサイン。25日移動平均から乖離率も4%をマークしています。3%を超えると目先の天井を形成して反転した下半期の傾向を考慮すると、明日から反転があってもおかしくない位置です。

ただし、今の強さは上げ幅だけでなく、5兆1756億円の売買代金に裏打ちされた本物の強さ。もうちょっとあげてもおかしくないところにいるので、早計で空売りを仕掛けるようなことはしなくてもいいでしょう。

||今後の行動要領+投資戦略

行動要領はいつも反転して下げ出しても怖くないように、毎日利益確定の逆指値注文を引き上げて更新すること。そして、今のうちに短期間の空売り銘柄を物色しておくことです。

しかし、中心におきたいのはやはり先高観に沿った「買い目線」。前日もアドバイスした通り、半導体関連、景気敏感業種、インバウンド関連に引き続きフォーカスしたいところです。

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【各市場の動き】

株式指標

日経平均(円)32,708.48+758.59(2.37%)
TOPIX 2,360.46+38.07(1.64%)

為替

ドル・円 149.41 – 149.43-0.97(-0.64%)
ユーロ・円 160.65 – 160.67+1.20(0.75%)
ユーロ・ドル 1.0751 – 1.0753+0.0148(1.39%)

海外株式

NYダウ工業株30種(ドル) 34,061.32+222.24(0.65%)
S&P500種4,358.34+40.56(0.93%)
ナスダック13,478.283+184.092(1.38%)

債券・金利

米10年国債(%)4.517-0.144
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