CLOSING BELL ・ 2026.08.28
キオクシア5兆円投資に警戒売り、日経は273円高で反発
日経平均の概況
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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日経平均株価は273円58銭高の6万6405円56銭と反発し、前日の米ハイテク株高を受けて一時700円を超える上げとなりました。
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TOPIXは29.49ポイント高の4146.71と7日続伸し、値上がりは873銘柄と裾野が広がりました。
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今夜23時のウォーシュFRB議長の講演を控えて上値は重く、週をまたぐ持ち高は数字を決めてから動かします。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
28日の日経平均株価は前日比273円58銭高の6万6405円56銭で取引を終え、3日ぶりに反発しました。TOPIXは29.49ポイント高の4146.71と7日続伸、東証グロース市場250指数も25.20ポイント高の823.16と続伸しています。東証プライムの値上がりは873銘柄、値下がりは631銘柄、変わらずは49銘柄でした。売買高は21億7795万株、売買代金は8兆1223億円で、前日の7兆8700億円からさらに増えています。10年物国債の利回りは2.9%台に乗せ、前日から0.04%ほど上昇しました。16時のドル円は159円53銭前後と、27日の同じ時刻の159円30銭から23銭の円安です。
寄り付きから買いが先行しました。27日の米国市場でエヌビディアが8.74%高、SOX指数が1.99%高となったことを受け、日経平均は一時700円を超える上げとなり、高値は6万6842円82銭。ただ今夜のウォーシュFRB議長の講演を前に買いは続かず、高値から437円26銭押して引けています。指数を最も押し上げたのはアドバンテストで、660円高の3万5270円と1銘柄で約159円分。リクルートや東京エレクトロンを含む上位5銘柄で約302円の押し上げです。反対に押し下げ上位5銘柄は約219円で、最も重かったのはキオクシアホールディングスです。業種別では33業種のうち18業種が上昇し、サービス業、海運業、その他製品が上位、非鉄金属とガラス・土石製品が下位でした。NECが173円高の4908円、富士通が151円高の3904円と、ソフトウエア関連にも資金が入っています。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
27日の米国市場は主要3指数がそろって上げ、ダウ工業株30種平均は105ドル56セント高の5万3569ドル44セント、S&P500種株価指数は0.72%高の7730.99、ナスダック総合指数は1.57%高の2万6541.35で引けました。エヌビディアとセールスフォースの決算を受けて半導体とソフトウエアが買われ、SOX指数は231.57ポイント高の1万1842.80、米10年債利回りは0.021%高い4.670%へ上がっています。
今晩の日程は22時45分のシカゴ購買部協会景気指数と23時のミシガン大学消費者信頼感指数ですが、値動きを決めるのは同じ23時に始まるウォーシュFRB議長のジャクソンホール講演です。5月の就任以来、初めての基調講演になります。時間外の米S&P500先物は7728台と前日終値をわずかに下回り、大阪の日経平均先物9月限は6万6400円台で動いています。利下げを急がない姿勢が言葉として出れば、4.670%まで戻した米10年債利回りは4.7%台を試し、本日買われた半導体とソフトウエアは評価を下げられます。逆に物価の落ち着きへ重心を置いた話し方なら、金利は下を向きます。日本株がこれを織り込むのは週明け31日の寄り付きです。
03
今後の投資戦略
5兆円という数字を出した会社の株が、本日8.25%下げました。キオクシアホールディングスです。27日の取引終了後、サンディスクと共同で2032年までに国内へ約5兆円を投じ、四日市と北上の生産能力を増やす計画を発表しました。フラッシュメモリの需要が伸びる前提に立ち、政府の支援を織り込んだ内容でもあります。それでも株価は4万8170円まで売られ、日経平均の押し下げ寄与でも最上位に並びました。市場では、過剰投資への警戒が出たという見方が広がっています。同じ日にアドバンテストは660円高、東京エレクトロンも230円高です。つまり本日売られたのは半導体という業種ではなく、需要の先読みに立って自ら資金を投じる側でした。設備を売る側は買われ、設備を買う側は売られた。この線引きが本日の相場の中身です。
もっとも、過剰投資への警戒という説明は、あとからいくらでも当てはめられます。ですから確かめる材料を先に決めておきます。ひとつは本日の高値6万6842円82銭です。日経平均はここから437円26銭押して引けており、週明けに再びこの水準へ届くかどうかで、本日の買いが講演待ちの一時的なものだったのかが分かります。もうひとつは売買代金で、本日は8兆1223億円と2営業日続けて8兆円近い商いを保ちました。7兆円割れに戻るようなら、物色の裾野が広がったという本日の姿は続きません。買う場所としては、資金が実際に向かったソフトウエア関連を見ています。NECの4908円と富士通の3904円がそろって前日終値を下回るまでは、持てる形だと考えています。キオクシアの4万8170円を週明けに下回って始まるなら、5兆円という数字はしばらく買う理由にならないと見ておきます。
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5兆円という数字を出した会社の株が、本日8.25%下げました。
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もっとも、過剰投資への警戒という説明は、あとからいくらでも当てはめられます。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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