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日経1078円高の反発もアドバンテスト1銘柄で601円|日経平均の概況【10月27日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

CLOSING BELL ・ 2026.10.27

日経1078円高の反発もアドバンテスト1銘柄で601円

日経平均の概況

10月27日 17:30更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    日経平均は1078円72銭高の6万3268円37銭で4日ぶりに反発し、米アンソロピックのIPO申請がAI関連の支えとなりました。

  2. 02

    上げの中身はアドバンテスト1銘柄で約601円と偏り、プライムでは値下がりの798銘柄が値上がりの704銘柄を上回りました。

  3. 03

    長期金利が3営業日ぶりに上昇し、不動産業が3.09%安と下落率首位に沈んだ入れ替わりに注意します。

日経平均63,268.37円+1,078.72円
TOPIX3,997.37+24.39
グロース250784.22+20.73
ドル・円157.76円+0.66円

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安63,500円上側の判断水準
中心価格63,400円値動きの分岐点
下値の目安63,268円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の総括
  2. 02今晩の米国市場の注目ポイント
  3. 03今後の投資戦略

01

市場の総括

27日の日経平均株価は前営業日比1078円72銭高(1.73%高)の6万3268円37銭で4日ぶりに反発しました。TOPIXは24.39ポイント高(0.61%高)の3997.37、東証グロース市場250指数は20.73ポイント高の784.22で3日続伸しています。東証プライムの値上がりは704銘柄、値下がりは798銘柄で、値下がりが51.4%を占めました。売買代金は6兆9360億円、売買高は22億4473万株です。10年物国債の利回りは2.782%となり、26日の2.770%から0.012%上昇して3営業日ぶりに上向きました。

日経平均は379円43銭高の6万2569円08銭で始まり、前場は上げ幅を一時1400円超に広げ6万3600円台を回復しました。前日の米国市場で人工知能開発のアンソロピックが新規株式公開の目論見書を公表し、AI関連企業の資金調達への不安が和らいだことが買いを呼んでいます。業種別では非鉄金属が2.64%高で上昇率の首位となり、電気機器が2.27%高、銀行業が2.26%高、ガラス・土石製品が2.08%高と続きました。下落は不動産業の3.09%安が最大で、医薬品が2.11%安、陸運業が2.05%安、鉱業が1.67%安です。押し上げ寄与はアドバンテストが1銘柄で約601円、ソフトバンクグループと合わせた2銘柄で約772円に達し、東京エレクトロンとイビデン、TDK、ファナックが続きました。押し下げはリクルートホールディングスの約33円が首位です。

02

今晩の米国市場の注目ポイント

26日の米国市場は、ダウ平均が146ドル42セント高(0.28%高)の5万2361ドル58セント、S&P500が53.09ポイント高(0.70%高)の7676.77、ナスダック総合が214.04ポイント高(0.82%高)の2万6169.38とそろって3営業日ぶりに反発し、SOX指数は304.01ポイント高(2.82%高)の1万1083.47でした。アンソロピックの上場申請でAI投資の資金調達への懸念が後退し、原油安も支えになっています。

今晩は21時30分に9月の米耐久財受注額(予想は前月比1.4%増、前回は0.1%減)、23時に10月の消費者信頼感指数(予想80.4、前回81.9)と9月の新築住宅販売件数が出ます。大阪取引所の日経225先物12月限は日中立会の清算値が6万3500円、夜間立会は150円安の6万3350円で寄り付きました。本日からは米連邦公開市場委員会で、結果とウォーシュ議長の記者会見は29日未明です。据え置き観測が優勢で、論点は12月以降の姿勢です。4.990%まで下がった米10年物国債の利回りが会見後も低いままなら、28日のアルファベットとマイクロソフト、29日のアマゾンの決算が素直に株価へ出ます。

03

今後の投資戦略

買い戻しがいちばん強く出たのは、2.64%高で33業種の上昇率首位に立った非鉄金属です。フジクラは112円高の4090円と2.82%上げ、住友電気工業にも買いが入りました。注目はもう一つ、1.27%高の機械のディスコとファナックです。ファナックは23日の引け後に今期の経常利益見通しを2712億円から3088億円へ13.9%引き上げ、26日から500億円の自社株買いを始めています。明日28日の寄り付きでは、この2業種が本日の上げを保ったまま始まるかどうかを確かめます。

反対の端で売られた医薬品には注意します。業種は2.11%安、第一三共は230円50銭安の2594円50銭と8.16%下げ、アステラス製薬や大塚ホールディングスにも売りが広がりました。日経平均が1000円以上上げた日に2%超の下げで、買いが半導体へ戻った分だけディフェンシブから資金が抜けています。下落率の首位は3.09%安の不動産業です。23日は金利の低下で上昇率の首位だった業種で、本日は金利の反転によって立場が2営業日で入れ替わりました。金利が再び下がれば不動産業の重さは取れますが、その場合は2.26%高だった銀行業の上げが続きません。

本日の業種の並びを両端まで広げたのは、国内の長期金利です。10年物は2.782%、20年物は3.581%とともに26日から上向きました。借り入れの重い不動産業には逆風、利ざやの広がる銀行業には追い風という形が出ており、29日の2年物国債の入札で買い手の厚みを確かめます。為替は16時のドル円が157円76銭で、26日16時の157円10銭から66銭の円安ですが、輸送用機器は0.53%安と動いていません。WTI先物は26日に1バレル101ドル76セントへ1ドル51セント下げており、鉱業が1.67%安と下落率の2番目に沈んだのはここが出どころです。

  1. 1

    買い戻しがいちばん強く出たのは、2.64%高で33業種の上昇率首位に立った非鉄金属です。

  2. 2

    反対の端で売られた医薬品には注意します。

  3. 3

    本日の業種の並びを両端まで広げたのは、国内の長期金利です。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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