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2020年5月21日の日経概況

2020年5月21日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比42円84銭(0.21%)安の2万0552円31銭でした。
1ヶ月ぶりに4営業日続伸でしたが、早速反落しました。
米国市場は経済活動の再開拡大を受け一時400ドルを超える上昇、
日本市場もその流れを引き継ぎ買いが先行してスタートしました。
3桁の上昇を見せる場面もありましたが、
米中の対立激化によって上値を抑えられました。
マザーズ指数の上昇が継続する中、
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して、
前営業日比369ドル04セント(1.5%)高の2万4575ドル90セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比190.67ポイント(2.1%)高の9375.78で取引を終えました。

経済活動の再開が各地で広がることが好感され
上昇し、前日の下げ分を打ち消しました。
総計50州で経済活動の制限が段階的に解除されることや

4月のFRB議事録では、追加の金融緩和を検討する
内容が盛り込まれていることから
株式市場が支えられるとの期待が広がりました。

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【日本市場の動向】

日本市場の朝方は米国と国内で
経済活動の再開が進むことが好感され
買いが先行してスタートしました。

139円高まで進んだ相場を押し下げたのは米中関係、
米中の対立が激化する懸念から
午後から方向感のない相場になりました。

終値で小幅の下げにはなりましたが、
関西の3県を含め、緊急事態宣言の解除が
拡大したことが好感され市場は支えられました。

ガラス製品、鉱業、海運業など
資源関連・景気敏感セクターに買いが進み、
石油・鉄鋼もしっかりした一方、
水産、建設、陸運業などの内需系が
利益確定に押されました。

日経の日足は短い上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
終値では下落しましたが、3日連続で高値と安値は切り上げながら、
75日移動平均線から乖離していきました。

前日は「本日の高値を抜けて明日も上昇する場合は、
75日移動平均線に続いて
2万500円も支えとして変わる流れになるでしょう。」と解説、
安値が20,503円と、
支えになる動きが鮮明になってきました。

ボリンジャーバンドが上向きにかわり
+2σを押し上げているので
バンドウォークが進行中です。
明日は週末で売りが出やすい環境ですが、
2万500円を再び割っても
75日移動平均線が支えになることが確認できれば
心理的に大きく崩れる事はないでしょう。

東証1部の売買代金は概算で1兆9230億円、
売買高は11億4829万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1058、
値上がりは1005、変わらずは108でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週から注目するように解説している
マザーズ市場は本日も変わらず強気で
年初来高値を更新しました。

年初来高値の更新のみならず、
2019年11月29日に形成した
直近半年間の高値も更新してきました。

1ヶ月ぶりに売買代金2兆円を割り込む
薄商いの中で個人投資家の資金が小型・マザーズに
集中するのが鮮明になっていますが
明日は週末で利益確定が出やすい日です。

利益が乗ってきた銘柄に関しては
確定の注文をしっかり入れておき、
崩れやすい流れのなかで利益を確保しておきましょう。

一回調整に入ると、さらに切り返してあげやすくなるので、
来週以降も継続して注目してみる価値はありそうです。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
20,552.31 -42.84(-0.21%)
ドル・円
107.76 – 107.77 +0.11(0.10%)
ユーロ・円
118.25 – 118.27 +0.46(0.39%)
ユーロ・ドル
1.0972 – 1.0975 +0.0030(0.27%)
NYダウ工業株30種(ドル)
24,575.90 +369.04(1.52%)
S&P500種
2,971.61 +48.67(1.66%)
ナスダック
9,375.776 +190.672(2.07%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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