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日経1378円高でも値下がり優勢、上げの88%は半導体4銘柄|日経平均の概況【9月7日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

CLOSING BELL ・ 2026.09.07

日経1378円高でも値下がり優勢、上げの88%は半導体4銘柄

日経平均の概況

9月7日 17:30更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    日経平均は1378円90銭高の6万6399円84銭と続伸。米マイクロンの増産検討の報道が半導体株を押し上げました。

  2. 02

    上げ幅の88%にあたる約1212円は4銘柄が作ったもので、日経225の値上がりは105銘柄、値下がりは120銘柄です。

  3. 03

    11日は米CPIとメジャーSQが重なります。指数の水準ではなく買いの広がりを確かめてから動きます。

日経平均66,399.84円+1,378.9円
TOPIX4,125.8+22.57
グロース250791.61-5.21
ドル・円155.8円-0.5円

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安66,668円上側の判断水準
中心価格66,500円値動きの分岐点
下値の目安66,399円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の総括
  2. 02今晩の米国市場の注目ポイント
  3. 03今後の投資戦略

01

市場の総括

2026年9月7日の東京株式市場で日経平均株価は続伸しました。終値は前週末比1378円90銭(2.12%)高の6万6399円84銭です。前場には6万6668円71銭の高値をつけています。TOPIXは22.57ポイント高の4125.80と反発した一方、東証グロース市場250指数は5.21ポイント安の791.61と4営業日ぶりに反落しました。東証プライムの売買代金は8兆377億円、売買高は20億2987万株です。値上がりは全体の40.7%、値下がりは56.9%で、指数が2%超上げた日に下げた銘柄のほうが多くなっています。10年物国債の利回りは前週末比0.016%高い2.906%で引けました。

買いの起点は米マイクロン・テクノロジーです。AI向けの広帯域メモリー、HBMの生産能力を倍増させる検討に入ったと4日に伝わり、前週末の米国市場ではSOX指数が3.37%上げました。米国の主要3指数は8月雇用統計の上振れで利上げ観測が強まり、そろって反落しています。半導体だけが逆を向いた形で、その流れがそのまま東京へ持ち込まれました。半導体の比重が大きい韓国のKOSPIも3%を超えて上げています。日経平均への寄与ではソフトバンクグループとアドバンテストの2銘柄で約839円、これに東京エレクトロンとキオクシアホールディングスを加えた4銘柄で約1212円を押し上げました。東証33業種では海運業、ガラス・土石製品、電気機器が上位に並び、原油高を映した市況関連にも買いが入りました。下位は水産・農林業、医薬品、銀行業でした。為替はドル円が午後4時前後に1ドル155円80銭前後と、前週末同時刻の156円30銭から50銭の円高です。

02

今晩の米国市場の注目ポイント

前週末4日の米国市場は、ダウ平均が271ドル86セント安の5万3414ドル25セント、ナスダック総合が77.07ポイント安の2万6506.99、S&P500が29.11ポイント安の7718.60と3指数そろって反落した一方、SOX指数だけは3.37%高の1万1735.26と逆を向きました。8月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想に反して大きく増え、FRBの9月利上げ観測が強まったためです。

今晩の米国市場はレイバー・デーの祝日で休場です。本日の上げが米国でどう値付けされるかは、9日の朝まで持ち越されます。日程は11日に集中します。日本時間21時30分に米国の8月消費者物価指数が発表され、市場予想は前月比プラス0.4%、コア指数は前月比プラス0.2%です。関税の影響で伸びが加速するとの見方が強く、15日から16日のFOMCを左右します。同じ11日、東京では9月のメジャーSQを迎えます。米国のインフレ指標と国内の清算日が重なるため、週の後半は中身と関係のない値動きが出やすくなります。明日8日は朝8時50分に4〜6月期GDPの2次速報が出ます。予想は年率でプラス1.8%です。

03

今後の投資戦略

日経225の225銘柄のうち、本日値上がりしたのは105銘柄でした。値下がりは120銘柄です。プライム全体でも値上がりは40.7%どまりでした。上げ幅1378円90銭のうち約1212円は4銘柄が作ったもので、残る166円ほどが221銘柄の合計にあたります。売買代金は8兆377億円と、前週末の8兆3282億円からむしろ減りました。新しい資金が入ったのではなく、すでにある資金がメモリー関連の一点へ寄せられたと見るのが素直です。グロース250の反落も同じことの裏返しで、値がさを買う原資として新興市場が売られた形です。前引けの1439円17銭高から大引けにかけて上げ幅は削られ、高値の6万6668円71銭からは268円87銭下げて終えています。

この一点集中がほどけるかどうかは、明日以降の売買代金とTOPIXで測れます。本日は8兆円台に乗ったとはいえ前週末より減っており、9兆円台を回復しないまま半導体だけが上げる日が続くようなら、買いは広がっていないということです。逆にTOPIXが本日の4125.80を上回りながら、電気機器以外の業種も上位に顔を出すなら、資金は市場全体に戻ってきたと判断できます。見立てを外す条件は二つあります。一つはマイクロンの増産が検討の段階にとどまり、材料出尽くしとして扱われること。もう一つは11日の米CPIが予想を上回り、米10年物国債の利回りが4.785%から5%に近づくことです。後者は株価収益率の高いメモリー関連にそのまま効きます。本日の上げを追いかけて半導体株を新規に買うことはしません。押し目を拾うのは、前週末の終値である6万5020円94銭まで下げた日と決めておきます。そのうえで、本日1212円分を作った4銘柄が明日も同じ役を続けられるかどうかを、11日のメジャーSQまでの持ち方を決める材料として見ます。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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