CLOSING BELL ・ 2026.09.09
日経126円安も非鉄6.88%高、銅最高値で資源に資金
日経平均の概況
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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日経平均は126円55銭安の6万5142円78銭と続落。中東情勢の緊迫による原油高と、日銀の利上げ加速観測が重石になりました。
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非鉄金属が6.88%高で33業種の首位。銅の国際価格が史上最高値を更新し、資源関連に資金が回りました。
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押し下げ701円と押し上げ575円がぶつかった一日です。11日のメジャーSQまでは方向を決めつけません。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
2026年9月9日の東京株式市場で日経平均株価は続落しました。終値は前営業日比126円55銭(0.19%)安の6万5142円78銭です。182円11銭安で始まり、前場中盤にプラス圏を回復したあと後場に水面下へ沈みました。TOPIXは3.69ポイント(0.09%)安の4046.64、東証グロース市場250指数は3.30ポイント安の783.76です。東証プライムの売買代金は9兆2303億円、売買高は23億29万株、値上がりは38%、値下がりは59%でした。日経225は値上がり113銘柄、値下がり110銘柄、変わらず2銘柄です。10年物国債の利回りは前日比0.016%低い2.869%で引けました。
材料は原油と金利です。米国とイランの攻撃の応酬で、北海ブレント先物は1バレル100ドルを超え7月24日以来の高値、WTI先物も9日午前に一時95ドル近くと3カ月ぶりの高値をつけました。共同通信は8日、日銀が17日から18日の会合で政策金利を1.0%程度から1.25%程度へ引き上げる方針と伝えており、円は6日続伸しました。17時時点は1ドル153円17〜19銭で、前日同時点の153円80銭前後から63銭の円高です。一時152円95銭近辺をつけました。業種別は非鉄金属が6.88%高で33業種の首位、石油・石炭製品が5.01%高、鉱業が2.17%高と資源が並びました。銅のLME3カ月先物が7日に史上最高値を更新したことが効いています。下げたのは証券・商品先物取引業、サービス業、小売業です。指数寄与ではアドバンテストとファーストリテイリングの2銘柄で約382円分を押し下げ、ソフトバンクグループが1銘柄で約204円分を押し上げました。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前日8日の米国市場は続落し、ダウ平均が628ドル18セント(1.18%)安の5万2786ドル07セント、S&P500が0.58%安の7673.52、ナスダック総合が0.32%安の2万6421.41で引けました。対イラン攻撃の応酬で原油が上がり、インフレ再燃の警戒から長期金利が上昇したことが売りを呼んだ一方、SOX指数だけは1万1887.87へ4日続伸し25日移動平均線を上抜けました。
今晩の米国に大きな指標はなく、日程が詰まるのは明日以降です。10日はECB理事会と総裁会見、米国は8月の卸売物価指数、新規失業保険申請件数、30年物国債の入札です。時間外の大阪取引所の日経平均先物は17時30分時点で6万5300円と、日中の清算値6万5260円から40円高で推移しています。相場の重心は11日です。日本時間21時30分に米8月消費者物価指数が発表され、同じ日の朝に東京はメジャーSQを迎えます。米10年物国債の利回りは8日終値で4.792%です。原油が3カ月ぶりの高値にある局面の物価統計なので、上振れれば15日から16日のFOMCを前に金利がさらに上を試し、PERの高い銘柄に効きます。落ち着けば、SQ通過後は資源以外にも買いが回ります。
03
今後の投資戦略
本日の日経平均は126円55銭安ですが、その中身は押し下げ701円75銭と押し上げ575円20銭がぶつかった結果でした。押し下げ側はアドバンテストが1銘柄で約231円、ファーストリテイリングが約150円で、この2銘柄だけで382円分です。押し上げ側はソフトバンクグループの約204円、フジクラの約82円、イビデンの約41円です。値がさが両側に分かれ、差し引きで126円という小さな数字に落ち着いた形です。ここで効いているのが日程です。今週末11日にメジャーSQを控え、先物のロールオーバーはすでに進んでいます。振り回される建玉が小さいため、片側に材料が出ても指数は大きく動きません。売買代金は9兆2303億円と前日を上回り、商いが細って動かないのとは事情が違います。資金は入っているが、指数としては相殺されている一日でした。
もっとも、SQを通過すれば、この綱引きを支えていた建玉そのものが減ります。11日以降の指数は材料へ素直に反応しやすくなり、しかも同じ日の夜に米8月消費者物価指数が出ます。日経平均は25日移動平均線と75日移動平均線をいずれも下回ったままで、この2本が上値の抵抗です。目線は本日の終値6万5142円78銭に置き、下は9月4日の終値6万5020円94銭が最初の支えです。買う対象は非鉄金属と石油・石炭製品に絞ります。住友金属鉱山は1万370円、古河電気工業は4129円が本日の終値で、ここを割り込む場面が出たら銅の高値更新という前提を疑います。11日朝のSQ値が6万5142円78銭より上に決まれば、そこから買い直します。下に決まった場合は、同日夜の米消費者物価指数を見るまで動きません。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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