CLOSING BELL ・ 2026.09.11
原油100ドルで日経1259円安、保険・海運は逆行高
日経平均の概況
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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日経平均は1259円61銭安の6万4011円34銭と大幅反落。原油の100ドル超えと日米の金利上昇が重しです。
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アドバンテストなど4銘柄で約979円分を押し下げた一方、保険業や海運業、鉱業には買いが入りました。
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来週は15〜16日にFOMC、17〜18日に日銀会合。まず今夜21時30分の米消費者物価指数が関門です。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
11日の東京市場で日経平均株価は大幅反落し、終値は前日比1259円61銭安の6万4011円34銭でした。下落率は1.93%です。TOPIXは26.28ポイント安の4028.30と反落、東証グロース市場250指数は14.31ポイント安の767.93で5日続落となりました。東証プライムの値上がりは509銘柄で全体の32%、値下がりは986銘柄で63%、変わらずは58銘柄です。売買高は23億7251万株、売買代金は8兆7129億円でした。10年物国債の利回りは2.973%まで上昇し、取引時間中には節目の3.000%に届く場面がありました。9月2日以来、約1週間半ぶりの水準です。
寄り付きは994円13銭安の6万4276円82銭。前夜の米卸売物価指数の加速と、WTI先物が1バレル100ドルを超えたことが重なり、前場中ごろには下げ幅が2000円を超えて6万3208円63銭まで沈みました。後場は時間外の米株先物が底堅く、6万4000円台を回復して引けています。株価指数オプション9月物の特別清算指数は市場推計で6万3039円49銭と、本日の安値を下回る幻のSQ値になりました。33業種では保険業が2.25%高で上昇率トップ、海運業、輸送用機器、鉱業が続きます。下落率トップは非鉄金属の3.52%安で、電気機器が2.03%安、石油・石炭製品が1.54%安でした。押し下げはアドバンテストが1銘柄で約530円、ソフトバンクグループが約217円、東京エレクトロンが約136円、キオクシアホールディングスが約95円と、この4銘柄で約979円分。押し上げ側の首位は京セラの約22円にとどまりました。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前夜10日の米国市場は主要3指数が4日続落し、ダウ工業株30種平均は316ドル56セント安の5万2064ドル10セント、ナスダック総合指数は171.62ポイント安の2万6081.72、S&P500は44.66ポイント安の7591.70でした。8月の卸売物価指数がコアPCE価格指数の上昇につながる内容と受け止められ、米10年物国債の利回りが0.126上昇の4.967%となったことが重しです。
今晩は21時30分に米8月消費者物価指数が出ます。予想は前年比3.4%で7月と同じ伸び、23時にはミシガン大学消費者マインド指数の9月速報値が予想51.0として続きます。時間外の米株先物は東京時間13時30分でS&P500先物が7607.75と小幅高、大阪の日経平均先物9月限は日中清算値が1130円安の6万3960円、夜間取引は6万4000円で始まりました。ここから先は日程そのものが材料です。来週は15〜16日にFOMCが開かれ、日本時間17日午前3時に結果、午前3時半からウォーシュFRB議長の会見。続けて17〜18日が日銀の金融政策決定会合です。今夜の物価指標が予想を上回れば、利上げを織り込む動きが米長期金利を5%へ近づけ、ハイテク株の重しになります。
03
今後の投資戦略
非鉄金属が3.52%安で33業種の最下位、保険業が2.25%高で首位。本日の勝ち負けは、金利と原油という2つの物差しでほぼ説明がつきます。国内の10年物国債の利回りは2.973%、米10年物国債は4.967%で、どちらも上を向いたままです。ロイターは11日、日銀が17〜18日の会合で政策金利を0.25%引き上げて1.25%とする見通しだと関係筋の話として報じました。1.25%は1995年4月以来の高さです。金利の上昇は保険や銀行には運用収益として入り、将来利益を割り引いて評価される電機や半導体には費用として効きます。原油も同じで、WTI先物は100ドル72セントと高値圏にあり、掘る側の鉱業は0.87%高、精製して売る側の石油・石炭製品は1.54%安と、逆向きに働きました。為替は16時時点で1ドル154円10銭。前日16時の153円50銭から60銭の円安です。
本日の仕分けが金利で説明できるということは、金利が止まればこの仕分けも止まる、ということでもあります。確かめる数字は3つです。1つ目は10年物国債の利回りで、3.000%を終値で超えてくるなら保険や銀行への資金移動は続き、半導体の戻りはさらに遅れます。2つ目はWTI先物で、本日は1.72%安と一服しましたが、100ドルの上に居座る間は企業のコスト増が意識され続けます。3つ目は日経平均の下値で、本日の安値6万3208円63銭とSQ値6万3039円49銭が170円ほどの幅で並びます。来週前半はFOMCと日銀会合の手前で動きにくく、押し目を拾うにしても急ぐ理由はありません。買い直す順番は値段で決めます。日経平均が6万3208円63銭を終値で割らずに来週前半を通過し、そのうえで10年物国債の利回りが3.000%の下に戻るのを確かめた日から、金融と内需に寄せた持ち方へ組み替えていきます。
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非鉄金属が3.52%安で33業種の最下位、保険業が2.25%高で首位。
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本日の仕分けが金利で説明できるということは、金利が止まればこの仕分けも止まる、ということでもあります。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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