【市場の総括】
2026年6月1日の東京株式市場は続伸しました。終値は前週末比604円83銭(0.91%)高の6万6934円33銭で取引を終えました。終値ベースで初めて6万7000円台に迫り、AI・半導体関連を中心に史上最高値圏での上昇トレンドが継続しました。 一方で、TOPIXは小幅反落となり、指数間で温度差が見られるなど、成長株とバリュー株で明暗が分かれる展開です。
上昇要因としては、AI・半導体関連銘柄への世界的な資金流入が続いていることが挙げられ、とりわけソフトバンクグループや日経半導体株指数採用銘柄が買いを集めたことで、日経平均が67,000円台に迫る水準まで上昇しました。
||米国市場は3指数揃って上昇
29日の米株式市場は3日続伸し、終値は前日比363ドル49セント(0.71%)高の5万1032ドル46セント、ナスダックは7日続伸し、終値は前日比55.149ポイント(0.20%)高の2万6972.620、S&P500種も7日続伸し、終値は16.43ポイント(0.21%)高の7580.06で取引を終えました。
いずれも高値圏を維持しています。 フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は12,829.382と、前日比0.239ポイント高(+0.00%)と小動きでしたが、高値圏でのもみ合いを続けています。 米国株変動性指数(VIX)は15.85と、前日から0.53ポイント上昇(+3.45%)しており、リスクオン相場のなかでもボラティリティはやや底打ちの兆しを見せています。
【 今後の投資戦略】
業種別では、日経半導体株指数が+2.64%と大きく上昇し、半導体・AI関連セクターが日本株市場全体を押し上げました。 一方、東証REIT指数は-1.53%と下落し、金利上昇が不動産・高配当セクターのバリュエーションに重石となっています。 長期金利2.68%への上昇は、金融株には追い風となる半面、ディフェンシブ資産の相対的魅力度を低下させる要因です。
この動きに基づいて分析すると、今後注目すべき業種は、
半導体・AI関連:グローバルなAI投資ブームと、企業によるAIインフラ投資拡大の恩恵を受けやすいです。
金融(特に銀行):長期金利2.6%台後半は利ザヤ拡大期待につながり、中期的な業績改善が期待できます。
反面、インフレ・金利上昇に伴うコスト負担増と規制リスクを考慮し、割高水準での新規投資は慎重に判断すべきなのが、内需ディフェンシブ(ユーティリティ等)です。





