CLOSING BELL ・ 2026.08.27
エヌビディア好決算でも日経130円安、TOPIXは6日続伸
日経平均の概況
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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日経平均株価は130円18銭安の6万6131円98銭と3日ぶりに反落し、エヌビディアの好決算は買いにつながりませんでした。
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TOPIXは6.20ポイント高の4117.22と6日続伸で、下げたのは指数への効きが大きい値がさ株だけです。
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海外投資家は2週ぶりの売り越しで、28日夜のウォーシュFRB議長の講演までは持ち高を広げにくい地合いです。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
27日の日経平均株価は前日比130円18銭安の6万6131円98銭で取引を終え、3日ぶりの反落となりました。TOPIXは6.20ポイント高の4117.22と6日続伸し、東証グロース市場250指数も反発しています。東証プライムの値上がりは712銘柄、値下がりは769銘柄、変わらずは74銘柄でした。売買高は19億6156万株、売買代金は7兆8700億円で、前日の6兆7057億円から1兆円あまり増えています。10年物国債の利回りは2.8%台で推移しました。16時のドル円は159円30銭前後と、26日の同じ時刻の159円10銭から20銭の円安です。
朝方は買いが先行しました。26日の米国市場の引け後に出たエヌビディアの5〜7月期決算が市場予想を上回り、寄り付きは513円62銭高の6万6775円78銭。ところが買いは続かず、前場の中盤にはマイナス圏へ沈み、前引けは97円安でした。決算の中身より、経営陣が触れたメモリー価格の高騰に警戒が向かい、AI関連の設備投資が同じ勢いを保てるのかという疑いが残った形です。指数を最も押し下げたのはアドバンテストで、3.05%安の3万4610円と1銘柄で263円8銭を削り、ファーストリテイリングと合わせて約309円分の重しです。半面、キオクシアHDは5.00%高の5万2500円で58円66銭の押し上げ、東京エレクトロンが50円28銭、フジクラが39円22銭と続いています。業種別では非鉄金属、石油・石炭製品、繊維製品が上昇し、その他製品、精密機器、医薬品が下げました。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
26日の米国市場は主要3指数がそろって小幅に下げ、ダウ工業株30種平均は113ドル52セント安の5万3463ドル88セント、S&P500種株価指数は1.58ポイント安の7675.70、ナスダック総合指数は21.10ポイント安の2万6130.20で引けました。7月のPCE価格指数で物価の根強さが示され、米10年債利回りが0.020%高い4.649%へ上がったことが重荷でしたが、SOX指数は23.20ポイント高の1万1611.24と続伸しています。
今晩の指標は21時30分の新規失業保険申請件数だけと薄い日程です。時間外の日経平均先物は大阪の日中終値比47円50銭高の6万6190円、WTI先物は1.1%安の81ドル29セント。重心は、日本時間28日夜のジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長の講演にあります。5月の就任以来、初の基調講演ですが、今年のテーマは決済の金融イノベーションで、政策の道筋が語られる保証はありません。それでも、利下げの前提が後ろへずれる言い回しが出れば、4.649%まで戻した米10年債利回りは4.7%台を試し、値がさのハイテク株は評価を下げられます。日本株が織り込むのは週明け31日の寄り付きです。
03
今後の投資戦略
海外投資家は8月16日から22日の週に、日本株を7641億円売り越しました。2週ぶりの売り越しです。本日の中身は、この数字と符合します。売買代金は7兆8700億円と前日から1兆円以上増えたのに、日経平均は130円18銭下げ、TOPIXは6.20ポイント上げました。値上がりは712銘柄、値下がりは769銘柄とほぼ拮抗し、日経225の構成銘柄でみても値上がり106に対して値下がり116です。市場全体が売られたのではなく、アドバンテストとファーストリテイリングという指数への効きが大きい2銘柄に売りが集まり、その裏で資金は非鉄金属や石油・石炭製品へ移りました。古河電気工業が4.71%高の4089円まで戻したのは、その動きの一部です。海外勢が減らしているのは日本株そのものではなく、値がさに偏った持ち方のほうだと考えています。
明日の東京市場は、日本時間28日夜のウォーシュFRB議長の講演を前にした一日になります。持ち高を広げにくい日ですから、確かめる数字を先に決めておきます。ひとつは75日移動平均線で、日経平均は6万6300円台にあるこの線に本日も届きませんでした。ここを超えられないうちは、指数を追いかける買いは見送ります。もうひとつは売買代金です。本日の7兆8700億円が明日また7兆円を割り込むようなら、本日増えた商いはエヌビディアの決算に反応した一日限りのものだったことになり、来週の下値は本日の安値より下で考え直すことになります。買う場所としては、資金が実際に向かった非鉄金属と電線の側を見ています。古河電気工業は4000円という節目を上回って引けており、ここを再び割り込むまでは持てる形です。アドバンテストが3万4610円から下に離れていくようなら、日経平均が6万6000円を保っていても、半導体関連の新規買いは翌週まで置きます。
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海外投資家は8月16日から22日の週に、日本株を7641億円売り越しました。
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明日の東京市場は、日本時間28日夜のウォーシュFRB議長の講演を前にした一日になります。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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