CLOSING BELL ・ 2026.09.24
金利30年ぶり高値でも半導体だけ上昇、日経495円高
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は495円4銭高の6万5513円99銭で4日続伸。連休中の米半導体株高を映し、一時6万6249円11銭まで上げました。
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ただTOPIXは0.39%安。上昇は33業種のうち12業種、値上がり銘柄も674と4割台にとどまりました。
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10年物国債の利回りは3.075%と30年ぶりの高さ。金利に反応しない業種だけが買われた偏りに注意します。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
日経平均株価は前営業日比495円4銭高の6万5513円99銭と4営業日続伸しました。TOPIXは15.84ポイント安の4075.30、東証グロース市場250指数は0.79ポイント安の808.19で3日ぶりに反落しています。東証プライムの売買代金は9兆2038億円、売買高は24億9306万株。値上がり674銘柄に対して値下がり838銘柄で、上昇したのは33業種のうち12業種にとどまりました。10年物国債の利回りは0.100%上昇の3.075%と、1996年8月以来およそ30年ぶりの高さをつけ、5年債の利回りは過去最高を更新しています。日経平均ボラティリティー・インデックスは3.88ポイント高の28.11でした。
値動きは、寄り付きから上、そこから先は下りでした。始値6万5476円44銭で始まり、シルバーウィーク中に米国のナスダック総合指数が通算1.96%、SOX指数が通算8.06%上げた流れを引き継いで一時6万6249円11銭まで上昇し、上げ幅は1200円を超えました。ところが買いが一巡すると上値が重くなり、後場は安値引けです。重荷になったのは国内の金利で、23日の米国で10年債利回りが5.1%台へ跳ね上がった流れが国内債にも波及しました。業種別の上昇率上位はゴム製品、精密機器、電気機器、下落率上位はサービス業、電気・ガス、保険業です。指数はアドバンテストが243円77銭、イビデンが191円8銭と2銘柄で434円を押し上げた一方、リクルートホールディングスが1銘柄で135円76銭を押し下げました。為替は16時時点でドル円が1ドル=158円40銭と、23日の同時刻の157円70銭から70銭の円安が進んでいます。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前夜23日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が352ドル10セント安の5万1511ドル59セント、S&P500が58.61ポイント安の7706.03、ナスダック総合指数が308.24ポイント安の2万6936.04と、そろって下落しました。9月の購買担当者景気指数が市場予想を上回り、10年債利回りが0.154%上昇の5.112%、5年債が20年ぶりに5%台へ乗せたことが売りを呼び、SOX指数も7日ぶりに反落しています。
今晩は決算の予定がなく、数字は21時30分の新規失業保険申請件数と、23時の8月新築住宅販売件数の2つです。新築住宅販売は61万7000件の予想に対して前回が60万7000件、前月比では10.5%減から1.3%増への転換が見込まれています。ここで見ておきたいのは、米国の景気指標が強く出るほど株が売られるという、いまの並びです。23日のPMI速報は総合58.4と2021年7月以来の高水準で、製造業の原材料費の上昇も伝わりました。消費と住宅の数字が予想を上回れば、10月の追加利上げ観測はさらに強まります。21時50分にはハマック・クリーブランド連銀総裁の講演もあります。日経225先物12月限の夜間立会は6万5520円で寄り付きました。
03
今後の投資戦略
金利が30年ぶりの高さに上がった日に、保険業は下落率の3位でした。東京海上ホールディングスは268円安、MS&ADは247円安です。金利の上昇でいちばん恩恵を受けるはずの業種が売られ、代わりに上がったのはゴム製品、精密機器、電気機器という、金利とほとんど関係のない並びでした。本日の東京市場は金利を業種の選別材料として使わず、連休中の米ハイテク株高への連動だけで動いたことになります。値上がりが674銘柄で全体の43%にとどまり、日経225の構成銘柄でも値上がり96に対して値下がり129と逆転していたのは、その裏返しです。押し上げ上位5銘柄の寄与が601円分に対し、日経平均の上げ幅は495円4銭。半導体と電子部品を外すと今日の東京市場は下げていた、という理解でよいと思います。
では、どこを見ていれば今日の並びが崩れたと分かるのでしょうか。手がかりは保険と銀行です。10年物国債の利回りが3.075%に乗った状態が続くなかで、この2業種が上昇率の上位に顔を出す日が来れば、金利上昇は業種選別の材料として認められ、相場の足元は今日より広くなります。逆にそうならないまま半導体だけが買われる日が続けば、本日の高値6万6249円11銭は連休の穴埋めで終わります。目線は上が6万6249円11銭、下が本日の安値6万5407円37銭。この842円62銭の帯の中で日中の値動きが収まるかどうかを見ます。後場に安値引けした形は翌日の寄り付きに引き継がれやすいので、買いを入れるのは6万5407円37銭を割らずに戻す動きを確認してからにします。
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金利が30年ぶりの高さに上がった日に、保険業は下落率の3位でした。
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では、どこを見ていれば今日の並びが崩れたと分かるのでしょうか。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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