CLOSING BELL ・ 2026.10.29
日経705円高もアドテストで453円、上昇率首位は銀行業
日経平均の概況
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日経平均は705円28銭高の6万4659円47銭で3日続伸し、アドバンテスト1銘柄で453円を押し上げました。
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値下がり779銘柄が値上がり734銘柄を上回り、上昇率の首位は2.54%高の銀行業でした。
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明日は日銀金融政策決定会合の結果が出ます。据え置き観測のなかで上げた銀行業の動きに注意します。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
29日の日経平均株価は前営業日比705円28銭高(1.10%高)の6万4659円47銭で3日続伸しました。TOPIXは11.57ポイント高(0.29%高)の4003.28と続伸、東証グロース市場250指数は6.94ポイント安の791.04で5日ぶりに反落しました。東証プライムの値上がりは734銘柄、値下がりは779銘柄です。売買代金は13兆8657億円、売買高は41億4801万株で、TOPIXの構成銘柄入れ替えのリバランスで膨らみました。10年物国債の利回りは2.829%、20年物は3.649%です。
前日の米国市場でFOMCが据え置きを決め、半導体株が買われた流れを受けて、朝方は172円06銭高で始まりました。アドバンテストが28日の引け後に今期2度目の上方修正と2800億円を上限とする自社株買いを発表し、上げ幅は前場に一時800円を超えています。その後は韓国KOSPIの下落と電機・機械株の軟調で一時マイナス圏へ沈み、後場に再び800円あまり上げ直す荒い値動きでした。業種別は33業種のうち25業種が上昇し、銀行業が2.54%高で首位、証券業が2.10%高、鉱業が1.98%高、非鉄金属が1.65%高と続きました。下落率は機械の1.70%安が最大で、電気機器が1.16%安、繊維製品が0.74%安です。指数を押し上げた上位5銘柄はアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、イビデン、ファーストリテイリングで合計約686円、押し下げた上位5銘柄はファナック、日立製作所、小松製作所、豊田通商、ダイキン工業で合計約84円でした。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
28日の米国市場は、ダウ平均が97ドル53セント高(0.19%高)の5万2475ドル10セント、S&P500が21.38ポイント高(0.28%高)の7743.98、ナスダック総合が72.04ポイント高(0.27%高)の2万6549.85でそろって3日続伸し、SOX指数は201.50ポイント高(1.75%高)の1万1684.00と4日続伸しました。FOMCが3.75〜4.00%での据え置きを決め、米半導体株に買いが続いたことが支えです。
今晩は21時30分に指標が集中します。7-9月期の米GDP速報値は前期比プラス3.0%、9月のPCE価格指数のコアは前月比プラス0.3%が予想です。22時15分にはECBが政策金利を発表し、2.65%据え置きの見込みです。決算はアマゾンとインテルです。28日の引け後にアルファベットが予想を下回る決算で時間外に急落しており、AIに資金を出す側が2日続けて試されます。アマゾンがクラウドの伸びと設備投資額を示せれば、本日買われた半導体テスターの裏付けになります。大阪取引所の日経225先物12月限の日中清算値は200円高の6万4730円で、現物の終値を70円53銭上回りました。
03
今後の投資戦略
銀行業が2.54%高、証券業が2.10%高となり、33業種の上昇率で1位と2位を金融が占めました。10年物国債の利回りは2.829%で前日からほとんど動いておらず、30日の日銀金融政策決定会合も据え置き観測が強いなかでの上昇でした。金利が理由ではなく、10月に入って上値の重かった金融株に戻りの買いが入った形です。もう一つ注目するのは0.93%高の食料品です。日清製粉グループ本社が141円高の2153円と7.0%上げ、200億円を上限とする自社株買いと上方修正が重なりました。明日の寄り付きは、日銀の結果を待つ時間帯に銀行業がこの上昇を保てるかどうかを見ます。
一方、下落率の首位に立った1.70%安の機械には注意します。小松製作所が515円安の6300円と7.5%下げました。1.16%安の電気機器も同様です。寄与度首位の1銘柄が453円分を押し上げながら、業種全体では下げたのですから、残りはかなり売られています。28日の引け後に通期予想を上方修正した日立製作所が549円安の5071円と9.7%下げ、キーエンスも2830円安の7万6360円です。明日はキオクシアホールディングスなど251社の決算が並びます。上方修正への反応が日立製作所のような売りに変わるなら、前提は崩れます。
WTI先物が28日に1バレル101ドル71セントへ1ドル81セント上げ、1.98%高と上昇率3位だった鉱業を下支えしました。為替は16時台のドル円が157円81銭で、28日の157円88銭から7銭の円高にとどまりました。国内の長期金利は10年物が2.829%、20年物が3.649%で、28日の2.825%と3.640%からほぼ横ばいのまま明日の日銀会合を迎えます。2.829%のまま据え置きが決まれば、2.54%高だった銀行業は金利以外に支えを探すことになります。
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銀行業が2.54%高、証券業が2.10%高となり、33業種の上昇率で1位と2位を金融が占めました。
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一方、下落率の首位に立った1.70%安の機械には注意します。
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WTI先物が28日に1バレル101ドル71セントへ1ドル81セント上げ、1.98%高と上昇率3位だった鉱業を下支えしました。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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