2021年1月15日の東京株式市場は6営業日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比179円08銭（0.62%）安の2万8519円18銭でした。
追加経済対策の内容を見極めたいとの様子見モードで
米国市場は方向感のない動き、日本市場は1.9兆ドルに及ぶ中身が発表されましたが、
上昇に反映することができず、利益確定の売りが優先されました。
短期的な過熱感があったことで、ネガティブになるような下げではありません。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は続落と反落、下げました。
ダウ工業株30種平均は続落して、
前営業日比68ﾄﾞﾙ95ｾﾝﾄ（0.2%）安の3万0991ﾄﾞﾙ52ｾﾝﾄ、
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落して
前営業日比16.313ﾎﾟｲﾝﾄ（0.1%）安の1万3112.638で取引を終えました。
次期大統領のバイデン氏が
発表する予定になっている追加経済対策に対して
内容を究めたいとの心理が強く
様子見の相場でした。
直近の上昇により最高値付近で推移していることから、
利益確定の売りが出やすいタイミングでもありました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国の追加経済対策が発表されたにもかかわらず、
利益を確定する売りが優先されました。
バイデン次期大統領による1.9兆ドル規模の経済対策は
事前に2兆ドル規模の対策があるとの予想が織り込まれており、
好材料出尽くし感が強く、
下げ幅を拡大させました。
下げ幅を200円まで広げる場面もありましたが、
大きく売り込まれる流れにはつながらず、
テクニカル的にも強く相場の流れを
維持しながら今週の取引を終えました。
鉱業、ゴム製品、工業、石油の4業種を除いた
29業種が下落、
自動車、電気・ガス業の売りが強く出ました。
日経の日足は上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
前日の長い上ヒゲは超えられず、
高値を切り下げ、安値は切り上げたので
持ち合いになりました。
安値でもボリンジャーバンドの+2σを
タッチしたら止まり、少し戻して終りました。
下げてはいるもののスプラッシュが継続する
非常に強い相場です。
テクニカル的には調整に入る動きですが、
1日だけで利益確定が完結する場合は
早速29,000円を目指して反発していきます。
調整が進む場合は28,365-28,370円が1次サポート、
27,980円付近が2次サポートとして働きます。
東証1部の売買代金は概算で2兆8376億円、
売買高は12億4926万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1652、
値上がりは486、変わらずは51でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
前日はマザーズ（-2.52%）、
ジャスダック指数(-0.68%)が下落したことで
利益確定が進んでいくことを指摘、
本日は予想通り、売りが進みました。
このような分析を持ち込まなくても、
5営業日で1600円を超える上昇が進んで、
週末を迎えると利益確定の売りが出ると言うのは
おのずと予想できることでしょう。
来週は歴史的なイベントと、
注目度の高いイベントが重なる
波乱含みになりそうな週で、一進一退があるものの
強い動きは続くと予想します。
最も注目されるのは20日の米大統領就任式、
トランプ支持者による抗議デモが予定されるなど
錯乱要因は含んでいますが、
ワシントンはすでに1週間前から封鎖状態で、
大きな下げ要因にはならないでしょう。
週明けの18日、米国市場がキング牧師誕生日で休場で
材料不足になりますが、
21日ＥＣＢ理事会、
20～21日にかけて日銀金融政策決定会合が予定され、
大きなサプライズがなく、金融緩和が継続するスタンスが
再確認されるレベルなら、リスクオンの姿勢は崩れません。
鉄鋼、非鉄金属など金属系は
上昇を強めてきた動きから、
利益確定の売りで調整に入ったので、
来週中に調整が終わってトレンド転換する場合は押し目買いのチャンス。
空運業は長い視点に立って仕込みを継続か、維持、
ゴム製品、鉱業は短期的な過熱感に注意してください。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
28,519.18 －179.08(－0.62%)
ドル・円
103.70 – 103.71 －0.33(－0.31%)
ユーロ・円
125.88 – 125.90 －0.44(－0.34%)
ユーロ・ドル
1.2138 – 1.2140 －0.0004(－0.03%)
NYダウ工業株30種（ドル）
30,991.52 －68.95(－0.22%)
S&P500種
3,795.54 －14.30(－0.37%)
ナスダック
13,112.638 －16.313(－0.12%)
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