【市場の総括】
2026年6月12日の東京株式市場は大幅続伸しました。終値は前日比1802円77銭(2.81%)高の6万6020円04銭で取引を終えました。「米・イラン戦闘終結期待」と「金利低下・原油安」を材料に、株式・為替を巻き込みながらリスクオンが鮮明になりました。
日経平均は6万6000円台を回復し、大幅反発で直近の急落局面の半値戻しを達成、特にAI・半導体関連株への買い戻しが相場を牽引しています。スペースXのナスダック上場が近づき、宇宙・衛星通信・ロケット関連などテーマ株物色も活発化しているとの観測も心理的な支えとなりました。
||米国市場は大幅な反発
11日の米株式市場は大幅反発し、終値は前日比929ドル97セント(1.86%)高の5万0848ドル75セント、ナスダックは3日ぶりに反発し、終値は前日比640.159ポイント(2.54%)高の2万5809.660、S&P500種も反発し、終値は前日比127.31ポイント(1.75%)高の7,394.30で取引を終えました。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は964.98ポイント高の13,171.44と、上昇率にして約7.90%の急騰で、直近調整していた半導体・AI関連への買い戻しが顕著でした。一方、米国株変動性指数(VIX)は19.49と前日比0.25%高にとどまり、「株価は大きく上昇したが、不安心理はわずかに上振れした」という微妙なリスク環境がうかがえます。米・イランの交渉進展期待や、トランプ政権によるイラン攻撃の中止報道など地政学リスクの後退が大きく、原油安・長期金利低下を通じてハイテク・グロース株が買われやすい地合いとなった点が上昇要因として挙げられます。
【 今後の投資戦略】
今週もおつかれさまでした。本日は日経平均が大幅続伸し、AI・半導体関連を中心に急反発する展開となりました。
直近の歴史的な下落からの半値戻しを一気に達成したことで、需給面ではショートカバーを巻き込みながらの踏み上げ相場といえる局面です。
今後も半導体関連のリバウンドが一巡するまでは、日経平均は65,000〜67,000円レンジでの高ボラティリティ相場を想定するのが妥当です。また、米・イラン情勢や原油価格次第で、エネルギーと景気敏感株の相対パフォーマンスが変動しやすい地合いが続くのも念頭に入れておく必要があります。米SOX指数の急騰とスペースX上場など、テック・宇宙関連のテーマがグローバルで強く、中期の成長ストーリーは維持するので、半導体・AI関連はまだ注目しておくのがよいでしょう。



