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日経平均の概況と投資戦略【2026年7月23日】

各市場の動き2026年7月23日時点
📈株式指標
日経平均(円)
66,422.60
▲ +190.41 (+0.29%)
TOPIX(円)
422.10
▲ +1.80 (+0.43%)
グロース市場250(円)
554.00
▼ -0.70 (-0.13%)
💱為替(16:00)
ドル・円
163.86
▲ +0.68 (+0.41%)
ユーロ・円
186.38
▲ +0.31 (+0.17%)
ユーロ・ドル
1.1377
▼ -0.0027 (-0.24%)
🌎海外株式
NYダウ工業株30種(ドル)
51,657.78
▼ -560.80 (-1.07%)
S&P500種
7,392.65
▼ -106.31 (-1.42%)
ナスダック
25,013.113
▼ -677.787 (-2.64%)
🏦 債券・金利
米10年国債(%)
4.710%
▲ +0.053

【市場の総括】

2026年7月23日の東京株式市場は反発しました。日経平均株価の終値は前日比307円ちょうど高の6万6422円60銭で取引を終え、前日の小反落から切り返しました。東証株価指数(TOPIX)は20.75ポイント高の4053.88と上昇し、東証プライムの売買代金は概算8兆5663億円でした。昨夜の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)高を受けて、寄り付きからアドバンテストやレーザーテックなどAI・半導体関連株に買いが先行し、日本時間朝方に米アルファベットが2026年通期の設備投資計画を上方修正したことも材料視されました。ハイテク株比率の高い韓国総合株価指数(KOSPI)の上昇も追い風となり、日経平均は一時900円を超える上昇で6万7000円台を回復する場面がありました。 ただ、買いが一巡すると上値は重くなりました。ホルムズ海峡を巡る米国とイランの対立に加え、紅海でイエメンの武装組織フーシ派が海上封鎖を宣言し、同海域でサウジアラビアのタンカーが攻撃されたと伝わるなど、中東情勢の緊迫化に伴う原油高が改めて意識されました。日銀の早期利上げ観測を背景とした国内長期金利の上昇も重荷となり、後場にかけて上げ幅を縮小しました。東証プライムでは値上がりが687銘柄に対し値下がりが826銘柄と、実は値下がりのほうが多く、業種別では鉱業や銀行、非鉄金属が上昇する一方、不動産や食料品、小売が下落するなど、物色は指数の堅調さとは裏腹にまだら模様でした。指数寄与ではアドバンテスト一銘柄で約293円を押し上げた半面、ファーストリテイリングやキオクシアが重荷となりました。原油高を受けたINPEXなどの資源関連や、金利上昇を追い風にした三菱UFJなどの銀行株、三菱商事といった商社株に資金が向かった点も、この日の特徴といえます。

今晩の米国市場の注目ポイント

今晩から明朝にかけての米国市場では、引け後に発表されるインテルの4〜6月期決算が最大の注目材料です。市場予想は売上高が約144億5000万ドル、1株当たり利益が0.22ドルとされ、オプション市場は決算後に株価が1割超動く可能性を織り込んでいます。半導体業界の設備投資動向を占ううえで、内容と会社側の見通しが焦点となります。日本時間の午後9時30分には前週分の新規失業保険申請件数と継続受給者数も公表され、米労働市場の底堅さが確認されるかどうかが試されます。 あわせて意識したいのが、前日引け後に決算を発表したアルファベットとテスラの反応です。アルファベットは通期の設備投資計画を1950億〜2050億ドルへ引き上げましたが、AI投資の負担増が嫌気され、時間外で一時5%近く下落しました。テスラも1株当たり利益が事前予想を下回り、時間外で軟調に推移しています。この2社の時間外安を受けてS&P500先物や日経平均先物は伸び悩んでおり、AI投資が本当に収益へ結び付くのかを見極めようとする慎重ムードが、今晩の米国市場の地合いを左右しそうです。

【今後の投資戦略】

短期的には、日経平均が一時6万7000円台を回復しながらも大引けにかけて上げ幅を削ったように、6万7000円台では上値の重さが意識されやすい局面です。アルファベットやテスラの決算を受けたAI投資の収益化への警戒に加え、原油高と長期金利の上昇というマクロ面の重荷も残っています。今晩のインテル決算や米指標を通過するまでは値動きが荒くなりやすいため、イベントをまたぐ集中的なポジションは控えめにし、当面は6万6000円近辺の攻防を見極めながら、押し目を丁寧に拾う姿勢が有効と考えます。 中期的には、AI投資のスーパーサイクルという大きな流れは崩れていません。一方で、この日は物色が半導体一辺倒ではなく、銀行や非鉄金属、資源、商社といったセクターへ広がりを見せた点が注目されます。AI関連への集中を避け、こうした景気敏感・バリュー系のセクターへ分散を効かせておくことが、決算シーズンという不確実性の高い局面を乗り切るリスク管理につながります。中東情勢の緊迫化に伴う原油高や国内金利の上昇は、企業のコストやマクロ環境に影響し得る変動要因であり、ポジションサイズの管理と段階的な対応を心掛けたい局面です。
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