OPENING BELL ・ 2026.08.28
米半導体2.33%高も夜間先物は変わらず、ウォーシュ講演待ち
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は66,150円。前日比は+18円です。
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本日の予想レンジは65,700~66,600円。重要な価格帯を確認。
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2026年8月28日の東京株式市場は、前日の終値近くで始まりそうです。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
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市場の見通し
2026年8月28日の東京株式市場は、前日の終値近くで始まりそうです。27日の米国市場ではナスダック総合指数が1.57%高、SOX指数が2.33%高と、エヌビディアの決算を素直に買う動きが出ました。ところが夜間取引の日経平均先物(9月限)は、27日の日経平均株価の終値比18円高の6万6150円で午前6時の取引を終えています。いったん6万6460円まで買われたあと押し戻された形で、大阪取引所の日中清算値に対しては変わらずでした。シカゴ日経平均先物の円建て清算値も、大取清算値比5円安の6万6145円です。27日の終値6万6131円98銭に対し、寄り付きは6万6150円前後が見込まれます。本日の予想レンジは6万5700円〜6万6600円と想定します。
上値を抑えているのは、昨夜の米国の金利です。10年物国債の利回りは0.028%高い4.674%へ上がり、2年債は4.232%、30年債は5.196%と全ゾーンで上昇しました。株が買われながら債券が売られたわけで、半導体株の上げ幅がそのまま日本株に乗りにくい理由はここにあります。為替は、28日朝のドル円が1ドル=159円台、ユーロ円が1ユーロ=185円台で、前日27日朝のドル円159円30銭前後、ユーロ円185円65銭前後からほとんど動いていません。円の方向は出ておらず、輸出関連にとっては追い風にも重荷にもなりません。
02
エヌビディアが8.74%高、ナスダックは411ポイント上げて半導体が指数を引っ張りました
27日の米国市場は、指数によって温度差の大きい一日でした。ダウ工業株30種平均は前営業日比105ドル56セント高の5万3569ドル44セントと反発、S&P500種株価指数は55.29ポイント高の7730.99、ナスダック総合指数は411.15ポイント高の2万6541.35です。SOX指数は270.93ポイント高の1万1882.17と2.33%上げ、26日の1万1611.24から一気に水準を戻しました。エヌビディアは18ドル32セント高の227ドル98セントで、上げ幅は8.74%です。26日の引け後に出た決算を27日の東京市場は買えませんでしたが、同じ日のニューヨークでは素直に買われました。
買われたのは半導体だけではありません。セールスフォースが22.58%高、オクタが28.63%高、クラウドストライクが20.50%高と、決算を出したソフトウエア株がそろって大幅高でした。企業のAI導入がセキュリティやクラウドの需要に回り始めたという読みが買いの根拠です。その一方で、WTI先物は1.58%高の82ドル台へ戻し、10年物国債の利回りも4.674%まで上がりました。原油高が利回りを押し上げ、その利回り上昇を株式のほうが無視した、というのが27日の姿です。日本の半導体関連には追い風ですが、原油と金利の組み合わせは国内にも効いてきます。
03
本日の投資戦略
日銀が9月に動くかどうかを占う数字が、けさ8時30分に出ます。8月の東京都区部消費者物価指数です。全国の消費者物価指数より1か月早く出るため、9月の金融政策決定会合に向けた観測を最初に動かすのはこの数字です。同じ8時30分には7月の完全失業率と有効求人倍率も並びます。物価の伸びが強ければ銀行や保険に買いが入る半面、円金利の上昇はアドバンテストや東京エレクトロンのような値がさ株の重しになります。27日に日銀の氷見野副総裁が「適時にアクセルの踏み方を緩めていくのが望ましい」と述べたことも、同じ方向に効きます。
昨夜の米国では、株と債券が反対を向きました。10年物国債の利回りが0.028%上がる一方で、期待インフレ率は2.333%と0.007ポイント上昇し、2年債と10年債の利回り格差は前営業日の44ベーシスポイントを保っています。短いほうも長いほうも同じだけ上がった、つまり景気の見方が変わったのではなく、物価の見方だけが上に振れたということです。押し上げたのはWTI先物の82ドル台への戻りで、ホルムズ海峡の臨時航路をめぐるイランとオマーンの協議が進むかどうかを市場が測りかねている段階にあります。この日の7年債入札は最高落札利回りが4.512%と発行日前利回りに一致し、応札倍率も2.50倍と前回からほぼ変わりません。債券市場は、今夜23時のウォーシュFRB議長の講演を前に、需給ではなく物価の一点だけを見ている状態です。
移動平均線の並びは、この一週間でだいぶ詰まりました。25日移動平均線が6万5633円、5日移動平均線が6万5959円、75日移動平均線が6万6415円で、上下の幅はおよそ780円しかありません。夜間取引の安値6万5670円は25日線のすぐ上ですから、日中にここを割り込むようなら、米国の半導体高は東京では買い材料として扱われなかったと見ます。上は75日線が最初の関門で、27日の東京市場はこの線に届かないまま引けています。米国で半導体が2.33%上げた翌日に6万6415円へ前場のうちに手が届かないのであれば、その上げは日本株に渡っていないということですから、講演を跨ぐ持ち高は5日移動平均線の6万5959円を割らない範囲までとします。
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日銀が9月に動くかどうかを占う数字が、けさ8時30分に出ます。
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昨夜の米国では、株と債券が反対を向きました。
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移動平均線の並びは、この一週間でだいぶ詰まりました。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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