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日経213円高も半導体は下押し、原油安で海運・空運に資金|日経平均の概況【9月17日】

TBLMARKET NOTEAI × INVESTMENT INTELLIGENCE

CLOSING BELL ・ 2026.09.17

日経213円高も半導体は下押し、原油安で海運・空運に資金

日経平均の概況

9月17日 17:30更新読了目安 6分

3 POINTS

まず、ここだけ押さえる

  1. 01

    日経平均は213円25銭高の6万4136円25銭と続伸。FOMC通過で寄り付いた700円高が本日の高値でした。

  2. 02

    原油3.5%安で海運と空運が買われる一方、鉱業は最下位。33業種中28業種が上昇しました。

  3. 03

    安値6万3824円56銭は26週線と1円差で止まりました。明日の日銀会合までは追いかけない場面です。

日経平均64,136.25円+213.25円
TOPIX4,094.19+32.47
グロース250789.35+18.05
ドル・円155.65円+0.67円

KEY LEVELS

判断に使う水準

上値の目安64,192円上側の判断水準
中心価格64,200円値動きの分岐点
下値の目安64,136円下側の判断水準
この記事の目次
  1. 01市場の総括
  2. 02今晩の米国市場の注目ポイント
  3. 03今後の投資戦略

01

市場の総括

17日の東京市場で日経平均株価は前日比213円25銭高の6万4136円25銭と続伸しました。TOPIXは32.47ポイント高の4094.19と続伸し、上昇率0.80%は日経平均の0.33%を上回りました。東証グロース市場250指数は18.05ポイント高の789.35と2.34%上昇しました。東証プライムの売買高は19億5662万株、売買代金は7兆1538億円。値上がりは1289銘柄、値下がりは235銘柄、変わらずは30で、値上がり比率は83%に達しました。10年物国債の利回りは日中に3%台へ乗せる場面があり、前日の2.998%から切り上がりました。為替は16時時点で1ドル155円65銭と、前日16時の154円98銭から67銭の円安です。

相場を動かしたのは、前日のFOMCが波乱なく通過した安心感です。寄り付きは700円あまり高い6万4643円58銭。ところがそこが本日の高値で、明日の日銀金融政策決定会合を控えた手控えムードから後場には一時マイナス圏へ沈みました。業種別では33業種のうち28業種が上昇し、首位は海運業の3.09%高、続いてその他製品が2.88%高、医薬品が2.61%高です。反対に最下位は鉱業の3.14%安、石油・石炭製品も0.65%安と、前夜のWTI先物が3.52%安の1バレル102ドル10セントまで下げた影響が業種の順番に表れました。指数寄与ではファーストリテイリングが53円90銭、ソフトバンクグループが51円49銭の押し上げ。一方でアドバンテストが111円3銭、東京エレクトロンが72円41銭の押し下げとなり、電気機器は0.37%安と5つの下落業種の1つに入りました。

02

今晩の米国市場の注目ポイント

前夜の米国市場は、ダウ平均が631ドル21セント安の5万1461ドル90セント、S&P500が33.92ポイント安の7551.81、ナスダック総合指数が3.15ポイント安の2万5978.42と3指数そろって続落しました。FOMCが3年ぶりの利上げを全会一致で決め、FRB議長が会見で想定以上のタカ派姿勢を示したためダウは一時900ドル安まで売られましたが、SOX指数は70.56ポイント高の1万1246.11と上昇しています。

今晩は21時30分にフィラデルフィア連銀製造業景気指数、新規失業保険申請件数、8月の住宅着工件数が並び、主要企業の決算予定はありません。日本時間11時30分時点でS&P500先物は40.75ポイント高の7663.75、ナスダック100先物は182.50ポイント高の2万9439.25と買い戻しが入っています。点検したいのは消費と住宅のずれです。前夜の8月小売売上高は3月以来の大きな伸びとなった一方、住宅市場指数は予想以上に落ち込み、住宅建設のレナーも決算が予想を下回って時間外で売られました。消費は強く住宅は弱いという食い違いを、今晩の住宅着工件数が埋めるのかを見ます。

03

今後の投資戦略

原油が1日で3.5%下がると、東証の業種の並びはこれほど変わります。本日首位の海運業3.09%高、6位の空運業2.09%高、7位のゴム製品1.99%高は、いずれも原油を燃料や原料として使う側です。反対に最下位の鉱業3.14%安と石油・石炭製品0.65%安は、原油を掘って売る側にあたります。9月11日は原油高が鉱業を押し上げ石油・石炭製品を押し下げましたが、本日はその仕分けが逆回転し、使う側にまで広がりました。指数の上げが213円にとどまったのは、アドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄だけで183円44銭を押し下げたからです。値がさの半導体を除けば33業種中28業種上昇、値上がり銘柄83%という広い上げです。売買代金も7兆1538億円へ増えており、薄商いのまま買い戻しで上がった前日とは中身が違います。

前提になっているのは原油安が続くことですから、確認する数字は原油そのものです。22日に米大統領が湾岸諸国の首脳と会談すると伝わっており、供給不安が和らげばWTI先物の100ドル割れも視野に入る半面、不調に終われば本日の業種の並びは1日で元に戻ります。値段の目安も置けます。本日の安値6万3824円56銭は26週移動平均線の6万3825円52銭とわずか1円差で止まりました。ここを終値で割らないかぎり、下値は26週線が支えていると見てよいでしょう。上はボリンジャーバンド25日線マイナス1シグマの6万4192円25銭が目先の関門で、終値6万4136円25銭はまだ56円下にあります。明日は日銀の結果発表と総裁会見に加え、8月の全国消費者物価指数が寄り前に出るうえ、そのあとは5連休です。6万4192円25銭を終値で上回るまでは新規の買いを見送り、その日に海運と空運がまだ上げているかどうかも合わせて確かめます。

  1. 1

    原油が1日で3.5%下がると、東証の業種の並びはこれほど変わります。

  2. 2

    前提になっているのは原油安が続くことですから、確認する数字は原油そのものです。

本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。

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