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【2026/09/21~25】週間にっけい

きみは今日、どのフロアから読む?

どこから入っても、各フロアの最初に「1分おさらい」があるよ

週刊にっけいWEEKLY NIKKEI ── みんなでよめる統合版

2026年9月21日(月)〜25日(金)
① 今週のひとこと
💤→☀月〜水は3連休、
木金で2日つづけて高
今週の日経の天気

今週は月・火・水が祝日で、株の市場は3日間お休み。再開した木曜は半導体の株だけが買われて495円高、金曜は銀行などほとんどの業種が値上がりして850円高!週間ではおよそ1,345円(2.07%)の値上がり

日経平均にっけいへいきんは、日本を代表する225の会社の株の「クラスの平均点」のようなもの。今週は21日(月)が敬老けいろうの日、22日(火)が国民の休日、23日(水)が秋分しゅうぶんの日で、東京証券取引所はお休みでした。そのあいだも大阪取引所では「日経平均先物さきもの」だけが取引されていて、値段はどんどん上がっていきました。24日(木)に市場が再開すると、アメリカで半導体の株が上がっていた流れを受けて495円アップ。ただし値上がりしたのは一部の株だけでした。25日(金)は銀行や証券など33業種のうち31業種が値上がりする「みんなで上がる日」になって850円アップ。2日間の合計でおよそ1,345円(2.07%)値上がりしました。

先週の終わり(9/18)
65,019円
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今週の終わり(9/25)
66,364円
△ 1,345円あがった(約2.07%)
② 今週のグラフ

👇グラフの日づけの まるを タップしてみてね!その日に なにが あったのか、お話が でてくるよ

66,50065,50064,500 先週末 月 💤お休み 火 💤お休み 水 💤お休み 木 🌤 金 ☀
まだ なにも えらんでいないよ
上のグラフの まる(先週末・月・火…)を タップすると、ここに その日のお話が でてくるよ。

💡 前の日より上がった日はあか、下がった日はあお、お休みの日は白いまるだよ(お休みの日は前の日と同じ値段のままにしているよ)。

③ なにがあったの?

休月・火・水は祝日で東証はお休み、でも先物だけは取引が続いた

21日は敬老けいろうの日、22日は国民の休日、23日は秋分しゅうぶんの日で、東京証券取引所の株(現物げんぶつ)の取引は3日間お休みでした。ところが大阪取引所では「日経225先物さきもの」が祝日取引として売買され、アメリカのナスダック総合指数が最高値を更新した流れを受けて値上がり。23日には、18日の値段(清算値せいさんち)より1,720円高い6万6820円で取引を終えました。ただし21日の取引の量(出来高)は9863枚と、ふだんの平日(18日は2万5752枚)の4割弱。少ない取引で値段だけが先に動いた3日間でした。
アメリカで
半導体・AI株が上昇
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東証はお休み、
先物だけが取引される
➜
先物は3日で
1,720円高、でも取引は少なめ

木4日ぶりの再開で495円高、でも上がったのは半導体まわりだけ

3連休のあいだにアメリカの半導体株の指数(SOX指数)が合計8.06%も上がっていたため、朝から買いが入り、一時は1,200円以上高い6万6249円まで上がりました。ところが午後は伸び悩み、終値は495円高の6万5513円。アドバンテストとイビデンの2社だけで日経平均を434円も押し上げていました。一方で、東証プライムでは値上がり674銘柄に対して値下がりが838銘柄と下がった株の方が多く、TOPIXは0.39%の値下がり。日本の10年物国債の利回りまわりが3.075%と、およそ30年ぶりの高さになったことも重荷になりました。
連休中に
アメリカの半導体株高
➜
半導体・電子部品の
株だけが買われる
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日経平均
▲495円、でもTOPIXは値下がり

金33業種のうち31業種が上昇!850円高で5日つづけて値上がり

この日は、上がった株が1118銘柄、下がった株が382銘柄と、ほとんどの株が値上がりしました。理由は3つ。アメリカと中国のトップどうしの話し合い(首脳会談)が大きな問題なく終わったこと、28日の「中間配当ちゅうかんはいとう」をもらう権利を得るために株を買う人が増えたこと、そして中国や韓国などの市場がお休みで、お金が東京に集まったことです。前の日とちがって、金利が上がると「もうけやすくなる」と考えられる銀行や証券の株が上昇の中心になりました。日経平均は850円高の6万6364円で、6万6000円台で終わるのはおよそ3週間ぶりです。
首脳会談が無事に終了
+配当の権利取り
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銀行・証券など
ほとんどの業種が上昇
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日経平均
▲850円、TOPIXも1.31%上昇
④ 今週の新しいことば
祝日取引しゅくじつとりひき

東京証券取引所がお休みの祝日にも、大阪取引所で日経平均先物さきものなどを売り買いできるしくみのことです。株そのもの(現物げんぶつ)は取引できないので、先物の値段だけが先に動きます。

🔎 今週は21日(月)〜23日(水)の3日間が祝日取引でした。先物は18日の値段より1,720円高いところまで上がりましたが、24日(木)に再開した株の日経平均は、始まりの値段が18日より457円高い6万5476円。先物の上げの分がすべて株の値段に反映されたわけではありませんでした。
⑤ クイズにちょうせん!

今週のできごとQ. 木曜日、日経平均は495円も上がったのに、TOPIXは値下がりしました。いちばんの理由は?

こたえ:半導体など一部の株だけが大きく上がり、値下がりした株の方が多かったから! 日経平均は1株の値段が高い株(値がさ株)の動きが大きく効くよ。木曜はアドバンテストとイビデンの2社だけで434円も押し上げたけれど、全体では値下がりした株(838銘柄)の方が多かったんだ。

○×クイズ:正しいと思ったら○、ちがうと思ったら×!

今週のできごと1. 月〜水曜の3日間、東京証券取引所はお休みだったけれど、大阪取引所では日経平均先物の取引が行われていた。 こたえは○。「祝日取引」といって、祝日でも先物は売り買いできるんだ。3日間で先物は1,720円上がったよ。
市場動向2. 金曜日も木曜日と同じように、東証プライムでは値下がりした株の方が値上がりした株より多かった。 こたえは×。金曜は値上がり1118銘柄、値下がり382銘柄で、値上がりの方がずっと多かったよ。33業種のうち31業種が上がる「みんなで上がる日」だったんだ。
DEEP DIVE

木曜も金曜も日経平均は値上がり。でも木曜は「一部の株だけ」、金曜は「ほとんどの株」が上がった。同じ「値上がり」でも、中身はどうちがうの?

▶ 連休中の先物と、再開後の株の値段▶ 同じ金利上昇が、木曜と金曜で逆の効き方

ここから先は漢字がふえるよ(むずかしい漢字にはふりがな付き)

STEP 2 ── ふかよみ

2営業日だけの1週間
「一部だけの上げ」から「全員参加の上げ」へ

ここから漢字が増えます(難読語なんどくご・専門用語にはふりがな)。同じ1週間を、一段深いところから見直します。

1分おさらい ── ここまでの話 今週(9/21〜9/25)は月〜水が祝日で東証は休場。その間、先物は祝日取引で18日比1,720円高まで上昇しました。木曜は半導体株主導で日経平均495円高(TOPIXは値下がり)、金曜は33業種中31業種が上昇して850円高。2営業日の合計でおよそ1,345円(2.07%)の値上がりでした。
DEEP-1 先物が先に走り、現物は半分だけ追いついた

連休の3日間、現物の日経平均は18日の終値6万5018円95銭で止まったまま、先物だけが売買されました。先物は23日に6万6820円で引け、現物の最後の値より1,801円高い所まで進んでいます。では24日、現物はどこまで追いついたのでしょうか。

?先物の値段は、そのまま現物の値段になるの?

24日の日経平均の始値は6万5476円44銭で、18日の終値から457円高いところでした。日中の高値6万6249円11銭でも、先物の6万6820円には届いていません。祝日取引の出来高は平日の数分の一で、少ない注文でも値段が大きく動きやすい状態でした。先物の値段は「参加者の予想」をいち早く映しますが、それがそのまま現物の値段になるとはかぎりません。

DEEP-2 もうひとつの"ものさし"TOPIXとの比べっこ

日経平均のほかに、プロが必ず見る指数しすう(平均点)がもうひとつあります。TOPIX(トピックス)――東証プライムのほぼ全銘柄ぜんめいがらを、時価総額じかそうがくで重みづけした指数です。今週の成績を比べてみましょう。

日経平均(週間)
+2.07%
TOPIX(週間)
+0.92%

週間では日経平均+2.07%に対してTOPIXは+0.92%と、日経平均が2倍以上の上昇率でした。差が生まれたのは木曜です。木曜は日経平均+0.76%に対してTOPIXは-0.39%と逆向きに動きました。一方、金曜は日経平均+1.30%、TOPIX+1.31%とほぼ同じ上昇率で、TOPIXのほうがわずかに上回っています。NT倍率(日経平均÷TOPIX)は18日の約15.89倍から、木曜に約16.08倍へ上がり、金曜は約16.07倍でほぼ横ばいでした。

DEEP-3 因果の鎖を1段くわしく
連休中に米半導体株高、先物が先行して上昇
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木曜は半導体・電子部品だけが買われ、保険などは下落
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金曜は金利上昇が銀行株の買いにつながる
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配当の権利取りも重なり、31業種が上昇

おもしろいのは、同じ「金利の上昇」の受け止め方が1日で変わったことです。木曜は10年物国債の利回りが3.075%とおよそ30年ぶりの高さになったのに、金利上昇の恩恵を受けるはずの保険業が下落率3位でした。ところが金曜は、同じ金利上昇が「銀行の利ざや(貸すときと借りるときの金利の差)が広がる」と受け止められ、銀行業が上昇の中心になりました。

DEEP-4 今週のことば(2つ)
長期金利(ちょうききんり)

お金を長い期間(ふつうは10年)貸し借りするときの金利。10年物国債の利回りが代表的な目安。今週は24日に3.075%、25日には日中に一時3.115%と、およそ30年ぶりの高さをつけた。

権利付き最終売買日(けんりつきさいしゅうばいばいび)

この日までに株を買っておけば、配当や株主優待をもらう権利が得られる最後の取引日。今週は28日の中間配当の権利付き最終売買日を前に、権利を得るための買いが入った。

DEEP-5 書いてみよう(50字チャレンジ)

Q. 木曜日は日経平均が上がったのにTOPIXが下がり、金曜日は両方がほぼ同じだけ上がった。このちがいを50字くらいで説明してみよう。

解答例:「木曜は半導体など一部の値がさ株だけが上がり、金曜は銀行など多くの業種に買いが広がったから。」(約45字)──「一部だけ」と「広く全体」の対比が入っていればOK。
FINAL DIVE

木曜に開いた日経平均とTOPIXの差は、金曜にほとんど縮まらなかった。2本の線をグラフに重ねると、この1週間はどんな形に見える?

▶ 2本の線でわかる木曜の乖離かいり▶ 先週の予告は当たった?答え合わせ

データとグラフで読む、いちばん深いフロアです

STEP 3 ── じっせん

指数の構造 ── 値がさ株が開いた差と、広がった買い

最終フロア。2本の指数を重ねて描き、乖離かいりが生まれるしくみと、正解のない問いまで。学術・実務レベルの用語にはふりがなを付けています。

1分おさらい ── ここまでの結論 営業日は24日・25日の2日間のみ。週間で日経平均は+2.07%、TOPIXは+0.92%。差はほぼ木曜1日で生まれ(日経平均+0.76%、TOPIX-0.39%)、金曜は両指数がほぼ同率(+1.30%と+1.31%)で上昇した。NT倍率は約15.89倍から約16.07倍へ上昇。ここからは、その裏にある計算構造と、先週の予告との答え合わせへ。
F-1週間チャート ── 先週末を100とした比較
日経平均TOPIX
1031019997 祝日で休場(9/21〜23) 乖離 約1.15pt (木曜に開き、金曜も維持) 102.1100.9 9/189/21休9/22休9/23休9/249/25

休場の3日間は前営業日と同じ値として描いています。木曜に日経平均は100.8、TOPIXは99.6と逆方向に動き、乖離かいりは約1.15ポイントに開きました。金曜は両指数がほぼ同じ率で上昇したため、差は縮まらないまま平行に上がり、週末は日経平均102.1、TOPIX100.9で終えています。今週の日経平均とTOPIXの成績差は、ほぼ木曜1日で生まれたことになります。

F-2仕組み ── 2つの指数の計算方法
なぜ「レンズ」で見え方が変わるのか
日経平均株価
株価平均型(225銘柄)
構成銘柄の株価を(調整のうえ)平均する。1株の値段が高い「値がさ株」の影響が大きい。木曜はアドバンテストとイビデンの2銘柄で434円を押し上げ、日経225の構成銘柄では値上がり96に対して値下がり129と逆転していたのに、指数は495円高となった。
TOPIX
時価総額加重型(プライム全銘柄ベース)
会社の規模(時価総額)で重みづけして平均する。市場全体のお金の動きに近い。木曜は値下がり838銘柄が値上がり674銘柄を上回り、33業種のうち上昇は12業種にとどまって-0.39%。金曜は値上がり1118銘柄・31業種上昇で+1.31%と、日経平均をわずかに上回った。

プロは両指数を見比べて、動きが一部に偏かたよっているのか市場全体に広がっているのかを診断しんだんする。今週は木曜が「偏った上げ」、金曜が「広がった上げ」の典型例で、1週間のうちに2つの型がそろって現れた。

F-3先週の予告は当たった? ── 答え合わせ

前回号(9/14〜9/18)では、「24日再開後の米中首脳会談の行方、22〜24日の米国債入札を受けた米長期金利の動き、そして金曜の高値6万5436円を上回れるか」に注目としていました。結果は、米中首脳会談は無難に終わり、25日の買い材料のひとつになりました。米長期金利は入札の期間中に上昇し、米10年債利回りは23日に5.112%、24日に5.210%と年初来の高さを連日で更新。この流れは日本の長期金利にも及び、24日には10年物国債の利回りが3.075%とおよそ30年ぶりの高さになりました。6万5436円については、24日に高値6万6249円11銭・終値6万5513円99銭と、再開初日に上回っています。

F-4考察問題 ── 正解のない問いへ

Q1今週、日経平均は+2.07%、TOPIXは+0.92%だった。この差のほとんどが木曜1日で生まれ、金曜にはほとんど縮まらなかった理由を、「値がさ株」「時価総額加重型」「値上がり銘柄数」という語を使って150字程度で説明せよ。

木曜はアドバンテスト・イビデンなど値がさ株が日経平均を大きく押し上げた一方、値上がり銘柄数は674と全体の4割台にとどまり、時価総額加重型のTOPIXは値下がりしたこと。金曜は値上がり銘柄数が1118と7割に広がり、両指数がほぼ同率(+1.30%と+1.31%)で上昇したため、木曜に開いた差がそのまま残ったこと──の2点が入っていれば合格。DEEP-2・F-1・F-2の内容を膨らませればよい。

Q2木曜は長期金利が約30年ぶりの高さになったのに保険業が下落率3位となり、金曜は同じ金利上昇が銀行株の買いにつながった。同じ材料への反応が1日で変わったことから、何が言えるか、根拠とともに述べよ(正解はない)。

材料①:木曜の東京市場は、連休中の米ハイテク株高への連動という別の材料が強く、金利は業種を選ぶ材料として使われなかった。材料②:金曜は米中首脳会談の無事な通過、配当の権利取り、周辺アジア市場の休場といった材料が重なり、買いが広がる中で金利上昇が銀行の利ざや改善として評価された。材料③:同じニュースでも、その日にほかにどんな材料があるか、市場参加者がどこに注目しているかによって株価への効き方は変わる。「金利が上がれば銀行株が上がる」といった単純な公式に頼らず、毎日の反応を確かめる姿勢が大切。
F-5市場に単一の説明はない

本紙の「因果の鎖」も理解のための整理であり、実際の相場は無数の要因が同時に働いた結果だ。今週の連休中の先物高から木曜の半導体株主導の上昇、金曜の全面高までを一本の筋で語ることはできても、そこには米国の半導体株と長期金利の動き・日本の長期金利の上昇・米中首脳会談・配当の権利取り・周辺アジア市場の休場・為替の変動という要因が複雑に絡からみ合っており、事後じごにすらすべてを説明することはできない。「もっともらしい一つの物語」を疑うたがう姿勢そのものが、市場リテラシーの核心かくしんである。市場に単一の説明はない。

本紙は金融・経済の学習を目的とした教材であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
出典:TBL Advisory「日経平均の概況と投資戦略」2026年9月21日・22日・23日(休日版)・24日・25日の各号をもとに再構成。TOPIXの週間騰落率は各日の終値から算出。休場日(9/21〜23)は前営業日の終値と同じ値として扱っています。
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