CLOSING BELL ・ 2026.09.15
日経8円安、ソフトバンクGの353円高をアドテストが相殺
日経平均の概況
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
- 01
日経平均は8円89銭安の6万3484円10銭で小幅に3日続落。ソフトバンクグループの急反発と半導体株の下落が相殺しました。
- 02
TOPIXは21.05ポイント安ですが、東証プライムの値上がりは51%と過半数。指数を押し下げたのは石油・石炭と銀行です。
- 03
日中の値幅は1033円82銭。今週の日米の金融政策会合を前に、上下どちらにも決め手が出ていません。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
15日の東京市場で日経平均株価は小幅に3日続落し、終値は前営業日比8円89銭安の6万3484円10銭でした。TOPIXは21.05ポイント安の4037.16と反落し、下落率0.52%は日経平均の0.01%を大きく上回っています。東証グロース市場250指数は3.88ポイント高の789.20と続伸しました。東証プライムの売買高は18億8588万株、売買代金は7兆4384億円です。値上がり銘柄は51%、値下がり銘柄は44%です。日経平均採用225銘柄は値上がり67、値下がり157、変わらず1です。10年物国債の利回りは3.030%台まで上昇し、30年ぶりの高さとなりました。為替は16時時点で1ドル154円91銭と、前日16時の154円29銭から62銭の円安です。
値動きは一日を通して落ち着きませんでした。寄り付きは302円62銭安の6万3190円37銭で始まり、9時5分に6万3067円18銭まで売られたあと、前日までに売られていたソフトバンクグループやキオクシアホールディングスが買い戻され、11時26分には6万4101円ちょうどまで戻しています。後場は10年物国債の利回りの上昇と韓国株安が重しとなり、再びマイナス圏に沈みました。業種別では情報・通信業が2.07%高で首位、医薬品が1.12%高、サービス業が0.74%高と続き、下位は石油・石炭製品が2.24%安、銀行業が1.85%安、証券・商品先物取引業が1.60%安です。指数の寄与ではソフトバンクグループ1銘柄が353円99銭の押し上げ、これに対しアドバンテストが222円05銭の押し下げと、上下の綱引きがそのまま小幅安という結果になりました。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
前夜14日の米国市場は3指数がそろって下落し、ダウ平均は0.29%安の5万2421ドル20セント、S&P500は0.48%安の7619.98、ナスダック総合は0.55%安の2万6186.41で引けました。AI開発の減速を求める業界首脳の発言が半導体関連に売りを呼び、SOX指数は5.85%安の1万1131.28と急落した一方、クラウドやソフトウエア関連には資金が向かうという偏った下げ方でした。
今晩の主役は指標ではなく会合です。米連邦公開市場委員会は日本時間の今晩から2日間の日程に入り、結果発表とウォーシュFRB議長の記者会見は17日の未明になります。市場は0.25%の利上げをほぼ織り込んでおり、焦点は声明と会見がにじませる次の一手です。利上げを続ける姿勢が読み取れれば、5.02%まで上げてきた米10年物国債の利回りはさらに上値を試す余地が残ります。WTI先物が1バレル103ドル44セントと2.02%上昇し、北海ブレントも107ドル台で高止まりしていることも、物価の落ち着きを期待しにくくしています。日経平均先物の夜間取引は240円安の6万3080円で寄り付きました。
03
今後の投資戦略
朝の安値6万3067円18銭から昼前の高値6万4101円ちょうどまで、本日の値幅は1033円82銭ありました。終値の前日比は8円89銭ですから、1000円幅を往復して元の場所に戻った計算です。日経平均は5日移動平均線を1.24%、25日移動平均線を3.70%下回った位置にあり、戻りの上限として意識されたのが本日の高値6万4101円でした。ここで止められたのは、6万4000円台の前半に戻り待ちの売りが並んでいるからです。一方で下は、9月11日の安値6万3208円63銭と本日の安値6万3067円18銭が140円ほどの幅で重なりました。200日移動平均線は終値を6.71%下回る5万9500円近辺にあり、当面の下値として持ち出すには遠すぎます。
振れ幅が大きいのに終値が動かないのは、判断材料が出そろっていないことの裏返しです。その材料は明日から明後日に2つ出てきます。ひとつは17日未明のFOMCの結果、もうひとつは17日から18日の日銀金融政策決定会合です。どちらも利上げそのものは織り込まれており、動くとすればその先の含みのほうです。ですから、この2つを通過するまでは、本日の高値6万4101円を上抜けた場面を買い場とは見なさないほうがよいと考えます。逆に6万3067円18銭を終値で割り込んだ日は、1000円幅の下限が破れたことになりますので、持ち高を軽くする合図として扱います。10年物国債の利回りが3.0%台に乗った日に銀行業が1.85%安というねじれも、金利上昇を素直に喜べない地合いを示します。明日の朝いちばんに見るのは、7月の機械受注と8月の貿易統計が出る8時50分の反応で、ここで6万3067円18銭を下回らずに始まれば、本日の振れ幅は下ではなく上に抜ける公算が大きくなります。
- 1
朝の安値6万3067円18銭から昼前の高値6万4101円ちょうどまで、本日の値幅は1033円82銭ありました。
- 2
振れ幅が大きいのに終値が動かないのは、判断材料が出そろっていないことの裏返しです。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
TBL AI INVESTMENT COMMUNITY
分析を、毎日の判断につなげる。
日経225、米国個別株オプション、先物デイトレとAI分析ツールを体系的に学べます。
上げ・下げ・停滞。
どんな相場でも利益を狙う。
- 日経225+米国個別株オプションまで完全網羅した日本一の講座
- ボラティリティ予測AIで複雑な戦略立案を大幅に効率化
- 先物デイトレ(週1・ジョン直接指導)とAI分析ツールも込み
主宰・ジョン シュウギョウ | TBL AI投資コミュニティ

