OPENING BELL ・ 2026.09.16
夜間先物170円高で反発発進か、FOMC控え上値重く
日経平均の見通し
3 POINTS
まず、ここだけ押さえる
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夜間先物は63,490円。前日比は+170円です。
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14日にSOX指数が5.85%急落した直後の値動きですので、AI開発の減速をめぐる警戒がいったん半導体から離れたと読めます。
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2026年9月16日の東京株式市場は、買い戻しが先行して始まりそうです。
数字だけを、先に確認
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市場の見通し
2026年9月16日の東京株式市場は、買い戻しが先行して始まりそうです。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月限は、日中清算値比170円高の6万3490円で取引を終えました。シカゴ日経平均先物の円建て清算値も、大阪の日中清算値比85円高の6万3405円です。15日の日経平均株価は8円89銭安の6万3484円10銭でしたので、夜間の先物はほぼ同じ値段のまま朝を迎えた形になります。前日の米国市場は主要3指数が続落しましたが、SOX指数だけは44.26ポイント高の1万1175.54と小反発しました。11日からの3日間で1700円あまり下げた反動もあり、本日の想定レンジは6万3000円から6万4000円とみています。
本日いちばん重いのは、日米で同時に進む長期金利の上昇です。米10年物国債の利回りは0.019%上昇の5.006%で終え、一時は2007年以来19年ぶりの水準まで上げました。国内の10年物国債の利回りも0.050%上昇の3.035%と、1996年9月以来およそ30年ぶりの高さにあります。株式の割高感を測る物差しが日米そろって切り上がっている状態ですので、買い戻しが入っても上値は追いにくいところです。為替は15日の東京市場の朝が1ドル154円35銭、けさは155円15銭前後で、80銭の円安です。ユーロ円も178円24銭から179円01銭へ77銭の円安となりました。ただし、これで輸出関連が素直に買われる地合いかというと、そうとも言えません。円が売られている理由が日米の金利差の拡大というより米国側の金利上昇そのものにあり、その金利上昇が同時に株式を圧迫しているからです。
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原油高と5%の長期金利が3指数を押し下げ、半導体だけが踏みとどまりました
15日の米国市場で、ダウ工業株30種平均は前営業日比328ドル09セント安の5万2093ドル11セントと続落しました。S&P500は34.25ポイント安の7585.73、ナスダック総合指数は204.84ポイント安の2万5981.57です。一時は545ドル安まで下げる場面もありました。売りの出どころは原油です。サウジアラビアが紅海側の主要積み出し港であるヤンブーからの原油積み出しを停止したと伝わり、WTI先物は4.44ドル高の1バレル105ドル83銭と4.38%上げました。リビアの油田が生産停止に向かうとの警告も重なっています。インフレの長期化観測から米10年物国債の利回りは一時5%台に乗り、5.006%で引けました。同じ日の20年債の入札では最高落札利回りが5.420%と発行日前利回りの5.400%を上回り、需要の弱さも金利上昇を後押しした形です。
3指数がそろって下げたなかで、半導体だけは別の動きでした。SOX指数は44.26ポイント高の1万1175.54と小幅ながら反発し、AMDが2.19%高の504ドル20セント、エヌビディアが0.57%高の212ドル17セントです。一方でマイクロソフトは1.64%安、アマゾン・ドット・コムは2.02%安と、大型のソフトウエアやクラウドが売られました。14日にSOX指数が5.85%急落した直後の値動きですので、AI開発の減速をめぐる警戒がいったん半導体から離れたと読めます。日本株ADRの円換算終値も同じ方向で、東京エレクトロンは5万645円と東証終値比0.01%安にとどまり、三井住友フィナンシャルグループが1.18%高の6923円、信越化学工業が1.16%高の5759円と、金利上昇の恩恵を受ける側と好決算を出した銘柄が買われています。ソフトバンクグループは0.73%安の6233円です。東京市場の寄り付きは、この選別をなぞる形になりそうです。
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本日の投資戦略
7月の機械受注は、市場予想が前月比1.0%の減少です。前月の9.7%増から一転する見込みで、この数字が出るのは8時50分、寄り付きの10分前になります。同じ時刻に8月の貿易統計も公表され、こちらは1兆544億円の赤字が予想されています。前月の6383億円の赤字から倍近くへ膨らむ見込みで、原油が1バレル105ドル台へ上げた局面ですから、赤字幅が予想を超えれば輸入コストの増加が改めて意識されます。機械受注は設備投資の先行指標として電機や機械の株価に効きますので、寄り付き直後の値動きは、この2本の数字に引っ張られる場面が出そうです。
短期金融市場が織り込むFOMCでの利上げ確率は、90%を超えています。政策金利の誘導目標は上限が3.75%から4.0%へ、下限が3.5%から3.75%へ引き上げられる予想で、結果が判明するのは明日17日の午前3時です。ウォーシュFRB議長にとっては就任後初めての利上げになります。ただ、市場の関心はすでにその先へ移っています。今回の利上げが年内もう1回を見据えたものなのか、それとも柔軟性を残す一度きりのものなのか。その答えは声明と同時に公表される政策金利見通しの分布図と、午前3時30分から始まる議長の記者会見で示されます。国内も構図は同じです。17日から18日の日銀金融政策決定会合では利上げが確実視され、短期金融市場では来年3月末までにさらに2回という織り込みまで始まっています。日米そろって、決定そのものではなく回数の見通しが値段を動かす局面です。本日の東京市場の売買は、この2つの会合をまたいで持つかどうかの判断に集約されます。
15日のローソク足は、上ヒゲの長い陽線でした。高値6万4101円まで買われながら終値は前日から8円89銭下げており、上値の重さがそのまま形に残っています。本日の想定レンジ6万3000円から6万4000円のうち、前日終値6万3484円10銭はちょうど真ん中です。上へ向かうなら5日移動平均線の6万4280円が最初の戻り売りの目安で、そこを抜けても25日移動平均線の6万5925円までは1600円以上あきます。下は6万3000円の節目で、割り込めば次の支えは9月14日の安値6万2726円18銭です。明日未明3時の政策金利が上限4.0%になること自体は驚きになりませんから、持ち高を決めるのはその30分後、会見で年内もう1回の利上げに含みが残るかどうかを聞いてからで間に合います。
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7月の機械受注は、市場予想が前月比1.0%の減少です。
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短期金融市場が織り込むFOMCでの利上げ確率は、90%を超えています。
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15日のローソク足は、上ヒゲの長い陽線でした。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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